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理系女子大学院生の就活ログ

はじめに

こんにちは!25卒のyokoです。
就活を終え、修士2年になりました。
自分が見返すためにも頑張って就活をしていた夏までの取り組みを記録します。
いちサンプル例として見ていただけますと幸いです。

まず簡単な自己紹介をします。
ビジネス職志望の私立理系院生
・バイト: 書店・カフェ
・サークル: ○
・留学経験: ×
・長期インターン: ○

理系院卒のくせに技術系ではなくビジネス職を希望してました。
コンサルも志望していましたが、論理的思考が苦手なくせにあまり対策はしていませんでした。
が、その状態でもコンサルのインターンに複数通過できました。
何故通過できたのかも含め、ここから各月に何をしていたのか振り返ります。

結論:やってよかった・やらずに反省したこと

  • さっさと就活サイトに登録して招待URLで小遣い稼ぎ

  • 自己分析

  • 友人や教授など、人に相談含め頼りまくる(その分還元する)

  • 説明会に広く参加する

  • 各選考フローへの対策

    • 問題集、事前準備、志望度が低い企業での実践

  • 面接前の発声練習

  • 体調管理

この結論が出るまでの流れを時系列順に書き連ねていきます。



4月

当時の志望業界:
コンサル・SIer・エンタメ・デベロッパー・通信など

① 選抜コミュニティの存在を知り、就活サイトを見始める

コンサル志望のくせに選コミュの存在を4月になってから知り、絶望したのを覚えています。
研究室同期が就活に積極的で、この子のおかげでなんとか情報をキャッチアップできました。
この時はぼんやりコンサル良いな、でもヤバいのでは?という意識しかなかったので、とりあえず就活サイトに登録し始めました。

ここらへんは特に登録してて良かったサイトです。

goodfind:スキルを磨く講座やキャリアについて考える講座などが無料で受けられる。ベンチャー含めレベルの高いインターンが紹介されている
LabBase:理系学生向けのスカウトや説明会が豊富。規模感問わずかなりスカウトが来る
ビズリーチキャンパス:個別スカウトの受取りやOBOG訪問ができる
ワンキャリア、外資就活:過去のESや選考フロー、対策が確認できる
Openwork:実際の社員の口コミが見れる。働く際のイメージが持てる

特にLabBaseは初期は招待特典が双方3500円なのもあり、諸々早めに登録して知り合いを招待して2万くらいガッツリ稼いでました。就活で忙しくなるとバイトも難しくなる場合があるため、使えるものは使っていきましょう。

以下の招待リンクから各種就活サイトを登録すると、(私にも報酬は入りますが)皆さんに報酬が届きます。周りにいなかったら是非登録し、ご自身の招待URLでご友人を招待してみてください。

  • 外資就活:2000円
    埋め込みが上手くできませんでした。こちらでリンク先に遷移します。

  • LabBase:3500円

  • ワンキャリア:2000円

② コンサル就活の難易度の高さを知る

これもコンサルやめとけよ…となる話ですが、goodfindなどで話を聞くまで、ケース面接の存在を知りませんでした。また、グループディスカッションの体験も行い、「コンサル、無理に目指す必要なくない?」と考えるようになります。基本的に打たれ弱いです。

おまけ:学校の授業について
学校の授業でビジネススクールで習うような内容のものを取っていました。
面接の逆質問に使える内容でもあり、自分のキャリアを考えるきっかけにもなったため非常にためになりました。
同じような授業が学校にあったら取ってみるのも良いと思います。


5月

① 説明会に沢山参加、同期を含むOBOGに相談

目標: 業界を知ろう!
「コンサルに魅力を感じるのは社員の説明が上手いからでは?」という疑い5割、食わず嫌いは良くないよね!の考え5割で、5月は説明会を沢山入れました。
また、修士1年ということで同期が23卒として働き始めていたので、お話を聞き回ってました。修士の人間は自分の環境をガンガン有効活用して行きましょう。
(詰め込みすぎて最後に体調崩しました。やりすぎには注意。)

ここで気にしていたのは、自分が気になる業界や企業以外も見るということです。
金融や商社、ベンチャー全般など目を向けてなかった業界や規模の企業の説明会を積極的に受けてました。

例えば、皆さんはコクヨが空間デザインをしているとご存知でしょうか?私は全く知らなくて、説明会に参加したことで印象がガラッと変わったことを覚えています。
このように、自分が知らないだけで興味があることをしている企業や、面白いと思える仕事に出会える機会となります。自分が思う以上に自分は世間知らずなので、自分のためにアンテナは広げておきましょう。活用していたのはLabBaseビズリーチキャンパスtype就活ワンキャリアです。

一方で、あらゆる業種について調べすぎることは時間の無駄にもなります。
後述する自己分析をしたうえで、「自分が知らないだけで自分が求めるものがあるか?」と考えながら興味を持てない・知らない企業や業界について調査するのをお勧めします。

