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立浪竜、借金26で2023年ペナントレースを終える。堂上直倫選手、福田永将選手、大野奨太選手、谷元圭介投手の引退試合に涙…

10/3 中1-3巨 ●

~試合結果~

今シーズン最後の試合、先発は小笠原慎之介投手
開幕投手を務め、最後の試合も任され、名実共に将来のエースへと期待し飛躍し始めた竜の左腕。
また、この試合に勝てばドラゴンズの5位が確定する試合であるため、意気込む小笠原慎之介投手でしたが、初回から2死1、2塁のピンチを作ると大城卓三選手にタイムリー2ベースを浴びてしまい、先制を許してしまいました。

一方この試合は堂上直倫選手、福田永将選手、大野奨太選手、谷元圭介投手の4選手の引退試合。
そのため、堂上直倫選手は8番セカンド、福田永将選手は5番ファーストでスタメン出場となりました。

そのため、試合は2回裏、対するは巨人先発赤星優志投手から石川昂弥選手がヒットを放ち無死1塁の場面で福田永将選手が打席に立ちました。

そして赤星優志投手が投じた初球を代名詞の豪快なフルスイングで捉えましたが

結果はショートフライとなり、これが現役最後の打席となりました。

そして3回表、一旦ファーストの守備位置に行きますが、結果ベンチに下がり交代となり、福田永将選手のプロ野球生活はこれで幕を閉じました。

最後はビシエド選手と抱擁を交わしました。


また、3回裏、先頭打者は堂上直倫選手。

堂上直倫選手も福田永将選手と同様に赤星優志投手が投じた初球を捉えると、

なんと今季初安打となる2ベースヒットを放ちました!!

なお打線は無死2塁の絶好のチャンスだったのですが、後続が続かず無得点に終わりました。

なお5回裏には木下拓哉選手の四球から1死1塁の場面で堂上直倫選手の打席に回りましたが、結果は2球を捉えるも併殺打となり、またしても打線は無得点に終わりました。

また、小笠原慎之介投手も後半戦からは本調子とは言えないピッチングが続いており、今回も巨人打線に毎回ヒットを浴びてしまいましたが、それでも粘りのピッチングで初回以降は無失点に抑えるピッチングを披露!!

そして6回表2死走者なしの場面で小笠原慎之介投手は降板し、結果は5回2/3イニングを2失点という結果に終わりました。

その小笠原慎之介投手の2番手として、ついに谷元圭介投手が登板。

すると捕手も木下拓哉選手から大野奨太選手へと交代しました。

そして谷元圭介投手-大野奨太選手というバッテリーがついに実現、対する打者は吉川尚輝選手。

日ハム時代からのバッテリーによる阿吽の呼吸で追い込むと、6球目でレフトフライに打ち取りました。

これで谷元圭介投手のプロ野球生活は幕を閉じました。

そして6回裏、先頭打者として大野奨太選手が打席に立ちました。

そして赤星優志投手が投じた2球目を捉えましたが、

結果はセンターフライに終わり、これで大野奨太選手のプロ野球生活は幕を閉じました。

試合は7回表、3番手として勝野昌慶投手が登板すると、ピンチを作りながらも無失点に抑え、これで勝野昌慶投手はプロ入り初のシーズン50試合登板を達成しました。

そして8回表は怪物ルーキー松山晋也投手が登板。プロ野球生活を閉じる引退試合とは対極の存在である、プロ野球生活これからのルーキー投手。ここまで素晴らしいピッチングを繰り返してきた松山晋也投手でしたが、連打を浴び2死2、3塁のピンチを作ってしまうと、続く吉川尚輝選手にタイムリー内野安打を浴びてしまい失点を許してしまいました。

それでも相手の走塁死により3アウトとすると、続く8回裏、先頭打者の鵜飼航丞選手がヒットを放ち無死1塁の場面で堂上直倫選手が今日3回目の打席へ。

そして赤星優志投手が投じた初球を捉えると、

痛烈な打球はなんとレフトスタンド方向へ!!

かと思われましたが、左に切れてしまいファールとなりました

それでも赤星優志投手が投じた3球目を再び捉えると、

打球はサードを守る坂本勇人選手、同世代であり同じ2006年高校生ドラ1のライバル選手の方へ行き

坂本勇人選手のグラブを掠め

見事ヒットとなり、今季初のマルチ安打となりました!!

