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業界にどっぷり浸かるだけではいけない

昨日、仕事終わりにTwitterを眺めていたら、サクちゃんさんのツイートが目に入ってきた。

「作り手のこだわりはお客さんには関係ない。自己満足で勝手にこだわっているだけ」くらいに思っていないと、たくさんの人に届かない。

そして、ちょうど今日、お昼休みにFacebookを眺めていたら、こんな記事を見つけた。

芸術が芸術だからって、勝手に評価されて保護される時代は終わった。だからこそ、なにをすべきかを考えなければならない。そのためには、いちど、オペラやクラシック音楽を愛する僕らがそうじゃない一般大衆の立場に立って、オペラやクラシック音楽の価値を疑うところからスタートしなくちゃいけない。

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同じような話を同期間に2度も見るときは、何かの予兆かなと思っている。

最所さんのこのツイート(↓)にもあるように、ライターの場合だったら「頑張って書いたから」とか、上の記事で書かれている「オペラは素晴らしいんだから残って当然なんだ」とか、業界独自あるあるはたくさんありそうだ。

ただし、そういう“ 作り手”からの目線をいかにフラットにして“受け手”に伝えるかは、すごくすごく、難しい。

だって、作り手は力を一杯込めてつくっているのだから、正直全部伝えたい。でも思いだけが強すぎるのは、受け手にとって苦痛でしかない。ネタバレをせずに旨みだけを抽出するのって、やった側は分かるけど、拡散って結構骨が折れる作業。シェアすればいい、ってもんでもない。

最初はフラットな視点を持っていたはずなのに、その業界にいると、その業界独自のルーティンができはじめる。そして、うまくいっていた流れを疑うことはしんどい。

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でも、上記で紹介した2人が言うように「作り手のこだわりはお客さんには関係ない。自己満足で勝手にこだわっているだけ」が本当に正しいはずなのだ。

制作期間が短く、拡散までなかなか手が回らないときこそ十分に考えて準備をしないといけないと思う。

伝えるだけで満足していないか?届ける相手がよろこぶことをいちばんに思っているか🤔 ? と。

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「拡散させる」とは、自分のキャズムを越えて、広く・多くの人に知ってもらうということだ。

自分の周りの人だけが知ってもらえればいいというのもあるけど(僕もそのタイプ)、いいものが出来たんだったら卑下することなく伝える準備をしなきゃいけないなと思った。その方法はまだまだ模索中で、できていないところの方が100倍多いけれども。

でも、“このままではいけない” という事実に確信を持てたので、よかった。

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【余談】最近いいなと思っているのは、最所さんがよくやっている「連投スレッドツイート」。タイムラインに何度も出るので、目をひきやすい。

…ということで、やってみた。ツイート埋め込みは、2回までしかできないらしい。そりゃ、そうだよね。

(Photo by Caleb George on Unsplash)

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