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自分はアイドルには向いていないから、アイドルを武道館で見たい

当たり前のようにアイドルには向いていない自分。
これは見た目がどうとか、歌がどうとか、ダンスとか年齢とか、そういう話じゃない。
マインドとして、アイドルに向いていないだろうなと思う。

天下獲る 絶対に獲る
そう思わずして何故やれるんだ

チャンプロード/MOROHA

自分はアイドルには向いていない

もしも自分がアイドルだったとして。
同じ土俵でやるなら、1番になりたい。
自分がもしアイドルやるとしたら、誰かの圧倒的1番になりたいと思う。

もちろん売り上げも大事。ただ、お金に関しては人によって様々な事情があるので、どちらかというとファン1人ひとりの頭に占める割合とか、可処分時間の使い方とか、そういうところで圧倒的1番でありたくなるだろうなと思う。

他のグループに絶対負けたくない、チームとして強くなりたい自分と同時に、チーム内で強みやポジションが被っている子に負けたくない姿も想像できる。これはスポーツ脳。

今の時代、ファンだと思っていた人の思考におけるシェアとか時間をどこに使っているかが、SNSで見えてしまう。SNSで全てが見えるわけじゃないのに、見えてる部分が全てに思える罠。

かと言って、SNSをウォッチしないまま認知し続けることは難しいし、「SNSで反応しないなら推さない」みたいな層を切る勇気もない。

で、推し変とか自分を推してた人たちが他のアイドルを熱く語ってるところとかを見て、攻撃されたり炎上したりしなくても病む姿が想像できる。

だから、アイドルには向いていないと思う。


多分、ドルヲタにも向いていない

自分は人間として未熟だからそんな気持ちが生まれるだけで、アイドルとして今がんばっている人たちはそういう感情も乗り越えてきたんだと思う。
なんなら最初からそんな感情はもっていない可能性まである。

「でも、万が一。0.01%でもそう感じているアイドルがいたら」
この感覚は、ドルヲタをやるには余計すぎる。実際には存在するかすらわからない感情に共感してしまい、悲しくなったり心配したりしてしまう。


フィロソフィーのダンスの例

まずは個性がバラバラなこと。それぞれに実力や魅力があること。そして、安心して背骨や土台を任せられる主人公やリーダーがいる中、隣で別の輝きを放っていること。

そんな要素が満たされてはじめて「推す」という感覚になる。これはアニメでもゲームでもアイドルでも、自分の傾向として同じ。

最高のグループ、フィロソフィーのダンス。

今、安心してフィロのスを推せている理由。それは、圧倒的にバラバラの個性が輝いているように感じるから。
そして、日向ハルさんを推せているのもやっぱり、ビジュ最高で歌もめちゃくちゃ上手いのにタイプの全く違う奥津マリリさんがいるから。

もちろんあんぬも、ののちゃんもななこちゃんも最高に魅力的な部分がたくさんあるけど、それはフィロのスについての投稿するときに語ろう。


一方で、「自分がその立場だったら?」とも考えてしまう。
自分が同じグループのメンバーだったら、ハルさんや他のメンバーを意識しないと言い切れるだろうか。

例えばハルさんがステーキでマリリがチョコレートケーキだとして。どっちが美味しいとか比較できなくて、どっちも好き。
でも自分は欲張りだから、役割的にはパセリとかでもきっと、ステーキやチョコケーキに嫉妬しちゃう。未熟。

シーオンの例

シーオン!絶対後悔しないからワンマン来てね

推しが決めきれないシーオン。
初めて聴いた時、今までの路線でいくと屋台骨のしおんさんがいて、自分はあいかちゃんを推すパターンかなと思っていた。

本当の初めましての日、仕事から直行した岐阜

余談だけど、自分の中での愛佳ちゃんは分類として「ガツンと系」としている。日向ハルさんはもちろんそうだし、アイナ・ジ・エンドとか、Superfly越智さんとか、Aimerさんとか、リョクシャカ長屋さんとか好き。

