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世界のどこかで散髪する旅  イエメン・ソコトラ島編

イエメンは2019年10月現在、内戦状態が続いているため観光で訪れることはほぼ不可能だ。これはそんな内戦状態になる少し前の2013年に訪問した際の床屋さん紀行だ。

成田からカタール・ドーハ経由でイエメンのサヌアに到着。入国の際、係員から日本人に会うのは久しぶりだと言われたが、その言葉が真実だと直ぐに知ることになる。空港でも何となく感じていたが、サヌアの旧市街に向かうタクシーで確信した。観光客少なすぎ。というかほぼゼロでは無いか?旧市街にあるこのホテルも客は自分一人。心配な一夜を明かし翌日にはソコトラ島へ脱出だ。

イエメンの首都サヌアからソコトラ島へはフェリックスエアウェイズで移動、機材はボンバルディアのCRJだ。

ソコトラ島最大の町ハディボ。
メインストリート両側にホテルが点在している。とはいえ小さな商店がチラホラあるだけで騒がしいほどでは無い。

島を囲む海は何処に行っても綺麗。砂浜はもちろん岩場でも泳いでいると魚がやってくるほど。

メインストリートから一本裏の道に入ると商店は姿を消し、一気に生活感漂う通りとなっていた。
そんな一角に何と床屋さんがあるではないか。迷わず入店。

若い店主は一瞬驚いていたが、直ぐに笑顔になり椅子を勧めてくれた。座ったは良いが言葉は全く通じない。しかし床屋さんだからやることは一つしかないのだ。さぁ散髪開始。

結構な勢いでバキバキ切っていく。この店主、思い切りの良さはかなりのものだ。

20分ほどでカット終了。
いつの間にか日も落ちて、紫色にも見える綺麗な夕焼けが空を染めていた。
#イエメン #ソコトラ島 #龍血樹 #世界の床屋から #サヌア #一人旅

ソコトラ島にはこの木「龍血樹(dragon's blood tree)」を見に来たのだ。なんてヘンテコな木だ。来た甲斐あるぜ。

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