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    組織開発・組織運用に関するノートです。

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    ファイナンスの手法や事例をかんたんに、たまに図解しながら解説しています。

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2023年の振り返りと2024年にやること

前年の宣言通り、2023年は次の成長に向けた準備に専念し、淡々と勝利条件を揃える1年でした。表立った活動やTwitter(X)での発言も控えていたため、それに伴い自然にメディアや記事などでの回数も減り、色々な方にご心配おかけしました。既にお越しいただいた方も多くいらっしゃいますが、アジアのWeb3ハブをコンセプトとしたCentrumのオープンと、Mycelの準備に邁進しており、2024年を楽しみにしています。また、Centrumはオープンの月から多くの方に使っていただき、素敵

    • ゲゼルシャフト中心の社会との付き合い方

      この記事では、ゲゼルシャフト(人間がある特定の目的や利害を達成するため作為的に形成した集団。 都市や国家、会社や組合など。 利益社会。)との付き合い方について記載します。現時点の自分の考え方の備忘録として記載するため、短文です。 ゲゼルシャフト中心に進行する社会クリプトやWeb3と呼ばれる世界、そして東京は、ゲゼルシャフトを中心とする社会です。ゲゼルシャフトが過度にインストール社会においてはほぼすべてのことが金で解決すると考えられています。 あらゆる欲求が金によって解決さ

      • 2022年の振り返りと2023年にやること

        2022年は、5つの新規サービスリリース、1つの海外子会社の設立、取締役会の設置、執行役員制度の開始など、様々な動きがあった1年だと振り返っています。この記事では2022年に経験したことや学習したことの中で、今後の人生にも役立ちそうなものを列挙していきます。 2022年の振り返り2022年は、ほとんど新しい本を読むことがありませんでした。他者とのコミュニケーションを介して新しい概念を獲得したり、新しいスキルを習得したりするということがほとんどでした。 2020年は本をたく

        • Web3でも道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である

          2021年からNFTを切り口に市場が盛り上がった暗号資産の市場ですが、完全にベアマーケットとなりました。次のブレイクスルーに向けて、世界的にプロジェクトの開発が行われています。また、今回の市場の冬の到来は暗号資産の市場だけでなく、世界経済も方向性を失っており、益々先行きが不透明になっています。 2021年のバブルだけでなく、2017-2018年のICOブーム以前から言われていることですが、ブロックチェーン技術(分散型台帳技術)のトークンを活用したプロジェクトはその高い投機性

        2023年の振り返りと2024年にやること

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        記事

          企業におけるD&I推進の経済合理性

          こんにちは、モノバンドル株式会社で代表をしております、原沢陽水です。昨今、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)という言葉が企業の大小を問わずに注目がされて久しいですが、企業においてD&Iは会社をよく見せるためだけのものではなく、成長戦略のカギとなる可能性があることについて書きます。 D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)とはD&Iについての説明は様々な記事で記載されているため、当記事では引用だけにします。 2つの記事の中から引用させていただきましたが、上記のよう

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          モノバンドル株式会社はNFTだけの会社ではありません

          モノバンドル株式会社の代表取締役を務めております、原沢です。日本モノバンドル株式会社は、本格的なグローバル化に向け、モノバンドル株式会社(2022年2月10日変更)に社名を変更しました。また、2021年3月31日をもちまして、1期目を終え、2期目のスタートを切ることができました。 私たちはNFTのインフラ「Hokusai」だけでなく、デジタル資産の監査・認証プロバイダー事業「SuperAudit」の提供も開始し、NFTの企業ではなくブロックチェーン技術を軸とした総合ソリュー

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          アメリカとオランダで見たWeb3の最先端|業界内の分断・注目領域・エンティティの選定

          ※この記事は累計購入部数に応じて価格が変わります。 ※この記事は限定72部とし、それ以上は販売しません。 ※筆者の関係する会社では無料で公開されます まえがきこの記事は、2022年4月末時点で、筆者がBitcoin miami2022とDevconnectで実際に世界のBitcoinやEthereumを中心としたコミュニティに触れて話して聞いて考えた内容になります。この記事は、記録的な意味もあり、通常では情報として流通しにくいエンティティの使い方に関する情報も記載しています

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          ビジネスに適した思想

          ※この記事は累計購入部数に応じて価格が変わります。 ※筆者の関係する会社では無料で公開されます 筆者の関係する会社の採用情報 まえがきこの記事では「ビジネスにおいて、根本はどのような考えをすればいいのか」というものをまとめます。最近聞かれることが多いため、読みたい人が読めるために執筆しています。これは筆者自身があらゆる思想の本(宗教、哲学)を読み、ビジネスに適しているプロトコルはどれなのかを数年に渡って検証した結果とその考察についてまとめます。(これまで歴史的に大成した人

