はてブロかnoteか、技術者はどこで技術ブログを書くと幸せになれる?

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技術者とブログ

最近noteを使い始める技術者の人たちが増えてきている気がします。
なので今回は、技術ブログを書くときにnoteは使いやすいのか、はてブロとどう違うのかという話を書こうと思います。(ここでいう「技術者」は特に「記事内にコードを貼り付ける系のブログ書く人」程度の感じを想定しています)

自分もnoteで「WEEKLY人工無脳」という人工知能・データサイエンスに関する最新の話題を要約・解説するブログをnoteはてブロの両方で書いてきました。

コードの貼り付けはしてないので自分の中では「技術系ブログ」ではないのですが、世間一般には「技術系ブログ」にカテゴライズされているようです。

技術ブログといえば、他にも「Medium」という選択肢もありますが、Mediumは昔、日本語URLが死ぬほど冗長なURLに変換されることが不可避だったので当時は即候補から外れました。SNSでシェアするときの見た目が悪すぎる問題です。ただし、最近改めてぐぐってみるとURLを短縮する方法は普通にあるのですね。情弱でした。一昔前は「技術ブログはMediumで書くのがイケてる」という雰囲気があったと思いますが今はそんな雰囲気はもうないかなという印象です…(たぶん)。
そんなわけで、今回は特にnoteとはてブロの比較を中心に書きたいと思います。

ちなみに自分のブログ執筆スタイル

自分がブログ書くときは、下書きとしてローカルのテキストファイルをmarkdown形式で書き(エディターはTyporaがめちゃお気に入り)、最終的にブログサイトにコピペして見た目を整えて公開します。おそらく多くの人も同じようなスタイルかと思います。

ブログサイト(ブラウザ上)に直接テキストを書いて、リアルタイムにレンダリング表示を確認しながら書くというスタイルの人も多いと思いますが、自分の場合は、「間違ってタブ消してしまってもホントに途中まで保存されてる?」「ブラウザ上に打つと微妙にレスポンスが遅い気がして気になる...」という神経質な理由で採用してません。

ということで、主に「下書きmarkdownからブラウザにコピペで最終化」というスタイルの人のお気持ちと思って読んでもらえると幸いです。

ブログプラットフォームの使い分け?

最初に自分のブログの使い分けのアイデアをまとめておきます。判断基準があるようなないような、適当です。

Qiita・・・バズらなくてもいい純粋な技術メモとして残すときはQiita。SNS投稿したときに一律のアイキャッチになるのが玉に瑕。はてなブックマーク獲得はそんなに目指さない。
はてブロ・・・Qiitaと同じくコードを張ったりする系の技術記事を書く。Qiitaと違って、SNSシェアをしたり、あわよくばバズ狙いのときははてブロに書く。
note・・・リーチ数の多さや課金文化を生かして、布教したいアイデアや最初から課金狙いの投稿はnoteが良さそう。あと、エモい系の雰囲気に合うのでビジュアルで訴える系投稿、ポエム投稿、物語性を重視したい内容のときも良さそう。
個人ブログ・・・上記3つに当てはまらない、例えば「2019年の目標」みたいな個人的かつ、バズるようなものでもない記事はこちら。個人ブログはほとんど自身のポートフォリオサイトとしての機能がメインになりつつあるので、そもそもブログ機能は使わなくなっているかも。

そういえば最近はQiitaとnoteしか書いてないことに気づきました。。。

はてブロとnoteは何が違うか

以下、本題です。

①エディタの使いやすさ(書きやすさ)/ ②コードの貼りやすさ・見栄え / ③1画面の表示情報量 / ④課金文化 / ⑤閲覧数 / ⑥「いいね」的なレスポンス の6観点からまとめました。

■ ①エディタの使いやすさ(書きやすさ)

noteのセル入力形式は結構面倒です。
まず、最もクリティカルな理由だと思われるところから書きます。

noteは他のブログと違って比較的独特なセル形式のエディターになっていて、テキスト・画像・URLはそれぞれ別のセルに分けて書かないといけないです。なのでmarkdownからの変換には対応していません。

