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2019/09/03 香港デモのゆくえ

毎週開催している「国際情勢を語り合う会」の内容を備忘録もかねて記しておきます。実際に話していた内容にその後発生したことやちょっと調べたことなども入ってます。

①香港デモのゆくえ
香港でデモが長期化しどう決着がつくかわからなくなってきています。

【デモの原因】
1840年にイギリス対中国(当時は清)のアヘン戦争の結果香港はイギリス領となりました。その後いろいろあって1997年に中国に返還されました。鄧小平が強気の交渉でサッチャーから返還を話し合いで取り付けた珍しい例です。その際それまでのシステムを2047年まで保証するとしました。
しかしながら2047年を待たずして香港の自治権を脅かす逃亡犯条例が制定されそうになり、デモになりました。

この条例自体は取り下げられましたが、完全撤廃にはなっておらずいつ復活するかわからない状態です。

そのため引き続きデモが続いています。

デモは実生活にも影響を与えており、空港が閉鎖されたりしています。

これに対して中国政府は香港の隣町の深センに中国軍を送ってプレッシャーをかけてきました。

中国は来月1日に中華人民共和国建国70周年のパレードを計画しており、その時までに香港の問題をきれいにしておきたいところ。

香港には軍隊がないので、中国軍に攻め込まれたら勝ち目がありません。中国も世界からむやみに反感を買いたくないので軍事介入はしないとは思いますが、デモがこのまま終わらなければ軍事介入の可能性もあります。その際アメリカをはじめ外国が香港のデモ参加者を守りに軍隊を出すかというとちょっとそれは考えにくい。

そうなるとデモ隊はある程度のところで手打ちしないと取り返しのつかないことになりかねません。

香港問題の結末ですが現状では確率が高そうな順に以下が考えられます。

1、行政長官の変更でデモ隊がとりあえず手打ち
2、中国軍介入で負傷者がでてデモ隊の敗北
3、中国政府がデモ隊の要望を受け入れる
4、中国軍介入に対してアメリカが介入し軍事衝突

4になったらしゃれになりませんので、デモ隊はそうそうに手打ちしたほうがいいと思いますがどうなんでしょうか?

香港が中国に完全に取り込まれるのも近い感じに思われますが、そうなると次は台湾です。

台湾は台湾軍もあり、中国もそう簡単に平定できないでしょうが、どういった方向になるかは来年1月に行なわれる台湾総統選次第でしょう。


②アメリカグループ縮小中?
NATO加盟国のトルコがロシアから新型戦闘機を購入する方針だったり、日韓軍事協定の継続をアメリカが要望しているのに韓国はそれを無視して破棄したり、ちょっと親アメリカの国が減りつつある気もしますが、大丈夫でしょうか?

ロシアはトルコにロシア空軍機を撃ち落されていますが、時間が経つとまた仲良くなれるんですね。











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