木下氏3分間マネジメント6回目完成1

無関心な相手の巻き込み方

仕事を進める中で、目の前にいる相手からPDCAの動きを邪魔されたり、時には妨害されたりすることもあります。でも、実はその相手は「コト」の大切さや、自分がやることを分かっていなかったり、あるいはどんな迷惑が及ぶのかを理解していなかったりするのかもしれません

自分事にするためのキラーワード

ノリコさん: 事業部Aの担当課長の松田さん。何度言っても、のらりくらりとかわすばかりで、調整が全然進みません。担当者を替えてもらうように事業部に申し入れしようと思うのですが。
キノシタ: ちょっと待って。それは最後の手段にしようよ!その人のことをもう少し詳しく教えて。

ノリコさんの話をまとめると、
・プロジェクトの担当者の要求をうけ、関連する事業部の松田課長にスケジュール短縮の依頼をしている。でも、松田課長は「検討しているが、まだ結論は出せない」という回答を繰り返すばかり。実は、この課題をまともに取り合わず、事業部A内に持ち帰って議論すらしていないことは分かっている。
・ノリコさんには、松田課長がなぜこのような重要なプロジェクトで無関心でいられるのか、その理由も、松田課長の動かし方も全く思いつかない。
・ノリコさんは、この件を早く片付けて、次の工程に入りたいと焦っている。

キノシタ:その松田課長は「逃げ場を探して逃げ込む」タイプなんだろうな。
ノリコさん:なんですか、それ?
キノシタ:おそらく、周囲の迷惑をあまり気にしない、というか、「コト」の重大さを気づいていないんだよ。何かを「する」理由ではなく、やらない理由を見つけて嵐が通り過ぎるのを待つタイプかな?
ノリコさん:そんなの論外です。これ以上ムダな時間を使いたくないし、そんな人はやっぱり外してもらいましょう!
キノシタ:まぁまぁ。そう焦らないで。そういうタイプの人には、自分事になってもらうのが一番良いんだよ。
ノリコさん: 無理ですよ!どうやって自分事にするんですか?良い方法あるなら、教えてください!

ところで、松田さん大丈夫ですか?

キノシタ: 例えば、会話の最後をその人に及ぶ影響で締めくくって、自分事にしてあげようよ。さしずめ最後は、「ところで、松田さん大丈夫ですか?」って、感じでね。
キノシタ:関係者が集まる定例会が終わった後にでも、「……大変残念ですが、それぞれのご事情ですからしょうがないですよね。参考情報ですが、担当役員の田中さんがとてもこの状況を危惧していて、松田さんの上司に『本当にできないのか直接理由を確認する』とおっしゃってました。話が大きくなりそうですので、気を付けてくださいね。大丈夫ですか?」とかね…。

ノリコさん:それは効きそうですね。まともに事業部内で話すらせずに先延ばししていたことが上司にばれるのは、さすがにマズいですもんね。。
キノシタ:担当役員が部長に問いただそうとしているのは決して嘘ではないのだから、強硬手段に出るより、本人にピンチが間近に迫っていることを丁寧に教えてあげた方が良いんだよ。こうして、自覚を促し、上手に巻き込んでいくのも一つのやり方ってことさ。
ノリコさん:なるほど。ちょっとやってみます。


まとめ

✔ 何かを「しない」ことにモチベーションを持っている無関心な相手に対して、個人を責めても問題は解決しない
✔ 自分の無関心が原因で、結果として自分自身が困る状況に陥ることを、親身に、リアルに伝えながら、逃げ道を「消す」ことが必要
✔ トラブル解決で大切なのは、相手のタイプを見極めたうえで、それに適応する仕組みを考え、冷静に行動すること

無関心な相手の攻略法をもっと知りたい方はこちら


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