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第2回現役ドラフト、立浪竜は鈴木博志投手を放出し、ヤクルト梅野雄吾投手を獲得!!そして鈴木博志投手はオリックスに移籍へ

12月8日、第2回現役ドラフトが行われました。

これにより、移籍した選手は以下の通りになりました。

阪神 馬場皐輔投手  オリ 漆原大晟投手
→巨人へ       →阪神へ
広島 中村佑太投手  ロッテ 佐々木千隼投手
→西武へ       →横浜へ
横浜 櫻井周斗投手  SB 水谷瞬外野手
→楽天へ       →日ハムへ
巨人 北村拓巳内野手 楽天 内間拓馬投手
→ヤクルトへ     →広島へ
ヤク 梅野雄吾投手  西武 愛斗外野手
→中日へ       →ロッテへ
中日 鈴木博志投手  日ハム 長谷川威展投手
→オリックスへ    →ソフトバンクへ


我らが中日ドラゴンズは鈴木博志投手を放出し、ヤクルトの梅野雄吾投手を獲得!!
また、鈴木博志投手はオリックスへ移籍となりました。

鈴木博志投手とは?

生年月日 1997年3月22日(26歳)
出身地 静岡県掛川市
2017年ドラフト1位
右投右打
投手
来季推定年俸1250万円

今シーズン成績
9試合 防4.07 1勝2敗1H 5奪三振 投球回24回1/3
QS0回 WHIP1.44 K/BB0.42

通算成績
114試合 防4.91 7勝15敗15H18S 87奪三振
投球回139回1/3 WHIP1.54 K/BB1.24

鈴木博志投手は地元静岡県出身の社会人剛腕投手として2017年ドラフト1位で指名され鳴り物入りで入団。
1年目の2018年から即戦力リリーフとして起用され、
53試合 防4.41 4勝6敗12H4S 42奪三振 投球回49回
WHIP1.49 K/BB1.56

と荒削りながらも一軍で存在感を示しました。

2年目の2019年には当時の与田監督からクローザーに抜擢され、さらにメジャー屈指の剛腕クローザー、クレイグ・キンブレル投手の投球前のポーズを真似する等話題を呼び、春先から14セーブを挙げるも、あまりにも不安定すぎるピッチングが続きクローザーを剥奪されてしまいました。

以降はサイドスロー転向、オーバースローへ再転向、先発転向とスタイルを転々としましたが、一軍に定着できることがなく、さらに毎試合投げてみないと分からないムラっ気のあるピッチング、制球難と課題の克服に追われるシーズンが続いており、結果現役ドラフトでオリックスへ移籍となりました。


梅野雄吾投手とは?

生年月日 1999年1月13日(24歳)
出身地 佐賀県佐賀市
2016年ドラフト3位
右投右打
投手
来季推定年俸2800万円

今シーズン成績
5試合 防3.38 0勝0敗0H 4奪三振 投球回8回
WHIP1.63 K/BB1.00

通算成績
216試合 防3.94 14勝11敗74H4S 204奪三振
投球回217回 WHIP1.35 K/BB2.02

梅野雄吾投手は東京ヤクルトスワローズから2016年ドラフト3位で指名され入団。
高卒投手ながらも1年目、2年目に一軍で起用されると、3年目の2019年にストッパーとして一気に開花し
68試合 防3.72 2勝3敗28H4S 77奪三振 投球回67回2/3
WHIP1.18 K/BB3.08

とリリーフの柱となりました。

以降は4年目の2020年には42試合登板、6年目の2022年には41試合登板と一軍リリーフとして活躍しましたが、7年目となる今シーズンは僅か5試合登板に終わり、来季へ向け逆襲のシーズンになるかと予想されていましたが、結果まさかまさかの現役ドラフトでドラゴンズへ移籍となりました。

~感想~

去年の第1回現役ドラフトといえば阪神が獲得した大竹耕太郎投手、そして我らがドラゴンズが獲得した細川成也選手が今シーズン破竹の大活躍。それぞれの成績が、

大竹耕太郎(28)
21試合 防2.26 12勝2敗 82奪三振 投球回131回2/3
WHIP1.02 K/BB6.83


細川成也(25)
140試合 打率.253(518-131) 24本 78打点 OPS.780
得点圏打率.280 0盗塁 4失策

というように、まさに現役ドラフト二大巨頭選手としてその名を全国のプロ野球ファンへ轟かせました。

しかしながら破竹の大活躍を果たした2選手に対し、現役ドラフトで移籍するも今シーズンオフに戦力外通告となってしまったのが6選手(SB古川侑利投手、日ハム松岡洸希投手は育成契約)となっており、まさに現役ドラフトが最後のチャンスであるとも言えます。

現役ドラフトは選手にとって見れば選手生命をかけた一発逆転の大博打でもありますが、選手を保有する球団にとって見れば放出した選手が他球団で活躍するのを失態と見て当落線上の選手を出すのか、現状のチームでは出場機会はないが他球団では出場機会が増えるであろう選手を出し、他球団からの票を集め自球団の指名権を繰り上げるのか、まさに駆け引きが求められるものです。

そのため過程は非公開なので不明ですが、結果として第2回現役ドラフトは去年と同様に1巡指名で終了となり12人の選手がそれぞれ移籍となりました。

中でも2016年ドラフトで外れドラ1で5球団競合となったロッテの佐々木千隼投手2017年阪神ドラ1の馬場皐輔投手が現役ドラフトで移籍となりました。

ドラゴンズは2017年ドラ1の鈴木博志投手を放出。ドラ1投手かつ静岡県出身ということで放出は薄いと思っていましたが、まさかのオリックスへ移籍。
鈴木博志投手は課題が多い投手で試行錯誤していましたが、結局ドラゴンズでは芽が出ませんでした。

しかしオリックスへの移籍はファンから見ても僥倖。
オリックスは10年前までは今のドラゴンズと同じように長い低迷期に入っていましたが、チーム改革を着実に進めた結果NPBトップクラスの育成力を誇り、見事パ・リーグ3連覇を果たしています。

そのため、鈴木博志投手はなんとかオリックスの育成力で課題を克服し、結果を残して欲しいです。

一方でドラゴンズが獲得したのはまさかまさかのヤクルトの梅野雄吾投手!!
リリーフとして実績があり、さらにまだ24歳という若さ。何故現役ドラフトで出されたのか分からないレベルのリリーフ投手です。

梅野雄吾投手は2016年ドラフト組。ドラゴンズでは藤嶋健人投手と同世代の投手です。
その藤嶋健人投手は現在通算231試合登板ですが、梅野雄吾投手は通算216試合登板となっており、言ってしまえば藤嶋健人投手と同等の実績を持つリリーフを獲得できたと言えます。

そしてこの2016年ドラフトといえば何を隠そう去年現役ドラフトで獲得した細川成也選手も2016年ドラフト組なのです。

まさかの2年連続で2016年ドラフト指名の選手を獲得!!
ちなみにドラゴンズも2016年ドラフトでは柳裕也投手、京田陽太選手(横浜移籍)、藤嶋健人投手と当たりドラフトなので、ドラゴンズにとってはこの年のドラフトは幸運に恵まれています。

何はともあれ梅野雄吾投手、ドラゴンズにようこそ!!


ドラゴンズには細川成也選手という現役ドラフトで一気に覚醒した手本の選手がいます。
梅野雄吾投手も第二の細川成也選手のような活躍を期待しています!!



去年の現役ドラフトはこちら↓↓


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