比較的多くの技術者はmarkdownを好み、箇条書きスタイルでテキストを書いていそうなので、ここが決定的に技術者が選ぶブログプラットフォームとして相性が悪そうです。「Markdownで書けない」という一点の理由だけでnoteを候補から外している人は結構多いハズ。
そしてダメ押しで、noteは箇条書きスタイルが(いまのところ?)不可。なぜ。
一方、はてブロはmarkdownを受け付けてくれるのでコピペ一発で大体済みます。

セル形式のエディターはnoteのアイデンティティーだと思うので、今後markdownも受けつけるようになる(markdownからよしなに変換できるようになる)可能性は非常に低そう。そのため技術者の参加障壁はずっと高いままになりそう。

■ ②コードの貼りやすさ・見栄え

ばんくしさんもコメントされていた通り、コードのレンダリングは悪くないです。karaageさんのnoteでもコードがガンガン貼られてますが特に見にくいということもないです。(以下、karaageさんの記事から一部スクショ)

ただ、上記にも書いたようにコードも1セルとして個別に書かないといけないので、別に書いていたコードを1つ1つ手でコピペしていく必要があり非常にツライ。

■ ③1画面の表示情報量

完全に好みの問題です。ただ、個人的には気になっているところ。
noteやMediumは「行間が広く」「フォントがでかい」ので1画面あたりの表示文字数がけっこう少ない感じです。(感じ方は人に寄る)

PC閲覧でのそれぞれの1画面の見え方

自分にはどうしてもnoteの画面が冗長に見えてしまう...情報が詰まったページが好きなのです、せっかちなのです...。個々人の好みですが、でもたぶん技術者は情報を求めがちなので はてブロのほうが好き...。

スマホ閲覧でのそれぞれの1画面の見え方も、ここでは情報としてはほぼ同じですがやっぱり文字の詰まり方は はてブロ派

あと、はてブロはURLをプレビュー表示しれくれるときに「はてなブックマーク数(はてブ数)」も一緒にレンダリングしてくれのが地味に良いです。(はてブロ以外のメディアでもはてブ数を表示してくれます)


技術者的には「1万PV」より「100はてブ」の方がすごいと感じる人は多そう。未だに技術者の中での「はてブ」の価値は高いです。はてブ数の表示はエンジニア的には便利です。

■ ④課金文化

言わずもがな、noteが他のブログサービスと決定的に違うのはここ。
と言うより、はてブロやMediumは課金を機能として持っていないので比較するのも間違いですが、noteユーザには課金意識がある人が多いというのもnoteコミュニティーがユニークである点です。

自分のnote記事でも一度も強制課金を敷いたことが無いのですが、完全なる「投げ銭」の形で500円もらったことがあってビビりました。そしてお金だけでなく「いつも楽しく読ませていただいています」「更新楽しみです」のような励ましのメッセージがほぼ確実についてくるところもすごいです。note、優しい世界...「はてな村」とは大違い...
課金にしろコメントにしろ、ポジティブな文化がすでに根づいているnoteは他のブログプラットフォームと世界を別にしてます。

■ ⑤閲覧数

きちんとしたABテスト的なことをしていないのでちょっと不正確ですが、「WEEKLY人工無脳」を書いていたときは自分のダッシュボードで傾向を眺める感じだと、noteは はてブロ の倍近くアクセスがあるように見えました。どれだけmarkdownからのテキストコピーが面倒でも、自分がはてブロではなくnoteで書いているのはこれが一番の理由です。リーチしている層がnoteの方が広いのでしょうか(ちゃんと調べてないので実際は不明)

noteは書く人が増えてるし、読む人も増えてるでプラットフォームとして今すごく勢いがあることをイチ利用者としても感じてます。

■ ⑥「いいね」的なレスポンス

Facebookでいう「いいね」的なものは、noteでは「スキ」、はてブロでは「スター」に該当するとすると、noteの「スキ」のほうが圧倒的に押されやすいです。
ただし、はてブロで「スター」を押すためにはアカウントログインが必要ですが、noteは非会員でも誰でも「スキ」が押せるという違いがあります。しかしそこまで考えて設計しているのでしょうからそこは作戦勝ちということで。
ライターとしてはそれが匿名者であっても「スキ」がカウントアップされて可視化されるのはやはりモチベーションがあがります。