② 自己分析をする

周りの話を聞くうちに、「私の場合ミーハー就活でコンサルの対策やり切るの無理じゃね?」となりました。
実際シンクタンク系のコンサルの事例を見ても全くときめかないな……と感じ、自分がわからなくなっていき就活モチベも下がっていきます。
そこで、コンサルを目指さない理由を作ろう!をモチベーションに関連する本を読み、自己分析をしっかりと行いました。

読んだ本はこちら。

この本に記載されていたワークに取り組んだ結果、やりたいことがわかりました。
・業務改善
・人々の暮らしやすい空間や価値の提供

…コンサルじゃねえか!
ということで腹をくくる羽目に。とはいえ戦コンではないな、と安心したのを覚えてます。

言い訳探しのために始めたこの自己分析ですが、その後大変役に立ちました。面接でキャリア像を深掘りされまくった時など、スラスラとエピソード込みで話せるようになれたのはこの取り組みが大きかったです。
モチベ的にも、対策的にも、とりあえず自己分析は早めにやった方が良いです。

③ 教授に泣きつく

説明会に参加しまくる日々を送っていたため、当然研究は全く進みませんでした。
もともとコアタイムなどが無い自由な研究室ですが、怠惰な性格もあり、両立ができませんでした。限界を悟り、某戦コンの社員の方に「どう両立したか?」を質問したところ「教授に相談して、一時休止していた」と回答をもらいました。
この回答を受け、すぐに教授に「1ヶ月ほど研究をやめたい」と相談しました。
速攻面談を用意されそこで相談をしたところ、自分にとって大変都合の良い展開となるように教授が調整してくれました。
教授の方針にもよると思うのですが、両立に悩んだら軽くでも良いので相談した方が良いです。助言や調整をいただく可能性もありますし、それらがなくとも就活に目が回ってる状態だと理解されていることが大事だと思います。

④ エンカレで大当たりメンターと繋がる

皆さん(おそらく)ご存知!なエンカレ。進路相談できる同期はいるものの、コンサルあたりに入社した友人がいなかったため相談先を増やすために入会。
ここで紹介されたメンターさんが大当たりでした。コンサル・IT業界を見ていた方なので、相談しやすい上にこちらが理解しやすい話し方をされる方でした。
相談できるメンターがいない場合はエンカレが一番お手軽に獲得できる機会だと思います。
ただ、知り合いはエンカレはあまり役に立たなかった、と言ってました。同じ大学の人がメンターになるので、ここは正直自分の大学次第になってしまうかもしれません。

私はメンターさんに以下のことを主に相談してました。
・キャリアの選び方
・ES添削
・ケース面接・人物面接対策
・参加するインターン含め、キャリアについて

その他、ガクチカ1つでインターン一括エントリーできるものでとりあえず全部の企業に応募して面接してみたり、GDの練習講座などを始めました。本番前にこれらは慣れときましょう。

6月

当時の志望業界:
ビジネス/ITコンサルタント、SIer、SaaS、エンタメ、デベロッパー
「業務改善=ITのサービス提供」がやりたいことかも、となってSaaSが追加されました。

① Webテストで詰む

いよいよ様々な企業のサマーインターンの締切が増えます!
なんだかんだバタバタしていた4〜5月、やらなきゃと思いながらWebテスト対策をしてませんでした。
Webテスト、対策しないと普通に落ちます。
サマーを振り返ると、敗因はWebテストが多かったです。
参考書1周くらいじゃまぁ落とされます。(特にコンサル)
他の選考フローよりもやればやるだけ確実に通過率が上がるのがWebテストなので、皆さんは早めにやってくださいね。

② chatGPTに課金する

ES作成が佳境に入り、ChatGPTに課金をしました。
添削・評価・文章から感じられる要素の確認などを全部投げていました。
授業の小課題のアイデアをもらうこともできるため、あまり悩まずに課金しました。(当時4000円弱/月)

就活に関しては効率も大事になってくる部分だと思うので、行き詰まったらぜひchatGPTに投げてみましょう。
勿論、ある程度のESテンプレ文章は友人やメンターさんに確認してもらって固めるべきです。
ただ、その後は各企業用に調整した文章をchatGPTに投げてました。それの評価が良ければ大体通ってたため、精度は高いと思います。
※ある程度雑なプロンプトでも許されるのはGPT4.0版です

授業や研究でも大助かりなツールですが、メールやESの添削、自己分析の相談など、就活だけでもかなりchatGPTは役に立つと思います。今だとCopilotなどもあるので、是非調べてみてください。

③ GDでの立ち回りを覚える

感情型の人間なので、論理的思考!や構造化!みたいな講座を受けたりしていたものの、頭は論理的になりませんでした。
…が、蓋を開けてみたら何故か選考通過率が高かったです。
基本的に積極的に発言しつつ、ニコニコして喋れてない人に声かける、みたいな動き方をしていた記憶があります。
(論理的思考ができないなら他で役に立とう!という動機)

確かに論理的思考は良い提案をするために重要ですが、それ以外でもチームとしての優れた提案作りに貢献することはできます。
(思考は後から鍛えられるということで、チームワーク重視で評価される企業もあります。)
GDは個人技ではないことを念頭に、楽しんで議論をしてみてください。