そして代走龍空選手へと交代となり、これで堂上直倫選手のプロ野球生活は幕を閉じました。

なお試合は続く石橋康太選手もヒットを放ち、無死満塁と絶好の大チャンスを作りましたが、続くは現在、最多安打争いで惜しくもリーグ2位に転落してしまい、今日ノーヒットの岡林勇希選手がリーグトップタイのヒットを放つことを期待されましたが、結果は最悪の併殺打…これで岡林勇希選手の2年連続最多安打は夢と散りました…

この併殺打の間に1点を返しましたが、続くカリステ選手が巨人のリリーフ、ルーキー船迫大雅投手の前に3球三振に抑えられ3アウトとなりました…

そして9回表は今シーズン途中加入の剛腕リリーフ助っ人のフェリス投手が巨人打線を捩じ伏せ無失点に抑えましたが、9回裏、巨人のリリーフ菊地大稀投手の前に細川成也選手がセンターフライ、石川昂弥選手がセンターフライ、そしてビシエド選手がライトフライに抑えられてしまい、ドラゴンズ2連敗となり、

これで2023年の中日ドラゴンズのペナントレースは借金26で終了しました。


なお、試合終了後は4選手の引退セレモニーが行われ、

また、最終戦のため、最後は立浪監督の挨拶でペナントレースの幕を閉じました。


~感想~

長かったペナントレースも143試合、全て終了となりました。
結果は、

56勝82敗5分 勝率.406 借金26


で終了となりました。
なお順位については現在5位、10月4日のヤクルトの最終戦の結果次第により、ヤクルトが勝てばドラゴンズ最下位、ヤクルトが負ければドラゴンズ5位で順位が決まります。

ドラゴンズとしては、この試合に勝てば5位で決まったのですが、結局負けてしまうあたり、やはり今のドラゴンズは弱い。本当に弱いチームであると最後の最後まで痛感させられました。

今のドラゴンズは弱いチームであることを首脳陣、選手は今シーズン十分理解してしまったことでしょう。

ですが、弱さ、悔しさ、敗北を糧にドラゴンズは強くなると私は信じています。
まずは選手はオフの取り組み、首脳陣は反省を活かし来季に向けてどうチームを作り直し、更なる改革をするのか現有戦力を底上げするのか期待しています。

また、立浪監督の挨拶でも、「今年のドラゴンズの成績と私への批判、不満、これをしっかりと受け止めて、秋から再出発します。」と言っていました。
借金26で来季続投はドラゴンズとしては前代未聞ですが、続投する以上はもう結果を出してもらうしかありません。


ここからはストーブリーグ。秋季キャンプ、ドラフト会議、FA補強やトレード補強。そして春季キャンプとなりますが、避けては通れない戦力外通告とチームが変わる時期にあります。

本当に来季に向けてしっかりと準備してもらいたいです。

一方引退試合。引退セレモニーは涙無くして見れませんでした…


※引退した4選手の通算成績はこちら↓↓

堂上直倫選手、福田永将選手、大野奨太選手、谷元圭介投手の最後の勇姿。そして引退セレモニーでは4選手の家族やゆかりのある方々が参列し、本当に4選手の歩んできたプロ野球人生の凄さ、そして周りから慕われ信頼されてきた人望の凄さを思い知りました。

中でも侍ジャパンでWBC世界一に導き、そして日ハム時代の恩師でもある栗山英樹監督が、つい先日チェコで野球の名誉大使として活動しているほど本当に忙しい中、大野奨太選手と谷元圭介投手へ最後の餞別として来ていただいたことは本当に頭が上がりません。

そして、実はこの引退試合では、今オフに横浜へトレード移籍した京田陽太選手、今シーズン中に日ハムへトレード移籍した郡司裕也選手と山本拓実投手、さらに日ハムの上沢直之投手、宮西尚生投手、加藤貴之投手、中島卓也選手もバンテリンに駆けつけていたので、本当に慕われていたのだと感じました。

また、堂上直倫選手と福田永将選手。プロ入りした時点で、私が中学生の頃から知る選手。そんな選手がついに引退してしまうのだと本当に涙が止まりません…

どうして打てないんだ、どうしてレギュラーになれないんだ、いつまで伸び悩んでいるんだ、どうしてチームを引っ張るべきなのにそんな体たらくなんだと、もう数えきれないほど、罵声のような批判をしてきましたし、そしてその分打ったら本当に嬉しかった選手でした。

良い時も駄目な時も全てのプレーを見てきたからこそ、もうここからは2人のプレーが本当に見れなくなると思うと、本当に涙が止まらなくなりました…

そんな選手が引退しました。それを見て残された選手は何を思うのか分かりませんが、おそらく引退した4選手の思い、意思をしっかりと引き継いだと思います。

龍空選手は大号泣していました。

これからのドラゴンズを託されたとして、来季に向けてしっかりと励んでもらいたいです。

中日ドラゴンズ、今シーズン本当にお疲れ様でした。


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