あるコラムで、「他人のせいにしないこと、他人に期待をしないことを実践出来れば、人生の多くは上手くいく。」という考えを目にした。
この2つは実は密接に関わっていて、どちらかを等閑にすると、他方を叶えることは難しくなると僕は思っている。
何かの過ちとか上手く行かない事があった時に、謙虚になって「あの時自分はこうしてれば避けられたかな」と振り返るとか、そういう事態が起こる前に避けようとすることは、他人のせいにしないことに繋がるんだと思う。なぜなら自分が想定できる範囲に事が動くから。
一方で、相手に期待しないこと、についてはそもそも度合いによるものであって「相手と状況による」のではないかと思う部分がある。なんてったって気の置けない人たちに期待しないなんて、なんだか寂しい。信用してる人は誰も居ません。私しか信じていません。と言ってるみたい。
相手がどうしても好きだから、これくらいやってくれたら嬉しいなって感情はやっぱり出てしまう。恋人にしろ、家族にしろ。その「好き」を僕は大切にしたい。

だから僕は、「出来るだけ許せるようになろう。」と思っている。(これは小さい頃から漠然と思っていることだったが、なんだか1本の線になって繋がった気がした。) 嫌なことが起きたって、大切な人を許すことが素直にできたら、それは相手にも伝わるし、自分の余裕にもなる。それが連鎖していけば、自然と人生は豊かになっていくんじゃないかなって。

大切なのは、心の、ゆとり。許せる、きもち。