余談ですが、文字打つの得意だし書記をやろう!と手を挙げ、書くのに夢中になって地蔵になったこともありました。みなさんもいろいろと試して合う役職を探してみてください。私は無職が一番やりやすかったです。

④ 志望度の高い企業の選考をすっぽかす

某企業の選考があり、10分前に諸々の準備を終え、あとはURLを開くのみの状態に。
「選考本番までに時間に余裕があるし、ちゃんと対策ノートを確認してから本番に挑もう!」
そう思って自作の対策ノートを確認していたところ、ふと時計を見たら選考開始から5分が過ぎていました。
大慌てで選考URLに繋げたものの、受付時刻を過ぎたため選考を受けることができず。
完璧に準備を整えた上で、PCの前に座っているにも関わらず、選考をすっぽかしました。
今はもう笑い話として消化していますが、当時は不貞寝してしばらく落ち込み続けました。皆さんは同じ目に遭わないように気をつけてくださいね。
私は対策として、選考会場の入室1分前にAlexaで通知を入れるようにしました。
(選考の5分前なのではなく、選考開始の瞬間から入室せよ、という企業もあるため)
Alexa、便利なので是非。


7月

目標: サマーインターン合格!
選考が大詰めになります。
7月になると企業によって選考フローのタイミングが多岐に渡り、ES、Webテスト、GD、面接が同じタイミングでやってきました。
Webテストは前述の通りボロカスでした。
GDや面接については論理的な思考ができない分、できることはやろうという意識がありました。

  • エピソードをすらすら話す練習

  • 結論ファーストの意識

    • 最低限質問に沿った回答をすることができる。

    • 色々と話した結果質問を忘れる、というやらかしをした

  • 意識的にゆっくり話す

  • 逆質問の用意

  • 面接前に発声練習

    • ボソボソ喋る、早口になる、といったことへの対応策

    • ルーティーン化し、緊張を和らげる要素となった

エピソードをすらすら話す練習は、録画面接がかなり役に立ってくれました。良い動画を作るために1時間以上同じ話を繰り返す、と言ったこともしていたのでその翌日などはよく舌が回りました。

逆質問はどの程度影響したかわかりませんが、基本的に選考の時間をオーバーしかける量を聞いてました。(3〜5問)
また、基本的にビジョンや社風はどの企業にも聞いていたはず。
例えば以下のようなことを聞いてました。

・ビジョンやカルチャーなど、今後変わるとしたら何が変わると思うか、逆に今後も変わらないと思うものはあるか
・御社の経営理念/ビジョン/カルチャーに魅力を感じたが、それを感じられたエピソードがあるか
・(他社はこうという話を聞いたが、)新卒の段階でどの時期からどの程度の裁量を与えられるのか

私は特にビジョンなどへの共感を軸に置いていたため聞いていた、という背景があります。自分の軸になり得る部分で具体的なエピソードが聞けるような質問を用意すると、頂いた回答を踏まえて自分自身の解像度を上げられると思います。

② 対面インターンに参加

某ベンチャーのインターンに参加。かなりハードな内容でしたが、社員さんにもメンバーにも恵まれて非常に楽しかったです。
早い段階で開催されるインターンは基本的に意識高く優秀な方が多いと思います。
ベンチャー/大手の括りでそれまで考えていましたが、新卒採用の実績がそれなりにあるところだったり、こちらに丁寧に向き合ってくれる企業なら会社の規模感関係なく未経験からでも地力をつけることができそう、と思い始めました。
また、地方から来た子が「前乗りしてディズニー行ってた!」と言ってたので、遠方のインターンに行く場合はそういう楽しみもあるかも。私は行きませんでした。

③ インターン選考がひと段落。本選考が若干始まる

インターンの選考が一通り終わりました!!解放された喜びでいっぱいです。
最終的な結果はざっくりこんな感じ。沢山合格を貰えてうれしかったですが、夏休みは消え、最後体力切れで体調を崩しました。
・IT ×4
・コンサルベンチャー ×1
・大手コンサル ×3
・ゲーム ×1

まとめ

インターンに参加したことで志望度が上がった企業を受け、最終的に大満足の結果で終えることができました。が、これはバックグラウンドと志望業界の相性が良かったことが大きいと思います。

就活、基本的にしんどいんですが、以下のような貴重な経験を積めるまたとない機会でもあります。

  • バックグランドが異なる学生やさまざまな経歴や年次の社会人の方と出会って、話ができる

  • 受験とは別方向で自分の力をぶつけることができる

  • 他人からFBされる機会が急増し、自分の強み弱みが明確になる

  • 就職先以外の企業や業界の仕事内容を知ることができる

私自身、就活を通して自分についての理解が深まり、自信をつけることが出来たと感じています。
さらに、頑張った分早期で内定ももらえるため、余裕をもって就活は終えられます。
早いうちは失敗をしてもあまり痛くないので、気楽に是非始めてみてください。
その時、このログが何かの役に立てば幸いです。

去年研究をサボっていた分、私は卒業できるように頑張ります……。


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