生命を科学する タンパク質をつくるとは ~酵母が生きるって~
朝活で論文読み始めました…
理系の修士の皆様は、論文をガンガン読みなよ!と言われていると思うし、読んだ方が良いとは思うけど、なかなか動けない! そんなあなたに寄り添いたい。 ということで、きっかけづくりに”みんなでちょっとだけ論文サーベイ”する朝活を始めました。
今週出てきた1本目はコレ!
生きるために必要なたんぱく質を作る命令はどうやってるの? (in 酵母)
ざっくっというとこんな感じのタイトルの論文です。
雑誌 FEMS Yeast Research
著者 Duygu さんら
所属 ケンブリッジ大学 @イギリス
出版 2019年
登場生物 Saccharomyces cerevisiae (パン酵母)
実験室酵母 BY4741 がお父さんで、彼が持っているHsp82タンパクにGFPのタグをつけた子
その研究では、何を見たかった?
<この部分はイントロの最終パラグラフに書いてます>
生物が生きる上(この場合酵母)で彼らが考える分子ネットワーク内で完結できる条件において…
(1)タンパク質代謝のプロセス、タンパク質の折り畳みや細胞内の局在、未分化のタンパク質応答はどうなのか?
(2)遺伝子発現(転写から翻訳まで)がどうなっているか?
(3)その時の細胞周期はどうか?
(4)小分子代謝はどうなってるか?
を研究した…むつかしい単語が(笑)
まぁ。 (1)~(4)のが分かる遺伝子についてタンパク質になる命令はどのように行われているか? どんな時(ざっくりいうと何歳のとき?)に命令してる? 何が命令してる? タンパク質が実際に働くときには何かくっついてる?
というのをトポロジー的特性を解析する。 (笑)
それぞれどのようにつながっているかを見るってことだね。
何が分かった?
<この部分はディスカッションのまとめ部分にあります>
たんぱく質の発現制御に関係する因子は数が少ない事が判明した!
普通にストレスを感じることなく生活しているうえでは、特別にタンパク質をつくるときには「制御しよー!」という因子は動いていないくって…タンパク質がつくられた後に制御を受けているみたい。
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