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Keep yourself alive in the revolution of DX!

はじめまして。山梨県立大学フューチャーセンター活動であります「Prisma(プリズマ)」及び、その活動拠点となります「Casa Prisma (カーサプリズマ)」のクリエイティブディレクターを拝命しております、桑嶋維(クワシマ ツナキ)でございます。どうぞよろしくお願い致します。 

さて、僕は職業柄、作品を説明すると言う事は決して致しません。ましてや、25年前にロンドン遊学中に学びました、言語を介さないコミュニケーション方法(=non verbal communication )での作品を制作している者としても尚更のことです。
その自分自身の掟を破ってでも、このカーサプリズマ(以下CP)を一刻も早く体感して頂きたいと思い、文字での紹介をする事にしました。
何回かに分けてお伝えさせて下さい。

先ず、このCPを設計するにあたり、山梨県立大学の佐藤理事より頂いたお題がございました。
それは「対話」でした。
意外な言葉に驚いたのを覚えています。

今やメール、ライン等でほぼ全ての事を済ます事が出来ます。プロポーズするカップルさえいます。

そんな御時世にも拘らず、対話とは、、と思いました。ましてや、「フューチャー」を考えなければならないのにとも、、、。

そこで、常日頃、講演会でも伝えております、コミュニケーション、コミュニティの現況を今一度見直しました。

話は少し飛びますが、僕は今のコミュニケーションやコミュニティを考えるのに、宇宙の仕組みを解くきっかけに使用されています「超弦理論」を引き合いに出します。
超簡単にご説明すると、この世は何次元もの次元で同時に人が存在しているが、自分が存在する次元以外に対しては、その存在にすら気付かないという内容が含まれてる理論です。
気付かないのは他人だけでありません。
たとえ「自分」であっても他次元の自分の存在は分かりません。

今や、年齢、性別、組織などで繋がることよりも、人は、自分たちの「趣味嗜好」で繋がってコミュニティを形成します。そう、「好き」で繋がってるのです。それらのコミュニティでのエンゲージ、つまり、コミュニティ内での人と人との繋がりが深く強くなっていくほど、排他的になっていきます。
何かに似てると思いませんか?
そうなんです、コミュニティが先程の「次元」を形成してしまうんです。

僕はこの原点を見直すことで、佐藤理事から頂きました「対話」の意味を理解し、気付きました。

次元が違う、次元が同じなのに、未だに存在すら気付かない次元達(=コミュニティ)が未来に向けて「対話」(=互いの存在を知る)」する事によって、より良い考えの交流や互いの団結により大きなチカラを持つ事ができ、転じては、1人や1つの次元(=コミュニティ)では解決できなかった問題をも解決できる可能性が高まります。
対話の重要性、そして対話をする機会の必要性が今後とても高まっていく事でしょう。
そして何よりもそれらを可能にさせる「場」の創出への欲求は絶対的になります。

僕たちは今、生活に必要なモノの全てがデジタルに移行するという、つまりは、2021年には50%の生活必需品が話し出すと言われているデジタルトランスフォーメーション(DX)革命と呼ばれる時代に生きており、それを押し進める原動力となる5Gという、今より100倍以上の通信速度で、どこにいようと全く遅延しないという通信方式が、なんと来年から始まります。

そんな革新的な未来が直ぐに訪れてしまうからこそ、また、そんな未来に、子どもたちに素晴らしい教育、生活、そして山梨を継承させてあげる為に、今こそ、「対話」が重要なんだと思います。

このCPでは、来たる未来を少しだけ早く体験ができ、そして、伝えたい、知りたいというモノ、コト、ヒトを速やかに体感していただける仕掛けを取り入れています。
360度を100インチ以上のプロジェクターで囲み、まだ知らないコト、モノ、ヒトの理解へ加速させ、また、プロジェクターにはインタラクティブ機能を採用し、ただ聞くだけではなく、その空間に参加する事ができます。

正に次元を超えて他次元の存在に触れられるのです。

どうか、皆さん、他次元に触れにお越し下さい。

きっと訪れる前とは違う自分、山梨、そして未来が見えることでしょう。

では、カーサプリズマでお待ちしております。

文責:桑嶋維

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