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訪日外国人消費動向調査 訪日外国人の消費動向 平成 27 年 年次報告書

訪日外国人消費動向調査 平成27年調査結果の概要

■ 平成27年 訪日外国人の旅行支出 176,167 円／人
■平成27年 訪日外国人旅行消費額 3兆4,771億円
■旅行消費の多い国・地域 ①中国 ②台湾 ③韓国
■ 訪日旅行に9割超が満足、「大変満足」が47.8％
■ 日本への再訪希望者9割超、「必ず来たい」が57.9％

１．訪日外国人の属性と旅行内容

■ 同行者は「家族・親戚」が（28.6％）と 最も多い。次いで「自分ひとり」（23.2％）、 「友人」（19.1％）、「夫婦･パートナー」 （14.3％）、「職場の同僚」（12.0％） の順となっている

■ 旅行手配方法では「旅行会社等が企画した団体ツアーに参加した（以下、団体ツアー参加）」が 25.6％、「往復航空（船舶）券と宿泊等がセットになった個人旅 行向けパッケージ商品を利用した（以下、 個人旅行パッケージ利用）」が 12.3％、 「往復航空（船舶）券や宿泊等を個別に 手配した（以下、個別手配）」が 62.1％ を占める

■ツアー商品や往復航空（船舶）券の申込方法では、「店頭（旅行会社や航空会社等）で申し込んだ（以下、店頭）」人の割合が全体の 40.3％、「ウェブサイトから申し込んだ（以下、ウェブサイト）」 人の割合が同 52.8％を占める

■ツアー商品や往復航空（船舶）券の手配の時期では出発の「1～2 か月前」が 42.6％と最も高い割合を占める

２．訪日外国人の旅行支出

■団体ツアーの購入者単価は 1 人当たり平均 149,276 円、個人旅行パッケージの購入者単価は 1 人当たり平均 137,300 円で あった

■日本滞在中に支出された旅行中支出は 1 人当たり平均 143,832 円であった。旅 行手配方法別では、団体ツアー参加者では 1 人当たり平均 108,911 円、個人旅行 パッケージ利用者では 1 人当たり平均 120,722 円、個別手配者では 1 人当たり 平均 163,844 円であった

■旅行前支出と旅行中支出を合算した旅行総支出は、1 人当たり平均 259,828 円であった

■来訪目的別に旅行中支出をみると、「観 光･レジャー」は 1 人当たり平均 134,521 円、「親族･知人訪問」は 1 人当たり平均 160,871 円、「業務（展示会･見本市／国際会議／企業ミーティング／研修／その他ビジネス）」は 1 人当たり平均 149,952 円などとなっている。なお、「観光・レジャー客」はパッケージツアー参加率が高いため、旅行中支出は「業務」などに比べ低い

■来訪目的別に旅行中消費額（パッケージツアー参加費に含まれる国内収入分を含 まない）を推計すると、「観光･レジャー」 目的が 1 兆 8,452 億円で全体の 64.6％を 占める。これに対し「業務」目的の旅行中消費額は 5,789 億円で、全体の 20.3％ を占める。

■旅行消費額の費目別構成比をみると、欧米やオーストラリアでは「宿泊料金」の 割合が 4 割前後と高い傾向がみられる. 中国では「買物代」が 57.1％と高い割合を占める

３．土産品の購入実態

■購入率（その費目を購入した人の割合）が最も高い費目は「菓子類」であり、65.0％ が購入している。次いで「その他食料品･飲料･酒･たばこ」の購入率が 58.8％と高い。 国籍･地域別では、「カメラ･ビデオカメラ･ 時計」や「電気製品」、「化粧品･香水」で中国の購入率が高い

■費目別の購入者単価（その費目を購入した人における当該費目の 1 人当たり平均支出）は、「カメラ･ビデオカメラ･時計」が 7.1 万円と最も高い。特に香港では 10.9 万円と、他の国籍･地域に比べて高い。

■来訪目的別では、購入率は観光･レジャー客の方が高い傾向がみられるが、購入者単価は業務客の方が高い傾向にある

４．満足度と再訪意向

■今回の訪日旅行全体の満足度は「大変満足」47.8％、「満足」44.8％である。

■最も満足した購入商品
最も満足した購入商品の割合を国籍･地域別にみると、韓国は「菓子類」（21.5％）、台湾、香港は「服･かばん･靴」（それぞれ 20.0％、32.9％）、中国は「化粧品・香水」（19.8％）、米国は「和服･民芸品」（24.5％）の割合が高い

■最も満足した飲食
「美味しい」が圧倒的に多いが、その他の理由では「寿司」や「魚料理」で「品質が良い （新鮮など）」の割合が高い。「小麦粉料理」では「珍しい・新しい」とする回答もみられた。

５．役に立った旅行情報源

■出発前に得た旅行情報源で役に立ったものは、「個人のブログ」（27.2％）、「旅行会社ホームページ」（18.1％）、「旅行ガイドブック」（17.6％）の順で多い

■日本滞在中に得た旅行情報源で役に立ったものでは「インターネット（スマートフォン）」の選択率が 56.4％と圧倒的に多い。次いで「インターネット（パソコン）」（22.1％）の選択率が高い

■日本滞在中にあると便利な情報では「無料 Wi-Fi」（53.3％）が最も多く、次いで「交通手段」（47.7％）、「飲食店」（33.2％）、 「宿泊施設」（27.0％）、「買物場所」（26.5％） をあげる回答が多い

６．日本滞在中の行動

■訪日前に期待していたことを複数回答で尋ねたところ、「日本食を食べること」 が 69.7％と最も多かった。次いで「ショッピング」（55.3％）、「自然･景勝地観光」（44.0％）、「繁華街の街歩き」 （39.0％）、「温泉入浴」（29.8％）の順で多い

■訪日前に最も期待していたことを単一回答で尋ねたところ、「日本食を食べること」（26.0％）、「ショッピング」 （17.0％）、「自然･景勝地観光」（14.9％）、 「温泉入浴」（8.2％）、「テーマパーク」（6.7％）の順となった。

■次回日本を訪れた時にしたいことでは、 「日本食を食べること」「ショッピング」 「自然･景勝地観光」「温泉入浴」「繁 華街の街歩き」の順で選択率が高い。

■今回の日本滞在中にしたことの満足度を尋ねた結果、「満足した」と回答した 人の割合は「日本のポップカルチャーを楽しむ」「日本の日常生活体験」（ともに 88.8％）、「日本の歴史･伝統文化体験」（86.7％）、「日本食を食べること」 （86.5％）の順で多かった

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