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その29 何を隠そう、僕は〜日本が…いや世界中がコロナ禍に入るギリギリの時に手術を受けることができたラッキーボーイなのだ!

さてさて…

作戦の成果が出た結果なんだと喜んでご機嫌な僕は、病室へ戻った後も大人しくしている気持ちになれず…

「あの~車いすに座っていたいんですけどいいですか?」

安静にして(寝て)いるよりは、車いすに座っているほうが体を使う(回復が早い)んじゃないか?と思った僕は、そう看護師さんにお願いした。

ところが…

「えっ!手術が終わったばっかりだし…今の点滴が終わるまで(実際はもう一本あるから袋を入れ替えるとき)は安静にして(寝て)いたほうがいいですよ~!」

「そうですか…わかりました」

起き上がることができなくなった僕が、渋々横になっていると採刀医が病室へ来てくれた。

「今日はお疲れさまでした。手術室でもある程度お伝えしましたが、癌細胞はすべて取り除くことができましたし、患部周辺の皮膚を寄り合わせることができましたので、太ももからの皮膚移植は必要ありませんでした。明日の様子を見て、良ければ週末に退院です。退院後は首から上を濡らさないようにしてシャワーを浴びて良いですので…」

「え~もうシャワー浴びてもいいんですか!(やっぱり太ももの皮膚を採っていないから回復が早いな~)」

「退院後は次回の外来受診まで2~3日に一回は消毒を行ってください。生検後の時と方法は同じです」

「消毒ですね…わかりました」

前回は、しばらくの間は後頭部半分くらいの大きな絆創膏が貼られていたから、自分で消毒をすることはなかった。

たぶん、大きな絆創膏が貼られていなくても、移植した皮膚がきちんとつながるまでは、素人が当たったらダメだったんじゃないかと思う。

今回は、周辺の皮膚をより合わせているから僕でも消毒ができるくらいの状態なんだろう…(生検時に近い状態)

あっ!そうそう、突然話が変わるんだけど…ちょうど夕食前だったか…点滴の2本目が入るときベッドから起き上がって車いすに乗り移らせてもらったんだけど、その時に妹と姪っ子2人がお見舞いに来てくれた。(あの時マスクはしていたっけ?)

お見舞いに来てくれた姪っ子2人
お見舞いに来てくれた姪っ子2人

ちょうど、当時は新型コロナウイルス感染症が県内で流行し始めるギリギリな時期で、何とか面会の許可をもらえたわけなんだけど、もう少し入院時期が遅くなっていたら面会は難しかったかもって今思う。(もしかしたら、入院=手術自体も困難だったかも)

そういう点からも、病気を患ったことは良いことではないけど、僕は運が良く恵まれているな~

ー つづく ー


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!

読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。

できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

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