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させていただきます症候群

最近、言葉遣いが気になっている。特に敬語。例えば講演イベントで、こんな風にしゃべる人結構いる。

〇〇を担当させていただいている、□□株式会社の△△と申します。今日は、◇◇について話させていただこうと思います。

誰に対してへりくだっているんだよーと、いつも思う。敬語は、できるだけ最低限で収める勇気が必要だ。

「担当させていただいている」は「担当している」で問題ないし、「話させていただきます」は「話します」でいい。誰を立てているの?誰に許可をもらったの?と思われるような、『〜させていただきます』が、かなり多い。

2014年の記事だけど、NHKの「解説委員会」でこんな解説がある。

▶ 視点・論点 「させていただきます症候群」

明鏡国語辞典には、「自分の行為が相手の許容の範囲にあるという、へりくだった遠慮がちな気持ちを表す。しばしば相手に配慮しながら、自分の一方的な行動や意向を伝えるのに使われる」とあります。「一方的な行動や意向を伝える」というところに問題がありそうです。「させていただきます症候群」とも呼ばれ、聞き手に違和感を与えるのは、どのような表現でしょうか。代表的な例を分類してみました。

1)すっきり話そうよ型
2)誰を立てているの?型
3)だれに許可をもらったの?型
4)自分勝手すぎるよ型
5)「さ」はいらないよ型

この記事は、最近の敬語の使い方について、丁寧に事例がいっぱいでていて分かりやすいので、★マークをつけて、年に何回か敬語の使い方がわからなくなったときに見てる。

もし知り合いでそういう発言をしている人がいたら、こっそりと「敬語の使い方ちがうよ」と言おうと思う。そのくらいからじわじわと始めようと思う。

もしかしたら、使い方として「〜させていただきます」がスタンダードになる時代が来るかもしれないけど、いずれにしても抗っていきたい所存。

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