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撮った写真と編集した写真で、どこまで印象が変わるのか。自分で「自分の好きな写真」をつくるまで

はじめて、Canon EOS 70Dを買ったのが、2015年の5月。ちょうどゴールデンウィークがはじまる前のセールのことでした。そのころからインタビューで写真を撮る機会がふえて、デジカメ(RICOH GR)で行くのってダサいかなと思っていたので、「えいやっ」と買ったのを今でも覚えています。

最初は、ずっと付属のレンズキットを使っていて。最初は重い重いと言っていたけど、だんだん風景や人を撮っていくうちに、重さよりも「きれい」を追い求めてシャッターを切ってきました。そろそろ、1年が経とうとしています。

そして、前からほしいほしいと言っていたフルサイズカメラ(70DはAPS-C)を今月買ってしまいました。それが、Canon 5D MarkⅡ。SIGMAのレンズ「35mm F1.4 DG HSM | Art」も合わせて購入して、金欠に泣きながら、週末に桜の写真を求めて撮りに出かけています。

これまで、仕事とプライベート含め、たくさんの写真を撮ってきました。ただ、撮ったままの写真では、なんだかな〜というものでも、Adobe Lightroomで編集(以下レタッチ)をすると、おっ、と思うものも多くなりました。

自分はデジタルしか経験したことがないんですが(フィルムは未経験)、撮ったときの「?」や「!」という感覚や、レタッチをしていく中で、自分なりのやり方を見つけていきました。レタッチする前とした後の写真を見比べながら、自分なりの「好きな写真のつくり方」について書こうと思います。

※ 写真の学校に通っていたわけではないので、あしからず、です。素敵な写真を撮っている人の写真を見ながら、見よう見まねでやってきたことなので、完全なる独学です。

【BEFORE】

【AFTER】

Canon EOS 5D Mark II  at 二子多摩川河川敷
35mm |ƒ2.8| 1/8000s | ISO 400

使った道具はこちら。撮影はRAWとjpgとで撮影し、レタッチはRAWで行っています。

・Canon 5D MarkⅡ
・SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art
・Adobe Lightroom
・VSCO Film 05

1. 写真に合ったフィルターを探す

自分は、VSCO(ヴィスコ、と読みます)という、Lightroomで使えるフィルターをベースにレタッチを進めています。ちなみに、iOS、Androidともにアプリ「VSCO Cam」があるので、スマホをメインで使う人だったらインストールする価値ありです。( VSCO Camは無料 / VSCO Filmは有料)

VSCO Film

フィルターはこんな感じ。ひとつ買うだけで、結構種類があるので、フィルターを変えるだけでもかなり楽しめると思います。(Instagramのフィルターを変える感じ)01〜07まで出ていますが、何がいいかは正直、その人個人だと思います。自分は【05】と【07】を持っています。

今回は、いろいろ試してみて、【Film 05】の「Vista 100 --」を使いました。


2. 色温度を調整する

フィルターを決めた後にやることは、色温度を決めること。

青くなったり、オレンジ色になったりするアレです。青みがかかった写真が好きな人であれば、色温度を下げてあげる。あったかみのある写真が好きなのであれば、色温度を上げてあげる。自分は青みがある写真が好きなので、色温度を下げています。

【4,950 → 4,533】


3. 細かい調整を調整する(露光量、コントラスト、シャドウ、明瞭度など)

調整する前は、すべての項目が0なので、これだけ変えていることが分かってもらえるかなと思います。ただ、ひとつずつ細かく直しているわけではなく、写真右上の「自動補正」で勝手に補正してもらってから、それぞれ微調整してます。

基本的に直している項目は、この5つ。あとは本当に微調整です。

・露光量(できるだけ明るく *今回は暗くしましたが…)
・コントラスト(できるだけ低く)
・シャドウ(できるだけ影ができないように)
・明瞭度(くっきりしすぎているものは「-」に。逆に見にくいものは「+」に)
・自然な彩度・彩度(プレビューで見ながら調整)

基本的に、トーンカーブは触らないです。


4. 「効果」で最終調整する

 VSCO Filmでフィルターをかけると、「粒子」というものが出てくるので、それを「0」にしています。(写真がざらざらするのが嫌いだから)

あとは、ピンポイントでの色温度調整。ブルーの淡さを出したいと思ったので、あえてブルーの彩度を下げて(ブルーさを弱く)、輝度も下げました(ブルーさを出す)。ここらへんは書いてもよくわからないと思うので、いろいろバーを動かして自分の感覚値として貯める方がいいと思います。うまく説明できない。

あとは、傾き調整をして、切り取りをして終わり!です。「強く見せたい部分は、ど真ん中に」がポイントです。


5. 書き出しをする

できた写真を保存します。自分は、いつもDropboxに保存(Proを契約してしまったので)。撮った写真とレタッチした写真は、それぞれ別のフォルダに格納しています。

撮ったRAWデータ(何もしていない撮ったまま(raw)のデータ)とjpgデータ(カメラの中で調整したデータ)は「upload」フォルダで、データの種類ごとに月別で分けています。いつ撮った写真なのかわからなくならないように。

レタッチしたデータは「edited」フォルダで、年別で分けています。

ここ最近、自分で撮った写真を褒めてもらえることがうれしくて。でも、これまでレタッチした写真しかアップしてこなかったので、どうやって自分が好きな写真をつくっているのか、あらためてまとめてみました。来週は、桜の写真を撮りに行ってきます!すごくたのしみ。。

今回撮影した写真は、自分のポートフォリオサイトでも公開しています。

TOKYO_2016
500px(@yriica)

それでは、よきレタッチライフを〜。

追記)ちなみに、Adobe Lightroomは、30日間無料体験できますし、PhotoshopとLightroom合わせて月額980円(税別)でできるので、オススメです。

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