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映像編集が苦手な映像クリエイター

どうも、齋藤やんじぇです。
映像クリエイターといえば、特殊エフェクトを使いこなしてセンスのある映像編集を行って映像制作をするクリエイター像が思い浮びますよね。
私は自称映像クリエイターですが映像編集が好きではありません。

これは個人的な拘りの部分なんですが、自分のなかでの映像の基準は人間の眼で見た世界です。
人間の目というのは非常に高性能で、数百万するカメラやレンズでもその性能をカバーできないと云われています。

視野角の調整と、フォーカスの速度・正確さ、絞りと明暗順応、色彩の表現…

私の中の映像とは、人間の眼で観た世界に限りなく近づけるための代替手段という位置づけです。

映像制作というのは時として、人が眼で見る以上の素晴らしいものを生み出せてしまいます。
プロモーション的にはそれで成功でしょう、事実以上のものまで表現出来てしまう。
でも、その映像を自分の眼で再現しようとすると映像通りにならない矛盾というのが生まれてしまいます。私はそこの部分が気になってしまいます。
人間の眼で見たものが100として、100以上のものは生み出してはいけない。限りなく100に近づける作業。そこが私の譲れない作品のラインです。

突き詰めていくと人間の眼で見たものの再現というのが自分の中でのベストな映像です。
これは裏を返すと誰でも撮れて誰でも作れる映像ということになります。そのなかで、如何にして自分にしか創れない映像を生み出せるか。

仕事として受ける映像制作も自然とそのようなものが多くなります。

キヤノンのマーケティング部門であるキヤノンマーケティングジャパン社から依頼された案件。

発売から2年経ったアマチュアクラス(定価6万円台)のビデオカメラで撮影したプロモーション映像を作って欲しい。4K撮影が出来るハイクラスハンディカムが他社から発売されているなか、あえてアマチュアクラスのHD画質で何処までの映像が撮れるかをユーザーに示したい

とのオーダーでした。この話を頂いた時はとてもワクワクしました。私にとっては人間の眼より遥かに劣る機材で、如何に人間の眼で見た映像に近づけるかを試せる機会でしたので。その判断をプロ中のプロがしてくれる、そんな機会が降って沸いてきた。

題材は自由とのことでしたがすぐに決まりました。

古都京都の再現。

ロケ撮影は1日で撮りきりました。
場所を先に決めるのではなく、京都を歩いて私の眼で見た魅力的なシーンをそのままビデオカメラで再現を意識して撮影しました。

撮影した膨大なカットシーンの中から100に近いものを選定していく。

編集は極力しない方針ですが、敢えて長めの暗転のフェードをカット毎に差し込みました。
これは人間の眼の瞬きの再現。瞬きを入れることで一つ一つのシーンを独立させより記憶に残りやすくする狙いです。

1つの作品としてまとめて納品しました。
実はこの案件、同時に8人の映像クリエイターに打診されていたようです。その中で選考が行われました。

三次の最終選考を突破して、優秀作品として選んで頂きました。

何の選考だったかというと、家電量販店での店頭のデモ映像として流す映像の選考でした。
全国の家電量販店でデモ映像としてこちらの映像を使用していただくことになりました。

マスターではなく保存用のデータですが同じものの保存版映像です。
キヤノンのビデオカメラの特設サイトにも掲載されました。選考のポイントとして、誰でもこのカメラを使ってこの映像が撮れるということが示せたとの評価を頂きました。

映像クリエイターというより映像カメラマン寄りな気質なんでしょうね。
おかげで、映像編集はてんでダメです。
映像編集案件をご相談頂くとも多いのですが、すいません技術不足でお請けできませんというケースが殆どです。

ということで映像編集は苦手です
でも映像クリエイターにも色々いていいと思います。自分なりのスタイルを確立することで得られる需要というのもあるので。

今回は映像のお話でした。
齋藤やんじぇ

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やんじぇ

フリーなフリーランス。 趣味を楽しみつつ仕事に繋げていくことが楽しみ。 noteではごちゃっとした頭の中を整理しつつ、自身で学び考え試行錯誤したことを失敗談なんかも交えながら発信していければ。 カスタムカーメディア『J-AutoShow』台湾インバウンドメディア『台灣.京都』運営

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