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どこにも居場所がないと思っていたわたしへ

いつもみんなが元気に笑っている世界とあなたの間には薄いベールのようなカーテンがかかっていて、映画のスクリーンを見ている感覚だったあなた。みんなの笑い声もどこか遠くの方から聞こえてくるようだったし、みんながしていることもどこか遠い世界で行われているようで、現実感を感じられずにいたね。

間違って誰かがあなたのところに来て、あなたがしていることについて「違う!」とか「何やってるの?!」と言われるんじゃないかとビクビクしていたね。誰かが声をかけてきたら、身体を硬直させて耳を塞いでいたね。あなたは自分の感情も感覚も蓋をしてしまっていたから、今ここにいる感覚がなくて、なんなら存在を消してしまいたいと思っていたね。

そんなあなたは、どこにも居場所を感じられなくて、「わたしはここに居ていいのかしら?」「わたしがここに居て、ごめんなさい!」と思っていたね。

私があなたに伝えたいこと。それは、居場所は自分で作っていくものなんだよ。

笑顔で明るく元気に「おはよ!」「元気?」と周りの人に声をかけたり、「わたし、これやるよー!!」と自分ができることを率先してやって、みんなと一緒にその場の空気感を作って、一員として楽しく過ごすことなんだ。

もちろん、最初の時は誰かが「ここにおいで!」と言ってくれたらホットするよね。それがあったら嬉しいね。そんな声がなかったら「わたし、ここに入っていいですか?」と聞いて、自ら輪の中に入っていけばいいの。

「ここに居ていいのかな?」とオドオドされてると周りの人も気を遣っちゃう。だからこそ、不安に思ったことは言葉に出してみんなに聞いてしまった方が、実は周りの人にとってもあなたにとってもスッキリして居心地良かったりするんだ。

そしてね。「あ、ここに居ていいんだ!」と受け入れられていることを感じたら、次はあなたが同じ思いをしている人に声をかけてあげられるとさらに良いね! そうやって世界中の人が自分の居場所に安心して居られるようになることが、わたしの願いなんだ。

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