閑話休題。シーオンと、今まで好きになったグループとの違いが2つ。(フィロのスの例で書いたのは「概念としてのリーダー」なので、役職としてのリーダーでないことなどはここでは割愛)

1つめは、そもそも楽器隊という完全に違う役割が視覚化されていること。相対的に、しおんさんとあいかちゃんは役割が近く見える。
2つめは、しおんさんの歌声の幅が広いこと。1曲の中でも歌い分けていて、ソロでやるならガツンと系も可愛い系もしっとり系もいける人に思える。


高校時代に1番仲良くしていた後輩は、同じポジションで、天才だった。
「いいライバル関係」「切磋琢磨して」って綺麗な言葉だけど、正直そんな綺麗な感情だった記憶はこれっぽっちもない。
めちゃくちゃ可愛がってたし、なんでも相談できるくらい仲良くしてたけど、同時に嫉妬とかプライドとかという表現に近い感情が確実にあった。

そんな未熟な自分を重ねてみると、「年下で才能があるあいかちゃん」とずっと一緒にやってきたしおんさんの凄さを痛感する。しかも、同じ土俵で勝負できる才能(本人は努力と言ってたけど)があるからなおさら!

これは、どちらが上だ下だとかどちらの方が上手だとかいう次元の話ではない。客観的に見て、自分の方が試合に先発していたし上回る部分があったとしても、年下の才能が気になってしまう弱さの話だ。

推すというよりは、尊敬という言葉がしっくりくる。
自分と同じような感情を抱いていないのだとしたら本当に人間として凄いなと思うし、逆にそう感じた瞬間があったのに乗り越えてきたのなら涙が出るくらいすごい。

もちろん、結成当初から一緒に歩いてきたとか、だからこそ一緒にメンバーの離脱や加入を経験してるとか、子どもの時から知ってるとか、だいぶ年下だとか、でも同じ立場の仲間だとか、2人にしか分からない色んな要素がある。

存在するか分からない感情を勝手に想像しちゃう、ドルヲタに向いてない自分、再び。


全員がボーカルなわけではないので、歌声以外の軸でも考えてみる。
評価の規準が定まっていないから、それぞれのいい所だけに目を向けることになる。いい所を伝えなきゃ!と特典会でそれぞれと喋ってもっと好きになる。

あみちゃんずっとニコニコしてて可愛い。キリッとした表情管理しても、すぐに笑っちゃって可愛い。表情で楽しい感情を伝えられる才能すごい。

かこちゃん美しさとカッコよさ両立させていて凄い。なのにふわふわワールドもっててずるい。Saxの音出した瞬間に惹き込まれるパワー凄い。

せいなちゃん、男子校生の理想の可愛いやっててビビる。沼にハマったらまじで抜け出せなくなる可愛さと楽器のコントラストすごい。

なるほど、全員応援しているのに推しが決まらないパターンもあるんだ…
そんでまた、歌や表現力のインパクトはもちろん特典会とかライブ中のレスとかであいかちゃん推しちゃう要素満載なんだよな…

1人、選べないんですけど…

結論、アイドルを武道館でみたい

自分がアイドルだったらという話に戻って。
自分のファンだと思ってた人が、他の子の特典会に並んでるのが気になる。
何人かに並んでる人が自分のところに来てないのも気になる。
特典会中気にしないようにしても、結局はチェキツイみて気になる。

そんなことをファンの自分が気にしても、毎回全員とチェキ撮れるわけじゃない。破産するし。

やっぱり自分はアイドルに向いていない。そんな自分をアイドルに重ねてしまうので、ドルヲタにも向いていない。

なので、圧倒的動員数で歌手としてライブとグッズで回せるようになってもらえるとありがたい。
少し寂しいけど、特典会なしの武道館ライブやってほしい。なんならドームまでいってほしい。

いや、いけるだろ。フィロのスも、シーオンも。
2024年、見つかる準備はできている。

右上!!!!

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