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ごきげんで仕事ができますように

「自分がその仕事を楽しんでいるかどうかが、まず大事なんだ。だって、自分が楽しくない仕事なんてやる気出ないだろ?」

と、上司は半ば当たり前のように言った。

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仕事内容(やること)は、どんどん増えていく。でもそこで、辛そうな顔をして愚痴を言ったり、誰かにあたっていたりすると、周りの人たちは声には出さないけれど「この人はそういう人なのか…」と判断して、声をかけるのをやめてしまう。

これまでは自分は、自分の仕事に少しいらいらしていた。他の人よりも業務量が多い(はずな)のにどうして(報われないの)?と。だから、会社から少し孤立して、会社に所属しているのにほぼひとりで仕事をしているような気持ちでいたように思う。

上期のレビュー(振り返り?フィードバック?)のときに、上司はこう言った。「平野君は周りをよく見るタイプだけど、だからこそ自分の意思が弱い」と。下期は主体性を持つことが大事だね、とも。

「今はわりと求められているから自分のことを考えずに来れているようだけど、この先自分が何をやりたいのか考える時間をつくってみてもいいんじゃない?自分探しをしながらお金をもらえるなんて経験、普通はないんだからさ」

必要とされている状態(呼んでもらっている状態)って、他者の方に意識が向いているから、自分が楽しいかどうかとか主体性を持っているかどうかはあまり必要ない。

だから、長らく自分は「どんなことが楽しいか」とか「どんな人といるとテンションが上がるか」を考えてこなかった。

上司に言われたその一言がきっかけで、少し自分について振り返る時間をつくってみようと思った。

“自分が楽しい”と思って仕事ができているだろうか? と。

そう思って、意識だけでも今変えようと試みている。できるだけ面白そうなものには手を挙げてみよう。面白そうになる(納得いく)まで粘ってみよう。楽しそうな小話をしているときには少し入ってみよう。仲良くしたい人は積極的に自分から誘ってみよう、とか。

最近、なんとなくだけどつかめてきたことがある。それは、自分が楽しそうにしていないと、誰も楽しそうな話はもちかけてくれないということ。楽しいという感情は主観だから、楽しくなければ主体的に動けていないということ。

仕事量が増えることには変わりはないけど、それでも「話しかけてくださいね」みたいな雰囲気をつくっておくことは、いつか自分で楽しさをつくることにつながるのではないかと思うのだ。

誰か知らない人に向けて「今自分は楽しいんだぞ」と言い聞かせるような楽しさではなく、仕草や行動から楽しさがにじんでくるような、そんな仕事を主体性を持ってやっていきたいと、今ぼんやりと思っている。

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そんなことをぽつらぽつらと電車の中で考えていたら、前にEvernoteでそんなようなことを言っている記事をクリップしていた。

■ 面白さは、自発性から生まれる
https://note.mu/f30103/n/n7402c1b8d39b

楽しそうに仕事している人は自発的なのである。逆に言うと、仕事を楽しめていないと、自発的なアイデアが出てこない。自発性を求めらえると、恐らく苦しいのではないだろうか。楽しめる仕事とは、自発的になれそうな仕事である。その仕事に対し、「楽しめそう」という人たちが集まると、とてつもなく面白そうなものが出来上がり、想像以上の成果が生まれるに違いない。

■ オウンドメディアで仲間づくりの研究を!ヨッピー&「北欧、暮らしの道具店」青木耕平対談
https://kurashicom.jp/366

みんなが仲間になりたいと思うのは、「すごい人」か「楽しそうな人」であるのかなと思うので、まあ、すごい人になるのは簡単ではないですから、楽しそうにやっている感は出したいなと思います。

昔いいなと思ってクリップしていた記事は、再度読んでみると少し違った見え方ができて、だから収集癖はやめられないなぁと思う。

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2月に入って、一緒にがんばっていく新しいメンバーが2人入ってきた。これからやっと、チームで動いていくことになる。みんながごきげんで仕事ができますように。これからが楽しみ。

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