v.515 2023年 11月15日

ちょっくらバタバタしてまして12日ぶりの更新になります。
例によって宣伝です↓

シグマの10-18mmコンポラのインプレです。
お財布の限界が比較的早めの豊田としては
「コンポラで10万て。。。」
みたいな気持ちが全く無いワケではありませんが、円安だし仕方ないのかな。
でも使ってみると「ま、10万するよね」みたいな気持ちで納得出来ます。
このクラスのレンズって難しいと思うのよね。
ってのが、企画段階で
描写力ないと競争力を維持出来ないし、かと言って大きくも出来ない。
F4通しのズームだと相当光学性能に自信アリじゃないと見向きもされない。かと言ってお値段勝負では旨味が少ない。
みたいな話が堂々巡りしたことと推測されます。
でもこのAPS-Cのワイドズームは出しときたい。

どうすれば良いんだ・・・?おお神よ!!!

みたいな絶望感でシグマ本社に暗雲が立ち込めた折、
「10-18mmにすればF2.8でもコンパクトに出来まっせ」
って福音があったのだろうことは想像に難くありません。
ま、18-50mmF2.8コンポラって前例があるし、数字的な繋がりも良い。
ユーザー目線というか、実際に使う人間の気持ちとしてはズームレンジはオーバーラップしといて欲しい。
「あと少し」って状況はフィールドではクソ多いです。高画素機ならクロップとかトリミングって手段を採っても、精神衛生的に健やかな気持ちを保てますが、24MP機でトリミングっていうと、実使用上は全然ヘッチャラでも100%清々しい気持ちを保てるか?って言われると、大丈夫と分かっている豊田でも0.3mmくらい心が摩耗します。
だからね、ワイドズームで純正のXF10-24mm使ってるとシグマに対して+6mmの余裕と、16-80mmとか16-55mmF2.8とかと組み合わせた時にメチャクチャ融通が利く。

Webカメラマンでは容量の都合で載っけてない体力測定について。

X-T5 Sigma10-18mmF2.8 DC DN | Contemporary
f/2.8だけど、十分でしょ
このサイズでここまで写るんかい!って驚きました
AFは真ん中ちょい下くらい

周辺見れば、まぁ・・・って気持ちが皆無なワケではありませんが、性能狙いのレンズじゃないから。比べちゃうとArt系のが良いけど、持ち歩くことを考えると、十分以上の描写性なんじゃないかなぁ。

気になった(大げさな表現でっせ)のは逆光耐性↓

ワーストね
f/5.0
周辺に光源配置した感じは、まぁ悪くないです。
こちらもワースト
f/5.0
中央付近に光源入れると出ますぬ
f/4.0
このカットが体力測定の最序盤。
左の窓のカーテン付近にフレア出てるっしょ?
サッシの滲みとかもちょっとだけ気になる
外は明るめの曇天
ちなみに超ワイドレンズって前玉のホコリや僅かな汚れでこういうフレア出ることあります

あー、お仕事には厳しいかも知れない(光線状態を考えて撮るのが面倒臭い、の意)って思いました。
本文中にも記述してますが、ワリと買い替える気持ちでテストしてたので、試用開始早々にやったお部屋の写真の段階で
「買い替えは無しの方向で。買うなら買い増し」
と心が決まりました。

基本的に見事な性能だなって思ったけど、自分のXF10-24mmのがこういう条件綺麗なんだもん。タムの11−20mmとかXF8-16mm(お値段3倍)はこのシーンはもっともっとクリアだからね。
でもシグマのサイズ感は凄く良いんだよなー。

X-T5 + Sigma10-18mmF2.8 DC DN | Contemporary
f/5.6

寄った時のボケ感。
XF10-24mmだと左下と右下が汚く見えちゃうけど、シグマは悪くないね。でも背景のボケはシグマのがウルサイ感じ。

口うるさい事を記述していますが、実際気にするか?って言われると否です。全然気にならない。
思い通りに撮れなかった時の言い訳用にウイークポイントを把握している説すらあります。

新しいフード装着方法の提案は、とても面白いと感じました。100%満足ってワケじゃないけど、初号機だし今後ブラッシュアップされてくでしょう。
はじめは慣れなくて気持ち悪かったけど、意図的に何度も着脱したみたら慣れました。もっとサイズの大きなフードだったら印象変わるかも知れない。
本レンズについては、元々コンパクトだから逆付けしないと思うのよね。

わたしは手がデカいので、こういったコンパクトなレンズで撮影する場合は左手はフードに触れている状態がデフォルトになります。
で、姿勢変化時に左手が僅かに触れながら姿勢変化するのだけど、手汗かいてたりして摩擦の仕方によってはフードがポロリします。
普通のバヨネットのが外れ難いね。


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