個人的まとめ

基本的には、

- markdownを常用している
- SNSでの存在感を上げることやバズを特に狙ってるわけではない
- 粛々と技術ブログを書きたい

という技術者は「はてブロ」に書くのが幸せになりそう。markdownそのまま貼れて楽だから。

一方、

- とにかく読まれることを期待している。苦労は厭わない。
- あわよくばお金もゲットしたい
- SNS上で存在感を上げたい

という人はnoteがオススメ。プラットフォーム自体に勢いがあり、かつまだ技術系の記事を一生懸命書いてる人がいないので、技術系のマガジン作って真面目に更新し続ければフォロワー増えそうです。
有料noteも、主に初心者をターゲットにした親切なhow to系記事を書けば比較的売れそう。マガジンで数記事に分けてステップアップ形式で「最終的には○○ができます」みたいな手を動かす系連載をすると良さそうです。はてブロと比べて、1画面あたりの情報量がやや少ない(行間が広い)ものの、少しずつスクロールさせてなぞっていく系の読ませ方をする記事は逆に読みやすのかもしれないです。

繰り返しになりますが、セル単位でテキスト・URL・コードをコピペしていく(or書いていく)のは修正コストも大きくてとにかくツライ作業になります。上記のようなメリットがこのデメリットよりも大きくなると思った人だけが苦難を乗り越えられそう。

しかし改めて、noteはまだまだこれからいろんなクリエイターや企業とコラボして、ただのブログプラットフォームではない発展をしそうな期待感もあります。音声配信ができたり、仕事を受け付ける窓口を作ったり、商品を販売できたり などなどの方向性の今後の発展も楽しみです。
どちらでもいいなー、という人はこの辺の将来性に掛けてnoteを選択してみるのが今風かもです。

おまけ

①技術メモとしてのDropbox Paper

ブラウザのmarkdownエディターとして最近はDropbox Paperがお気に入りです。markdownをリアルタイムレンダリングしてくれるし、フォントの大きさ、行間もいい感じ。パッとの見た目も美しい。そして簡単にリンク共有できる。メチャ良い。いくつかの不満といえば、差し込んだ画像の大きさを変えられないことや、ツイートのリンクを貼ってもいい感じにレンダリングしてくれないところです。最近だとライゾマの真鍋さんも自身のリサーチメモをdropbox paperで作って、それをそのままツイートに貼ってシェアしてました。ブログ書いてる人がない忙しい人のアウトプット方法として手軽で良さそう。

②気持ちのいいnote課金方法

ものすごく正直に言うと、個人が書いたブログにお金を払うことには金額を問わずまだ少しだけ抵抗があります。(インターネットには無料で見れる死ぬほど秀逸なコンテンツが溢れすぎてしまった...)
そんな中で、灰色ハイジさんが書かれていた有料noteは気持ちよくお金を払うことができたnoteだったなーと印象的でした。

記事では、名刺デザインの考え方について書かれていて、効果的なレイアウトやフォントについてサンプル付きで解説されています。解説全文を無料で公開されつつ、課金した人はそのサンプルデータの「Illustratorファイル」をダウンロードできるという課金方法にされてました。
解説通りにやると自分でもデザインを作ることも出来ますが、お礼の気持ちとともに課金して、楽ができる元データをゲットできるというのはなかなか気持ちのよい方法だなーと。
この方法を真似するのなら、例えば機械学習のコードやその意図を本文中で解説しつつ、課金者だけにそのコードが格納されたJupyter notebookファイルをダウンロードする権利をあげるnote記事がいいかな、などなど。

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はてブロかnoteか、技術者はどこで技術ブログを書くと幸せになれる?

吉田勇太 / ysdyt

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