見出し画像

一粒で二度おいしかった話

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
8月も終わりですね。
一粒で二度おいしい、そんな出来事がありました。
よく行く飲食店の店長さんの優しさと、その優しさに気づいた子どもの成長を感じました、という話です。

昨晩、晩ご飯を外で食べました。
月に1度、多いときで2度、そんな頻度で食べに行く、そのお店をAとしましょう。
Aの店長は、常連さんには必ず「いつもありがとね」と言って見送り、初見さん、一見さんには「気をつけてね」と声をかける、そんな方です。

自分がAに行き、注文した料理を待っている時は、店に置いてある週刊少年マガジンを読んでいます。特にお目当てがあるわけでもなく、何となくパラパラめくっているだけではあるんですけどね。
子どもは週刊少年ジャンプを読みます。子どもはお気に入りの作品があり、食事の他にも、このジャンプを読むことも楽しみのひとつにしています。

さて、注文した料理が出され、食べ進めます。
うまい。
うまい。
箸が止まりません。
あっという間に食べてしまいます。そして、会計を済ませて、ふと子どもとジャンプの中の作品の話をしている時でした。

「ごめんね、今週マガジン買い忘れちゃってさ」

店長は、自分がマガジンを読んでいることを認知してくれていたのです。鳥肌が立ちました。
「いえ、お目当ての漫画があるわけでもないので。」と咄嗟に返答しました。

車に戻り、家へ帰る道中。
子どもにこの話をしました。
「いや~おれもそれ思ったんだよね。」
またも、鳥肌です。
店長が、父親が読んでいる雑誌を知ってくれていたことを、子どもも気づいていたのです。

1冊のマガジンで2度鳥肌が立った話。
いつも以上に安全運転で帰った自信があります。

読んでくれてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?