Yusuke Kondo

新規事業 / デザイン / 立ち上げ / サービス設計 / グロース戦略などなど 🥂オ…

Yusuke Kondo

新規事業 / デザイン / 立ち上げ / サービス設計 / グロース戦略などなど 🥂オススメのお店はこちら→ user.retty.me/134139/

マガジン

  • スタートアップの1人目のデザイナー

    僕がRettyに1人目のデザイナーとしてjoinしてからやってきたこと、学んだことを書いていきます。経営、チームや文化作り、デザイン組織作りなど、ゼロから何かを作ることに活用できる内容を中心に書いていきます。

最近の記事

デザインは未来を創る活動

ここ数年ビジネスの競争力や思考の側面からデザインの重要性が語られることが増えてきました。テクノロジーやシステムの進化によりビジネスが高次元化したため、複雑で変化の早い時代に生き残るために、デザインの活用が有効な手段となってきたからです。 同時にデザイン領域も拡張してきて「デザイン」という言葉がハイブリッドなものになってきています。本来「デザイン」という言葉の意味はとても広く、そしてとても曖昧です。外観を美しくする、意匠を設計する行為、造形の工程や活動、指針を示すなど、様々な

    • 新規事業のつくりかた 〜デザイン編〜

      Rettyの新規事業でクラウドファンディング事業がスタートしました。 「3rdTable」という飲食専門のクラウドファンディングサービスで、4月リリースに先駆け、3/1に事前登録のティザーサイトをOPENしました。 本記事では、コンセプト設計からクリエイティブ制作、リリースに至るまでのデザインプロセスを、0→1の効率的な進め方と注意すべきポイントなどを中心にまとめたものです。デザイン制作に関連するもので、事業作りの実務的なものは割愛します。 🚀0→1を高速で作り上げるデ

      • デザイナーは代表の良き参謀であれ

        野球でキャッチャーのことを「女房」と表現します。投手の能力を引き出すのは、リードするキャッチャーの腕にかかっていることを比喩したものです。投手の能力とコンディションを把握し、打者の特性を理解し、試合状況を読み、試合の流れを作っていく、チームの参謀役です。スタートアップにおける代表とデザイナーの関係も、これに近いものだと思っています。投手→代表 / 打者→ユーザー / 試合状況→市場 / 試合→事業 と置き換えることができます。 形にできることがデザイナーの特性なので、代表と

        • デザイン組織を作るうえで意識した4つのポイント

          ここでいうデザイン組織とは「デザイナーの組織」ではなく、「デザインに向き合う組織」です。職能集団のことではありません。 全員でデザインする組織を目指しました。デザインという曖昧な概念に本気で向き合うためには、デザイナーという職種の人間だけでなく、組織全体で向き合う必要があると考えていたからです。デザイン組織を作ろう!という明確な経営判断があったわけではなく、なんとなく自然とその方向で進んでいました。そのなかで意識した4つのポイントをまとめてみました。 (1) 社長のデザイ

        デザインは未来を創る活動

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        • スタートアップの1人目のデザイナー
          5本

        記事

          スタートアップの1人目のデザイナーへ

          どんな組織・状況・職種であれ、1人目でjoinするというイバラの道をあえて選択できる人は、失敗しても困らない状況や能力のある人か、目標や志を高く持っている人か、もしくはネジの外れたクレイジーな人のどれかです。 僕は能力があったとは言えないけど、どこでもやっていける自信はあったし、ネジがたくさん外れていたおかげで、最悪失敗したとしても死なないから大丈夫だろうとくらいに考えていました。 志だけは高く掲げていたかったので、1人目としての使命感を強く意識して入社しました。特に言語

          スタートアップの1人目のデザイナーへ

          これからスタートアップに入る人たちへ

          僕は今の組織に入る以前は、今よりも大きなの組織にいたので、スタートアップは初めての経験でした。仕組みやルールが整備されている組織にいると、それが当たり前のものだと勘違いしがちですが、それら全てを自分たちでゼロから作り上げていかなくてはいけません。それは想像以上に大変だし、刺激的で楽しいことでした。 スタートアップに必要なのは「やりきれるかどうか」極論これだけあればなんとかなると思っています。逆にこれがないとスタートアップでやっていくことは難しいです。 「やりきる」ために必

          これからスタートアップに入る人たちへ

          まえがき:スタートアップの1人目のデザイナー

          僕はRettyというグルメサービスを運営する組織で、デザイナーをしています。Chief Designer という役職で、UI/UXなどのサービスデザイン、広報マーケ、採用・体制などの組織デザインや事業戦略などの経営にも関わっています。営業以外のことは何でもやるような感じで、好きな食べ物はうどんです。 スタートアップの1人目のデザイナーです4年前の2014年の2月に、11人目のメンバーとして入社しました(社員番号の11は、僕が大好きな大谷翔平の背番号11と同じなので、とても気

