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自分にフィットした自炊スタイルを見つけると毎日が楽になる(「料理名のない自炊入門」に寄せて)

Nサロンで、スープ作家の有賀薫さんと一緒に「家庭料理の新デザイン」ゼミを担当したのですが、今回は、料理家・ライターの山口祐加さんと一緒に「料理名のない自炊入門」という集中講座を担当します。

山口さんの意気込みはこちらから。

この企画、もともとは「週3レシピ」から派生した「自炊レッスン」から生まれたもの。「料理ができない」と思い込んでいた自分の問題意識からはじまったことが、だんだんといろんな人の共感を得て、どんどんパワーアップしていく、そんなうねりに関われていることがとってもうれしいです。

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いつになったら「料理ができる」と言っていい?

改めて「料理ができる」という言葉は、一人一人取り巻く状況が違っているはずのに、どんどんハードルが上がっているように感じます。

僕はかつて「料理ができる」について、こんなふうに考えていました。

栄養バランスを考えながら、自分が食べたいもの、季節の野菜を取り入れて料理をつくってくれる。とはいえ、手作り至上主義というわけでもなく、楽をするところは楽をする(買ってきたものをみんなで食べるとか)。あまった食材は、その時々でアレンジしてくれる。

今でこそ「料理ができる」と思えているのですが、当時は上記(↑)が「できる」のレベルだと思っていて、それに達しない自分は「できない」と判断していました。でも、週3レシピを通して実際に行動してみてわかったことは、「料理ができる」ってそこまでハードルが高くなくてもいいよねと自分で判断できたことでした。

つまり、「料理ができる」ということは、誰かに決めてもらうものではなく、自分で決めてもよいのだと実感できた瞬間から、難しいと思っていた料理に対して自由になれたように思うのです。

自分にとって「料理ができる」と言ってよいレベル感を言語化してみること、この自炊入門で時間を取ってやってみる予定です。ひとりひとり違うからこそ、自分で考えてみる時間が必要だと思っています。

自分にフィットした自炊スタイルを見つける

今回の自炊入門では、「料理やってみたいけど、何からはじめていいのかわからない」「何度かやったけれど、うまくいかなくてやめてしまった」という参加者が、料理の楽しさと面白さに気づき、自分にフィットした自炊スタイルを身に付けることがゴールです。

最近自分は家で自炊ができていないけれど、1ヶ月ブランクがあったとしてもできる気がするのは、山口さんが独自につくってくれた「料理の方程式」が何となくでも頭の中に入っているからだなと思います。

まるで算数の虫食い算のように、型は決まっているけど中身は自由に可変可能でアレンジができるところが面白くて、「一汁一菜」(今は具だくさんの味噌汁とご飯)という型でかなり満足しています。

生活スタイルやニーズに合わせ、無理のない食生活を応援します。自分が料理だと思ったものが料理でいい。楽しく食べるのが一番大事。そんなふうに料理に真正面から向き合う集中講座にしたいと思っています。

Nサロン集中講座「料理名のない自炊入門」を担当します!

知るよりも“行動”に移してみること

今、「ひふみラボ」で資産づくりの連載をしているのですが、勉強して知ることよりも、基礎を学んだ後は行動に移してみてから分からないところを学んでいく方が、効率がよいなと感じています。

もちろん「自炊」も同じです。

知るだけではだめで、実際に行動に移してみること。何度も挑戦してみること。食べることなんて他のことよりも回数が多いので、いろいろチャレンジできると思います(自炊入門でも最低4回はチャレンジできます)。料理づくりをやってみたことで、「自炊は週末でいいや」という人や「夜遅くても自分でつくる方がいい」と思う人もいるかもしれません。

自分も“かつて料理ができなかった人間”の一人として、当時を振り返りながら一緒に講座をつくっていきたいなと考えています。

・料理を始めたいけど、きっかけがない
・自炊をしたいけど、やり方がわからない
・レシピを見ないと料理ができない

上記に当てはまる人こそ、参加してほしい集中講座です。
興味を持った方は以下URLからどうぞ。

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クックパッドがつくる「たべドリ」というアプリについて

今回、企画に共感して場所を提供してくださったクックパッドさん。いただいたコメントがめちゃくちゃ素晴らしかったので、最後にぜひシェアさせてください。

クックパッドの想いのひとつが「料理のハードルを最小限に、つくる楽しさは最大限にしたい。それによって、料理する人を増やしたい!」です。山口祐加さんとお話して、料理を正解や不正解で考えるのではなく「自分にフィットしている料理を楽しむ」という捉え方に共感しました。

彼らは今『たべドリ』というアプリをつくっていて、そのアプリが「自炊入門」の思想ををそのままアプリ化していてびっくりしました!

安くて美味しい旬の食材をテーマに、覚えたことが繰り返し役立つ簡単な料理を動画で多数紹介しています。チャレンジするたびに上達を実感できるから、無理なく続く自炊習慣が身につきます。

レシピどおりにつくるだけではない応用スキルを身につけることで、料理をすることって楽しいよねという提案を、アプリを通してしているところが面白いです。

これからどんどんコンテンツをつくっていくそうで、すごく楽しみなアプリです。無料なので、ぜひダウンロードしてみてください(ちなみにiOSアプリのみで、Androidはまだだそうです……)。

たべドリチームの須藤さんが書いていたnoteもまた素晴らしいので、ぜひ開発するに至った話をぜひ読んで欲しいです。


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