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2019/08/20 トランプ大統領グリーンランド買収構想 台湾なぜかF16購入

毎週開催している「国際情勢を語り合う会」の内容を備忘録もかねて記しておきます。実際に話していた内容にその後発生したことやちょっと調べたことなども入ってます。

①トランプ大統領 グリーンランド買収構想
トランプ大統領が突然グリーンランド買収構想を発表しました。
グリーンランドには地下資源があり、また地政学的にもロシア、ヨーロッパに睨みを効かせるには絶好の位置。実際にすでに米空軍基地がグリーランドにあります。

過去アメリカは1867年当時の帝政ロシアからアラスカを買収していますので、まんざら夢物語でもないかも。

グリーンランドは氷河だらけで全然地下資源がとれる状況ではありませんでしたが、近年の温暖化の影響で氷が溶けだし有効利用できる可能性が高くなってきました

トランプ大統領はもともと環境問題に関心がなく、地球温暖化対策のパリ協定も離脱しています。グリーンランド買収と合わせて考えるとなるほどそういうことか、という気もします。同様にロシアも温暖化したほうが国力アップするのであまり温暖化対策しないのではないでしょうか。


②台湾F16(アメリカの戦闘機)購入

香港のデモの状況が緊迫度を増しており、明日は我が身ということで台湾が軍事力を強化しだしました。

売却額は66機で8500億円。台湾の国家予算は7兆円程度なので、1年で購入するわけではないでしょうが、かなりの金額になります。

そんな金額おいそれとは出せないと思いますが、日本のタピオカブームで潤っているのでしょうか。

ここでちょっと疑問なのがなぜF16なのかということです。

F16は第4世代戦闘機に分類され、日本が購入する第5世代戦闘機のF35より1世代前のものです。
現在台湾軍は旧型のF16を使っているので訓練時間が短く対応できるというメリットはありますが、巨額の予算を使い今後数十年使うのならば最新型を買いたかったはず。


これはおそらくアメリカが売らなかったのではないでしょうか。もし、台湾が中国本土と一体になるようなことがあれば、中国は軍事秘密の塊であるF35の情報が取り放題となり、相対的に米軍が弱くなってしまいますので、そこまで見通してF35を売却しなかったのかもしれません。

現在の蔡英文総統は台湾独立路線です。来年1月に総統選挙がありますが、親中派の国民党が勝つのがこのまま蔡英文体制でいくのか注目です。


<おまけ>
蔡英文(さいえいぶん)台湾総統と林鄭月娥(りんていげつが)香港行政長官は同じようなアジアのおばさん政治家に見えるかもしれませんが、蔡総統は台湾の独立を守る(獲得する)ため中国に対して戦う姿勢なのに対して、林鄭長官は中国本土の言うことを聞いているだけで逆に言うと香港民の意見は聞かない人であり考え方は全く違います。











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