          まえがき:スタートアップの1人目のデザイナー

          「真剣に向き合っているか」の物差し

          何かと真剣に向き合うことは、決断の連続だと思う。真剣に向き合っているかどうかを判断するときに、よく考えることがある。 どうしても譲れないものを2つ挙げてみる。 ・エース対決が注目されている、夏の甲子園決勝戦を見に行ける ・数年に一度しか予約できない、最高に美味い寿司屋に行ける どちらかを選ばないといけないとしたら、それを決断するのは本当に苦しい。それと同じレベルで苦しい決断をしているか?ということを自問してみると、それに真剣に向き合っているかどうかが分かるので、たまに思

          「真剣に向き合っているか」の物差し

          他人に向けるエネルギーは、分散させる方が幸せになれる事が多い

          エネルギーは一点集中すると何万倍にも力がかかる。太陽の光を虫眼鏡で当てると火がつくほど熱を持つ。太陽の光は空気全体に分散しているときは、暖かいという安心感を人に与える。 メンヘラやかまってちゃんが煙たがれてしまうのは、エネルギーが一点集中するからで、これを分散させれば「甘え上手で可愛いやつ」に状態変化できるんじゃなかろうか。 人間は弱い。誰しも落ち込んだり傷ついたりするのは怖い。それを回避するエネルギーは、一点集中にせず分散型にすれば、皆が暖かさを感じる太陽になれるはず。

          他人に向けるエネルギーは、分散させる方が幸せになれる事が多い

          「あわよくば」という低い期待への投資をしない

          「あわよくばこうなって欲しい」という、実現可能性が低い物事に対して、時間やコストをかけることを止める。無駄な「期待」に対して、無駄な「貯蓄」をしているに過ぎないからだ。 そもそも「あわよくば」は起こる確率は低い。それが起こる確率はせいぜい3%くらいのものだろう。もしその低い確率の未来が訪れた場合に、「あぁやっぱこうしとけば良かった...」という後悔が一瞬残るかもしれない。でも長い目で見た時に大した損にはならない。もともと期待していないわけだから、長期的に見たときに投資対効果

          「あわよくば」という低い期待への投資をしない

          何かを犠牲にすることで何かを得られる

          全ての活動において当てはまる、すごく当たり前の原理なんだけど、人はこれをなかなか忘れがち。何かを得たいときや、人に何かを伝えたい時に用いると良いのでメモ。 美味しい食べ物を得るには、外食の場合はお金、自炊の場合は時間や考えるエネルギー消費が犠牲となる。仕事で給料を得るには、たくさんの時間やエネルギーやその他のものを犠牲にする。もっと給料が欲しいとなれば、今まで以上のものを犠牲にしないといけない。犠牲が大きければ大きいほど、得られるものは大きいはず。 そして何より大事なのは

          何かを犠牲にすることで何かを得られる

          個ではなく、社会に目を向ける

          情報の捉え方、見る場所や方向を変えるだけで景色が大きく変わる。全ての問題はどこにどう向くかで変わってくる。 ・目標:どこを目指しているか? ・視点:どのように見えているか? 人間がお互いを理解できないときは、だいたいこの2点がずれている。逆にこれを踏まえてコミュニケーションをしていけば、だいたいの問題は解決する。対象は人・社会・コト、すべてに共通しているはず。 (過去に書いたもの 2017年7月22日)

          個ではなく、社会に目を向ける

          ブランド価値を継続させること

          ブランドにとって最も価値のある状態とは、ブランド価値を永久に継続させること。 感動を超えた体験とか今までにない新しさとか、そんなことより本質的に大切なこと。 (過去に書いたもの 2017年7月22日)

          ブランド価値を継続させること

          やっぱり自然には勝てない

          美味しいレモンを口にする機会があって、自然の凄さの前に100回目くらいの完敗をした。 酸味という味覚で比較したときに、レモンの香りとお酢の香りを比べるとレモンの方が圧倒的に香り高い。正確に言うと「レモンの方がより人間にとって本質的に心地よい香り」である。お酢は所詮人間が作り出したモノなので、人間が生み出した世界中の技術の粋を集めても、レモンを超える心地よい香り高さは生み出すことは出来ない、ということになる。 やっぱり自然にはどう足掻いても勝てないみたいだ。 (過去に書い

          やっぱり自然には勝てない

          アルタイルくらいでいい

          「あの人は私にとって北極星みたいな存在です」 北極星にならなくても、まずはアルタイルくらいを目指してみよう。 (過去に書いたもの 2017年4月20日)

          アルタイルくらいでいい

          この世界は、可能性で満ち溢れている

          「メロンに海苔を巻いて食べたことがない」 「メロン」も「海苔」も身近に存在しているし、別々で食べたことはあるのに、「メロンに海苔を巻いて食べた人」はいない。 この事実に気づいて衝撃を受けた。この世界は未知のもので溢れている、という真実を示唆している。 きっと美味しくないと予想できるから食べてはいないんだろう。だけど、メロンを海苔に巻いて食べてみた経験談を語れる人がどれだけいるのだろう?もしかしたら世界に誰もいないんじゃないだろうか。「世界で初めてメロンに海苔を巻いて食べ

          この世界は、可能性で満ち溢れている