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成功事例は、あくまで参考書程度に考えたい

今、「知的生産の技術」という本を読んでいます。

その中で、「学校は親切に教えすぎている」という内容が書かれていて、なるほどと思いました。つまり、知識や方法を丁寧に教えすぎていて、教えてもらう人が方法を考えることができていないということ。

一方で、「知識は教えるけど、基礎的な知識の獲得の仕方はあまり教えてくれない」という話もありました。

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これ、ビジネス本についても、同じことがいえるなぁと思いました。

例えばAさんの成功事例(知識・方法)を丁寧に紹介していたとしても、成功にたどり着くまでの方法は各々あるはずで、ひとりひとり違うものなのだから、まるまるコピーすることはできなくて、各人が自分に合ったものを考える必要があるはず。でも、その成功事例を鵜呑みにして、それが「正」だと思い込んでしまう人がいるなと感じます。

でも、教えてもらった方法が、違っていたら?

そもそも、その方法はその人にしか当てはまらない可能性もあるはずで、自分とは全く違ったアプローチを取っていたとしたら?

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確かに、他人の成功事例を元につくるほうが早く目的地にたどり着けるかもしれないけど、あくまでそれはその人がうまくいった方法なのであって、自分の場合もうまくいくとは限りません。

ビジネス本というものは、あくまで自分なりの方法をつくる上での参考事例として考えるのがちょうど良くて、むしろ、基礎的な事柄をきちんと勉強する方がいいのだろうなぁと、その本を読みながら思いました。

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