D-OODAループ

D-OODA(ドゥーダ)ループを実践したらこうなった

先日、会社のサイトで「D-OODA(ドゥーダ)ループ」に関するコラムを公開しました。

コラムでも言及していますが、D-OODAループを簡単に言うと、日本で馴染んでいるPDCAサイクルとは違い、より機動性をもって判断と決断を繰り返すことができる米国海軍生まれのビジネス戦術です。

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この類のビジネス理論については、「わかるんだけど、実践できないんだよね」という方が多いと思います。たしかに、毎日コツコツ積み重ねてきた仕事の習慣を急に変えるのは難しいです。
そこで、当社は口先だけではなく、ちゃんと理論通りやっているんだぞ、ということを証明するために、実践例をお伝えします。

新入社員にリーダーを任せる会社

当社では、年に1回、お客さま、パートナーの方々をお招きして、講演会兼懇親会を開催。2019年は「これからのスポーツビジネス」を多角的に考察するテーマでスポーツ業界を代表する方々に講演していただきました。

イベントの企画・運営メンバーは、新入社員ほか若手を中心に構成。年功序列で画一的に仕事の範囲と責任が割り振られる会社から転職してきた私にとって、社歴や年齢、経験に関係なく、最年少社員でも責任ある仕事を任されている様子は新鮮でした。

会場(グランドハイアット東京)の手配、講演者や司会者との調整、プログラムの作成、スケジュール調整、スタッフの配置、食事やお土産の手配、案内状の送付…と何から何まで自分たちで考え、危なっかしいところもあるけれど、先輩や上司の助言を聞き、時々注意されたりしながら自走している姿をたくましいなぁ、と思いました。

大盛況の講演会

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「大筋の作戦」を咀嚼する

ここで一つ補足です。冒頭で「理論通りやってみた」と言いましたが、メンバーが「これはD-OODAループだ!」と意識していたわけではなく、後になって、「あれってD-OODAループの実践だったな」と気づいたのが本当のところです…。いつか、noteのネタにしようと温めておきました。

たくさんのプロジェクトを抱えたメンバーが、限られた時間の中で新たな取り組みにチャレンジする状況下では、瞬時に判断と決断を繰り返し、フォーメーションを組み立てるD-OODAループのやり方が必然的にハマったのだと思います。

また、その時・そのタスクを目の前に、自然とリーダーシップをとる人が現れ、自治が生まれる形は「ティール組織」にも通じるのかもしれません。

広い会場でのスタッフ配置に頭を悩ませながらも無事懇親会も完了

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簡単なマニュアルで「大筋の作戦」は抑えつつも、会場で状況を見ながら各自の役割をアレンジ

190301_【YPMC交流会】当日スケジュール(社内周知用)_ページ_10

私がD-OODAループの実践現場を観察する中で、「前例を参考にしつつも参考にしすぎない」、つまり、完コピではなく、「必要な部分だけ」取り入れるのがコツだと感じました。

D-OODAループの最上部には「大筋の作戦を示す」が位置していますが、「詳細すぎる指示・過保護なマニュアル」に慣れ過ぎてしまうと、「大筋の作戦」を自分で咀嚼し、方法を考えるのは難しくなります。

平準化されていることで効率的な部分もありますが、時流や人の嗜好、ワークスタイルが刻々と変化する中で、マニュアルの奴隷になっていては、機動性や新規性、判断力や主体性は生まれにくいのだな、と。

最近、エーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』という本を紹介してもらい、「自由」ってなんだろうと、ちょっと考てみました。
表向きでは個性を尊重すると言いつつも、それ以上に同調や空気を読む能力が重視され、業務の細分化・均質化によって効率性が追求されてきた管理社会の中で、「自由」の受け止め方はきっと異なります。
目的地にたどり着くまでのルートや手段を自分の頭で考え、判断・決断できる自由を「チャンス」としてとらえる人、「呪縛」ととらえる人、両タイプが混在するのだと思います。

失敗を責めるのではなく、部分的成功を認める

手前みそになりますが、山下PMCには、D-OODAループで仕事ができる人、自分で考え、試行錯誤しながらルートを開拓できる能力を備えた人がいます。

もちろん、いつも全てが円滑にいくわけではありません。でも、途中のプロセスを評価できる、挑戦の結果をすべて失敗と断定せず、「部分的成功」として認めてくれる風土があります。そこは当社のとても良いところです。

合理性に欠けた慣習、会議のための会議のための会議、長すぎる決裁ルート、他人のチャレンジを素直にサポートできない環境…。
もっと新しいことにチャレンジしたいのに古い体質やシステムが遮蔽物となってモヤモヤしている人はたくさんいると思います。

そういった方の中で、PM/CMという仕事、山下PMCという会社に関心を持たれたら、ぜひ、選択肢に入れてみてください。

もちろん、当社はまだまだ発展途上であり、全てが完璧というわけではなく、山下PMCらしい働き方改革を模索している際中です。でも、だからこそ、可変性と寛容性があります。

私たちは、D-OODAループで、一緒に仕事をする仲間を待っています。


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山下PMC 広報

山下PMCは、日本初のPM(プロジェクトマネジメント)/CM(コンストラクションマネジメント)専業会社。現在、総事業費3兆円以上の施設建築プロジェクトを担当。100名の一級建築士をはじめとする、建築のプロフェッショナル集団です。 https://www.ypmc.co.jp/

私たちのハイコンセプト・ハイタッチ

お客さまの「施設参謀」として建築プロジェクトのマネジメントを行う山下PMC。本マガジンでは、プロジェクトマネジャー一人ひとりの仕事への想いや、プライベートで夢中になっていること等をフラットに紹介します。
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