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#cakesnotefes とnoteへ。好きな人たちに出会わせてくれてありがとう

6/29(金)、「cakes note フェス」の1日目に行ってきました。

「LOFT9」って書いてあったのに黄色い「LOFT」の方だと勘違いしてしまい、行き先を間違えたので少し参加が遅れてしまったけど、19時半ごろに着いたらすでに満員。熱量の高さを感じました。

(▲ 著名エンジニアたちが文章を書くことについて話している様子)

たまにイベントレポートを読むことがあるんですが、どれも「参加していないから熱量が伝わらない問題」ってあると思うんです。

面白かったイベントは、本当に面白い部分は行かないと分からないので、行かなかった人に分かる部分だけ切り出すと、ノウハウぐらいしかなくて「行ってよかったよ〜」ぐらいにしか伝えられないので、「行ってきた」系の記事を書くのってすごく苦手です。

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少し話は変わるんですが、自分が面白いなと思う記事の共通点って「その人の行動・感情の途中経過をできるだけ忠実に書くこと」ができていることだと思うんです。

ピース オブ ケイクのエンジニア・こんぴゅさんと昨日お話したときに、「実はnoteの平均文字数がすごく長くなっていて、今は800字ぐらいの長文コンテンツが増えているんです」と言っていました。その話を聞いて、事実だけを列挙するのではなく、事実に対して書き手がどう思ったのかを過程を端折らずに伝えようとしている人が増えている、ということなのかなと考えました。

だから今回は、自分がまずnoteについて感じていることについて書きながら、昨日イベントで聞いた話なども絡めて書いてみようかなと思います。

※ リアルタイムのイベントの様子を知りたい人は、Twitterのハッシュタグ「 #cakesnotefes 」を追うと、そのときに臨場感が伝わるかなと思います!

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あらためて、「note」で自分が書いてきたことを読み返してみました。

最初に書いたnoteは、2016年1月に書いた「刺さることばは、「見えないつながり」と「くすぶり」から生まれる」というもの。このときは、新しいサービスが出てきたから使ってみようというミーハー心からでした。

沸々としているくすぶりは、次なる爆発を生むための燃料なのだ、と。そこまで意図して話していたのかは分かりませんが、いつまでもくすぶり続けていきたいなと思いました。

自分自身、自分の言葉をインターネットにのせて遠くに飛ばせる媒体としてのブログプラットフォームが好きで、BloggerからTumblr、WordPressなど、日本発だったら、はてなブログやライブドアブログなど、わりといろんなブログサービスを使ってきました。ですがどれも長く続かなかったのは、毎回どういう見映えになるのか気になって編集画面とプレビュー画面を行き来して、結局書くことが億劫になってしまうという本末転倒なことが多かったからです。

そんなタイミングで、「WYSIWYG形式(What You See Is What You Get)」と呼ばれる、編集画面と公開記事の差異がない“見たまま書ける”ブログサービスの「Medium」がローンチされたとき、諸手を挙げて喜びました。見た目がほぼ一定なので、コンテンツに焦点が当たるぞと。これまで各ブログごとに散らばっていた良質なコンテンツが、「Medium」というプラットフォームに集まってくる過程はすごく面白いなぁと思いました。

現に、Google DesignDropbox DesignFacebook Deisgnなどのデザイン系のパブリケーション(noteで言うマガジン)から、SlackSketchのオフィシャルブログ化など、大手もMediumで更新しはじめていて、自分もそれに乗っかろうと思って、ちまちまとブログを書いていました。

その後、2014年にnoteがローンチしたとき、最初はMediumの日本版のサービスかなぁなんて思っていました。ただ、編集画面の動きはカクついていたし、写真もドラッグアンドドロップでアップできなかったし、Embedもできなかった、フォントもセリフ体しかなくて、全移行するにはちょっとハードルが高いなぁと思っていました。

でも、いつからだっただろうか。

自分の好きな人たちが、だんだんとnoteで書きはじめるようになってきました。2016年に自分が書いたnoteでは、こんなことを記録していました。

どうして、「note」を使いはじめたのか?

