元気に未来へ導くための3つの視点
今日は土曜日。
いつも通り早朝7時30分から治療開始。
最初の患者様は20代の男性。小学生の頃からスポーツのケアにずっと通われていた。
就職して県外に転勤。
久しぶりの再会だ。
『うぁ〜、凄く楽になりました!』
と学生時代には見たことのない笑顔とリラックスした表情を見せてくれた。私自身もとても嬉しくこの仕事をしていて本当に良かったと思える瞬間だ。
逆に考えると彼は今、それだけ忙しく、大変なのだろう。
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私は開業して15年になるが
長く治療院経営やっていると、
時間の経過と共に若い世代のこういった成長を見れることは、鍼灸マッサージ師の大きなやりがいの一つだ。
また
開業当初からケアを初めた方で
当時60代後半だった方々が80代に入り
また70代後半だった方々が90代に突入しているが、まだまだ皆様、大変元気だ。
このように10年以上も自分と関わる中で、身体のトラブルがなくずっと元気で活動されている姿を見れることも…言葉にならないほど大きな嬉びとなっている。
鍼灸マッサージ師は
こういった『元気な状態で未来に導く』ことが得意だ。
そこで大切なことは
『痛くなったら早めに来てね』だが
もっと大切なことは
『痛くなる前に来てね』ということだ。
●『疲労感』は実際に体が何らかのマイナスの変化をしているサイン
それでは『痛くなる前に来る』とはどういうタイミングなのか?
人間は何らかの活動すると疲労が起こる。
ただ疲労の段階ではまだ身体にさほど自覚症状は感じない。
そして休息や睡眠でその疲労が± 0に解消されていれば良いが、このストレス社会…そうもいかない。乱れた食生活、仕事によるストレス、寝不足、運動不足等によって、少しずつ疲労が積み重なり、身体がマイナスに傾き始めると、人は『疲労感』を覚える。
疲労感を感じた状態…それは
①痛みなどは無いが何となく身体が重たい
②日中も眠気がある、寝ても疲れが取れない
③倦怠感がある
④常に肩こりや腰痛がある
⑤視野が狭く感じ、手や体をよくぶつけたり、車の運転でぶつけそうになり、ひやっとすることがある
⑥言葉が出てこない
⑦常に頭がボーっとし、よく物忘れをする
など、何らかの違和感を感じている状態だ。
その時が来院の最適なタイミングだ。
●鍼灸マッサージ師は人を元気に未来へ導ける職業
患者様のことを考えた場合、日々の施術活動で大切な事は短期視点、中期視点、長期視点の3つだ。
①短期視点は
今目の前の方の症状をできるだけ消し去ること。そして悪化させない手法やアドバイスをすること。
②中期視点とは
3ヶ月〜6カ月の視点で、目安は半年後には今の症状を大方和らげ、原因改善が進んでいる状態。
例えば腰が原因で頭痛が起きている場合は頭痛のケアもしながら腰のケアをしっかりしながら、頭痛が50%以下に減り、腰痛もペインスケールが20%程度に軽減している…など。
③長期視点とは
1年後から10年後、その方が元気で笑顔で過ごされることを考えての施術と計画だ。
例えば今80歳の方であれば
『90歳になってもなお自宅の中で自立して生活し、ご近所を散歩できる程度の足腰の筋コンディションを残しておくためには、自分は何をすべきか?』
『患者様が10年後もっと元気でいるためには、自分は今日何をするべきか?』思いつくことを提案したり、実行すること。
●日常生活に鍼灸マッサージを組み込んでみよう
皆さんが定期的に通うところ…それは何か?
例えば美容院、車の点検、歯科や病院の定期検診、フィットネスジム、などが思いあたるが、
それと同じように…例えば美容院に通うように、治療院に通ってみてはどうだろうか。
身体の点検やメンテナンスとして鍼灸マッサージを生活の一部に取り入れ、
定期的に身体を診てもらうことがやはりベストである。
特に現在、元気であっても鍼灸マッサージを受ける価値はあるのか?
もちろんYES‼︎である。
神経系をリラックスさせ、筋肉のコンディションを上げることで、身体機能は必ず向上するからだ。
『本当はこんなに身体は軽く、こんなに動けるんだ!』と新たな自分に出会えるだろう。
『ライフシフト』という本が以前出版され話題になったが、これから人生100年時代に突入する。
特にエアコンの普及により、環境ストレスが減り、日々快適な温度で過ごせる世の中になっている。医学の進歩とともに環境が良くなったことで寿命は確実に伸びると言われている。
是非とも身体を元気で保ち続け、自分の人生の達成を。一度きりの人生を充実させよう。
そのためには
鍼灸マッサージは大きな味方になる。
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