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妊娠生活:妊娠安定期は人生最後の夏休み感について

やりたいことリストの作成

「子供を産んだら自分の時間がなくなる」と悶々としていると時間だけがすぎてしまうので、とりあえず出産する前にしか出来ないことで、やりたいことリストを作ろう!ということでリストを作成しました。
大事なのは「やりたくないことはやらない」だと思います。
私は仕事柄、仕事の勉強をずっと続けてきました。
しかし勉強しないと技術的においていかれる…という強迫観念があり、嫌々やっていたところがありました。
なので子供が生まれるまでは「仕事の勉強」は一切しない、と割り切った時、結構気持ちが軽くなったことを覚えています(仕事にはやく復帰したいのとは別問題ですね)
主にやったことは以下です。
・現在の趣味に打ち込む
 →チームでやっているオンラインゲームの最高難易度レイド踏破、など
・(出産後も続けられそうな)新しい趣味の開拓
 →学生の頃にやっていた創作活動をまたはじめた
・夫と過ごす時間
 →旅行に行ったり、食事を楽しんだりする
・一人で過ごす時間を大切にする
 →カフェやランチで過ごす時間を写真などの記録に残して忘れないようにする
オタク丸出しな感じですね…。
まとめると、学生時代にやっていたが社会人になってやめてしまった創作活動が、心のどこかで諦めきれていなかったんですよね。
今やらなかったら、もう一生やらないだろうなと思い、ずっとやりたいと思っていたことをやろう!と決めました。
あと「創作活動をすること(絵や小説をかくこと)」はひとりでできる趣味なので、子供が産まれてからもマイペースに続けたい・続けられそうだな、と思ったからです。
現在の趣味でずっとやっていたオンラインゲームもチーム戦(8人)ということもあり、他の人と一緒に遊ぶ趣味は出産後に続けられないと感じたので、よりそう思ったのでした。
(仕事も会社に所属している以上チームプレイですしね)

人生最後の夏休みについて

安定期のことを「人生最後の夏休み」と表現したら夫と喧嘩になりました。
この後は地獄が待ってる、みたいな言い方しないで、と。
育児に対してネガティブなイメージが先行してしまう私には、この表現がぴったりなのですが…。
子供がいない状態で過ごせる最後の時間だから、というイメージを持っているのは私だけではないと思っています。
この時期に無理して海外旅行に行っただとか、無理をして○○したらトラブルになってしまっただとか...私は他人事とは思えませんでした。
マタ旅とか、世間のそういう情報もこのイメージを助長していると思うんですよね…。
私にはこの言葉のイメージの払拭は難しかったです。

何も手につかない日もあった

ホルモンバランスの関係か元々の性格か、出産に対する恐怖に取り憑かれてしまい、何も手につかずに寝て過ごす日もありました。
そんな日の夜、布団の中では自己嫌悪が凄かったです。
そんな時は「ここでやり切らなかったら出産後に絶対後悔する」「自分のことを嫌いになってしまう」と言い聞かせ、次の日には気持ちが切り替えられるよう、なんとか踏ん張っていました。

只々、ひとりになりたかった

夫と過ごす時間も大切でしたが、それ以上にひとりになりい、という気持ちが強かったです。
今はそんなことないのですが、この頃はとにかくひとりになりたくて仕方なかった。
本当にひとりの時間がなくなることが怖かったんだと思います。

結論:安定期を振り返って

安定期に入ってからは「やりたいことリスト」の消化に努めていました。
やはり「子供ができたら自分の時間がなくなる」ということが怖くて、そのことや出産のことを考えたくなくて、自分の世界に逃げていたのだと思います。
精神的にも不安定でしたが、やりたいことをやっている間は少しだけですが妊娠していることを忘れられたように思います。
妊娠発覚してから「私には未来がない」と立ち止まってしまっていたところがあったので「目的を決めてそこに向かってひたらすら走り続けること」が気が紛れて良かったんだと思います。

9ヶ月目に入った今、安定期の過ごし方を振り返って、多少の無茶はありましたが、自分なりの過ごし方としては良かったと思っています。
安定期って短いようで長いです。
妊娠のマイナートラブルも増えますし、体系も刻々と変化して戸惑いました。
不安な気持ちだけを抱えて、悶々と過ごすよりは断然良かったです。
また、やりたいことをやりきった感があって「これで悔いなく出産に挑めるかも」という気持ちに繋げることができたと思います(あくまで気持ちですが…)

この時期の過ごし方ですが、私は多少の無茶は有りだと思っています。
「妊婦 〇〇(やりたいこと)」で検索すると「母親になるんだからお腹の赤ちゃん優先で考えたら我慢すべきでは?」「そんなことして流産したらどうするの?」という書き込みを沢山目にしました。
※※※ 喫煙など医療的にはっきりNGと証明されている事柄や、テーマパークのアトラクションのように妊娠している方は駄目です、と明言されている行為を推奨している訳ではないです ※※※
ただ「混雑が予想されるから、お腹にぶつかる人がいるかも」「妊婦が居ると周りが気を使うので、迷惑を考えたら自重するべき」「やりたいことを優先して流産したときのことを考えなさい」みたいな書き込みを鵜呑みにして、なんでも我慢するのは違うな、と思いました。
匿名なこともありますが、こう言う人たちって妊婦のことを心配しているフリをしているだけで、極端に偏った浅い考えだったり、自分の心配(迷惑をかけられるかもしれないこと)しかしていないんですよね。
特にすぐ「流産」という言葉を持ち出す人って、本当に妊娠について知識があるのかすら疑問です。
妊娠中にその事柄について試したことないのに「妊婦=絶対安静」という無知なイメージしか持っていない人に、ぎゅうぎゅうに押さえつけられている気持ちになりました。
妊娠したことがある人なら、自分の体調について自分でよくわかると思います。
そして、一番相談すべきは病院の先生です。
やりたい事柄と、自分の体調と、病院の先生とよく相談して、事前準備をしっかりして行動すれば、妊娠中でもそこまで行動の幅を狭める必要はないと思うのです。
流石に妊娠中は健康な時とは違いますから、それなりの事前準備は必要です。
でも、自分のやりたいことだったら準備は出来ると思うのです。
混雑のピークを避けることが出来るのなら避ける、こまめに休憩を取れるスケジュールにする、夫や友人に付き添ってもらう、体調が悪くなったと感じたらそこで諦めると決めて帰る…など。
最終的な決断は自己責任になりますが「妊婦だから」と、ネットや他人の言葉に惑わされて出来ることまで諦めてしまうのは勿体無いなーとすごく思ったのでした。

※この記事は妊娠9ヶ月目にはいってから、妊娠安定期の頃の日記を見返して書いています。

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