書く人の温度感が近い、これが一番大きい理由かもしれません。ぼくが今フォローしている人がその通りなんですが、尊敬している人だったり、書いている人の温度感がすごくすきな人たちがnoteを使っているんですよね。

「北欧、暮らしの道具店」の青木さんや、ほぼ日の篠田さん、サクちゃんさん、スイスイさん、プレスラボの小川さん、コピーライターの阿部さん、古賀さん、小野さん、バーテンダーの林さんなどなど、、地に足をつけて、前を向いているカッコイイ大人が書く場所、みたいなイメージが勝手にあるので(フォローしている人は)、noteで書いている人の雰囲気に合う人には合うだろうし、合わない人には合わないかなと思います。

一度Mediumで書いていたブログを、もう一度noteで書こうと思った一番大きな理由って、好きな人たちが集まっていたからでした。

好きな人たちが好きなサービスって、それだけで好きになってしまうものです。その間に、Medium Japanの撤退やMediumの編集画面の書きづらさが募り募って書かなくなってしまい、やっぱりnoteっていいな〜と思って、また戻って今に至ります。

cakes note フェスでは、そんな自分の好きな人たちが一堂に会していて、お会いできたのがとてもうれしかったです。

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noteのいちユーザーとして、他のブログサービスとは良い意味で異質な存在だなと、あらためて思っています。

例えば、他のプラットフォームでは「ブログを書く」と言っていたのに、noteではつい「noteを書く」と言ってしまうんです。別にどこで書こうが自分のコンテンツには変わらないのに、「noteに書いた方がいいよ」なんて勧めてしまうのも、noteが初めてです。

他にも、かつて自分の弱みについて書いたnoteがあって、この前尊敬している人とご飯に行ったときに「平野くんがああいう文章を書くのを見たの初めてかもしれない」と言ってくださいました。

必要なのは「弱さ」を見せることだった

そのとき(↑)も、イベントで感じたことを備忘録的に書いていたはずなのに、noteに書いていたらどんどん言葉と思いがあふれ出てしまったんです。プレーンでシンプルな編集画面なのに、どうしてか言葉がスルスルと出てくるんですよね。何とか見れるぐらいには編集してとりあえず公開したんですが、ちまちま嬉しい反応をもらえて、書いてよかったなぁと思えるnoteです。

noteというプラットフォームにいろんなものを詰め込んでみたら、誰かしらが “いいね” して後押ししてくれる。だからもうちょっと書いてみようと書き手側は思うし、運営側はそれを許してくれるし推奨してくれる。言葉には出さないけどお互いにリスペクトを持っているところが「note」というプラットフォームの素敵なところだなと感じます。

プラットフォームなのに人間味があるというか。あとは、アップデートしたときにはきちんとその内容とその意図を説明してくれるところも愛が深まります。

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自分は、こういう過程を経てnoteが大好きになったので、cakesとnoteのフェスをやるよ!というお知らせを知ったとき、「ぜひ参加します!」と申込みました。

フェスのコンテンツのひとつである「しいたけ.サロン」で、擬人化した「note」のオーラを言語化していて、その内容にすごく共感しました。

1)ひらめく知の黄色
人を集め、そこで商売や発表をしてもらうために、毎日が新しい実験であり、その実験を発表しようと考える

2)静かなる制限の水色
「何でもいい」というわけではない。自分なりの静かなる信念に沿って、ひらめく黄色を実行に持っていく

3)静かなる過激派の赤色
運営側に強固なマインドがあるが、参加者にそこに誘導しすぎない美学がある。つよい選手だけを引き抜かず、選手を育てようという気持ちが見える

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noteって一言でいうならばどう言うだろうなぁと考えていたんですが、「noteは自分と近い人と遠い人に同時に会えるのに好きにハズレがない場所」だと思いました。

というのも、最近の仕様の変更で、誰かの記事の最後に他の人のオススメ記事が出てくる仕様が加わり、好きな人の記事から新しい好きな人に出合える仕組みができて、この精度が結構いいんです。(結構同じ人の投稿が出てくるけどまあご愛敬です)

▶ 個別記事に、「他者のオススメ記事」をつける実験をはじめました

ここ最近、面白くて毎回読んでいる人(↓)をリストアップしてみました。

・コルク まほぴさん( @mhpokmt )
・CMディレクター 洞内さん ( @hirockyhorahora )
・レタッチャー 大谷さん ( @ret )
・わざわざ 平田さん ( @wazawazapan )
・あやにーさん ( @ayaniememo )
・松倉さん( @sbr )
・三輪もーにんぐさん ( @natsuki_miwa )

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イベント中、noteでしか見たことがなかった密かに会いたかった人や、「ほぼ日の塾」がきっかけで久しぶりに会った人にも会えました。これも、noteのおかげだし、 cakes note フェスのおかげでもあります。

好きな人たちに会わせてくれて、本当にありがとうございます!すごく楽しかったです。

#cakesnotefes

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