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          2021年で学んだことと2022年でやること

          この記事は、2020年終わりのnoteが自分の進捗の定点観測的に有効だとわかったため、定期的に執筆するものとして書いているものです。 2021年の振り返り 2021年はJPYCのPMF(2021.1-2021.3)から始まり、同社COOとしての退任(2021.5)、Hokusai APIを運営する日本モノバンドル株式会社の立ち上げ(2021.6)、チームを作り(2021.8-12)、京都支社立ち上げの意思決定(2021.12)など、様々なことを経験させていただきました。(他

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          Atomic Designを組織にインストールする「Atomic Organization」

          HokusaiというNFTのインフラを開発する会社で代表をしている原沢です。この記事では、組織の話をします。Atomic Designを組織にインストールすると組織の責任と権限と構造を理解しやすくなり、迅速な意思決定と執行を補助するメタ的なフレームワークになるのではないかと思い、Atomic Oraganizationと名前をつけて試行しています。 Atomic Organizationは、Atomic Designの考え方を組織の指揮命令系統と権限に応用する考え方です。A

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          NFTアートには手を出してもいい

          まえがきこんにちは。NFTのインフラ「Hokusai API」を提供する会社の代表を務めております、原沢です。この記事はNFTの取引高が一旦落ち着いた中で、NFTアートについての危険性がSNSで拡散される中で、NFT業界外・ブロックチェーン業界外の方への誤った情報の伝達を防ぐため、急遽執筆しています。NFTの危険性についてまとめられている記事は以下となります。 上記記事の中で、論理展開がNFT批判へと結論づけられており、SNS上での議論が偏っていることが見受けられます。議論

          NFTアートには手を出してもいい

          HokusaiAPIってどんな人が作っているの?

          こんにちは、日本モノバンドル株式会社で代表を務めております、原沢です。前回はNFT市場全体の話をしました。 今回は、NFTサービスの開発コストを大幅に下げる「Hokusai API」のチームに関する投稿です。地理的に分散しており、全員がリモートで働いている会社ですので、実態が見えなくなっていますが、そうしたHokusaiチームの顔を見えるようにしていきたいと考えています。 Hokusaiを作っている人ってどんな人たちか?Hokusaiは多様性のあるチームです。 1. 起

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          NFT市場が抱える課題と解決に向けた世界の動き

          NFT(Non-Fungible-Token)を代表する規格であるERC-721が提案されたのは2018年1月24日。2年半後の現在、NFTは世界中に大きなパラダイムシフトを起こし始めています。 Dolce&Gabbana、GUCCI、Louis Vuittonなどのファッションブランドが参入、ShopifyのNFT機能追加の発表。日本でも、LINE、メルカリ、ソフトバンクなど、ITの巨人達が次々とNFT領域への事業・投資を通して参入を始めています。 また、コンテンツを保

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          情報化時代の流れに沿った組織の指揮統制

          はじめに日本モノバンドル株式会社の原沢です。この記事では、情報化時代の組織の指揮統制について記載します。弊社は、コロナ禍の中で設立された会社という背景を持っています。 当社は全職種フルリモートワークという働き方を採用しています。エンジニアだけでなく、広報、バックオフィス、事業開発担当、全てがフルリモートワークです。 現時点で1兆円以上の規模のビジネスをやっている会社は、当然コロナ禍での会社設立をしていない、インターネットがほとんどどこにでもある状態ではなかった、という大き

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          日本モノバンドルが次の10年でやること

          はじめに日本モノバンドルの原沢です。今月、JPYC株式会社のCOOを退任し、日本モノバンドル株式会社を設立しました。COOの退任に関しましては以前noteを書きましたので、そちらを参照いただければと思います。 この記事の内容ですが、今後月1-2回の更新頻度で、日本モノバンドルがなにを目指しているのか、1年が他業界の10年分と言われるブロックチェーン業界においてなにを考えているのか、どのような行動を起こしていくのか、ということについて発信していきたいと考えています。 1回目

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          適切なリスク思考

          リスクを「リスクがあるからダメだ」という文脈で使う人はリスクの意味を理解してません。リターンを得るためにあるのがリスクと定義する必要があります。 リスクはコントロール可能なものが殆どであり、コントロール不可能なものが多いのあればそれは「取るべきではないリスク」です。 リスクを潰していけばいくほど、成功確率が高まる 他人がリスクだと考えているものを低いリスクに抑えることができれば利益を独占できる というものが注目すべきリスクです。 つまり、 1. リスクがある 2.

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