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先延ばし魔のささやきを聞こえなくするために

数々のTEDのスピーチを翻訳されている、青木さんのブログを読んでいたら、こんな記事に出会いました。

この記事で紹介されている教訓は、私たちの頭の中には誰しも「先延ばし魔」がいるということを認識するべき、ということ。少しだけ内容を紹介します。

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先延ばし魔の脳の中には、意志決定の舵を切る「理性的意志決定者」以外に、「すぐにご褒美が欲しいおサル」がいるのだといいます。

おサルはラク&楽しいことだけを気にかけているので、難しくて楽しくないことについて行動しはじめると、理性的意志決定者から舵を奪って進行方向を変えてしまいます。

おサルは、今の瞬間だけに生きています。過去の記憶も未来についての知識もなく、気にかけるのはただ2つ、ラクで楽しいことだけ。

基本的に、舵を切っているおサルは遊んでばかり。ただ、本当にギリギリのタイミングになると、守護天使である「パニック・モンスター」が眠りから目覚めて、おサルを脅して理性的意志決定者に舵を渡します。

ギリギリになると急にスイッチが入ってなんとかタスクを終える、という経験は、少なくないはずです。これはパニック・モンスターのおかげ。

講演者のTim Urbanさんは、最後にこう話します。

先延ばし屋でない人なんていないということです。みんな先延ばし屋なんです。私みたいにメチャクチャではないにしても。締め切りと健全な関係を保てているかもしれません。でも、おサルの問題が一番嫌らしいのは、締め切りがない時だということに気を付けてください。

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自分も、以前はかなりの先延ばし魔で、おサルの甘いささやきにずっと気をとられていました。ですが、そういえば最近そういうことが少なくなったように思うんです。

何を変えたのか。

それは、大タスクにおいてあらかじめ想定できる小タスクをすべてメモ帳に書き出して、それぞれに〆切りをつけたのがきっかけだったように思います。

・想定タスクをすべて書き出す
・それぞれのタスクに〆切りをつける
・ひたすらこなす
(・たまに進捗の振り返りをする )

自分は、全体像を掴めないままに仕事を進めるのが気持ち悪いなぁと感じる性格です。「やることがたくさんあるような気がする」がすごくモヤモヤしてしまうタイプ。

なので、めんどくさいながらも、大タスク完了に向けて何をやれば終わるのかをメモ帳にすべて書き出し、あと何が分かれば進められるのかもリストアップしてみるようにしてみました。

以下が、最近のメモ。業務に関わりそうなところを塗りつぶしてみたらだいたい消えてしまいました。

(▲ 最近はもっぱらiPadの「Noteshelf 2」というメモアプリでメモをとっています。Apple Pencilとの相性が最高です )

手っ取り早く書き出してみると全体像がわかるので、あと何が終われば大タスクが完了になるのかわかるし、自分だけでできないことは誰かに事前にお願いしておく時間も生まれます。

そのタスクには、それぞれ〆切りをつけること。そしてそのタスクはカレンダーに入れて、時間をブロックしまうこと。

年末に「1440分の使い方」という本を読んで、タスクアプリで仕事内容を管理するのは効率的ではないと分かり、タスクをすべてカレンダーに入れているんですが、かなり効果的です。使っているアプリは「Fantastical 2」というアプリです。

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人には必ず「先延ばし魔」がいるので、それを踏まえた上で、先延ばしをさせようとするおサルが出現する前に小さなタスクを終わらせるという、自分なりの「悪魔のささやきを聞こえなくするための方法」をまとめてみました。

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