じーやま

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読めたスクイズ、防げなかった残酷な未来(2022年7月31日【日大三-東海大菅生】試合回顧)

「蛇に睨まれた蛙」という言葉がある。 苦手なもの、恐ろしいものを前にした時、怯んで動けなくなる様子を表すことわざだ。 ─── 6回表、1死1.3塁。 春、夏と二度苦杯を嘗めた天敵である日大三高の恐ろしいほどの猛攻を前に、東海大菅生ナインは残酷なまでに無防備だった。 ================================= 2022年7月31日、第104回全国高等学校野球選手権西東京大会決勝。 かたや、高校野球ファンであれば知らぬ者は居ない、西東京地区の盟

    • ~POGのすゝめ~(POGドラフト2021-2022開催要項)

      ※当記事は基本的に内輪向けのものです。 ところどころ内容に怪しい部分もありますが、どうかご容赦ください。 ~目次~ 第1章・POGドラフトの概要  ⑴POGって何ぞや??  ⑵POGの何が面白いの?? 第2章・指名馬の選び方  ⑴「血統」で選ぶ  ⑵「厩舎」で選ぶ  ⑶「馬主」で選ぶ 第3章・POGドラフト開催要項 ~おまけ~ おすすめ参考サイト   ※興味のある章にジャンプしたい方はこちらをご利用ください。 (この仕様、何とかならないかな…) 第1章・POGドラフ

      • はじめての有馬記念講座!〜分析&枠順考察編〜

        こんにちは、じーやまです! 今回も、前回に引き続きまして有馬記念に関する記事を書いてみたいと思います。 第2回は分析&枠順考察編ということで、初心者の方は少し難しいかもしれませんが、競馬予想の仕方について、多少なりとも知れる内容になっています! …ということで、今回も長文かつ拙文になりますが、最後まで読んでいただけると幸いです。 ※個人的な事情ではありますが、ここ数日かなり忙しかったため、第2回として予定していた「出走馬紹介編」は割愛させていただきます。 目次1.傾

        • はじめての有馬記念講座!~基礎知識編~

          こんにちは、じーやまです! 今回は野球…ではなく、僕の第二の趣味である競馬のGⅠレースの1つであり、「国民的行事」とも言える年末の大一番・有馬記念について、レース紹介から楽しみ方、考察、そして個人的な予想などを書いてみようと思います。 題して「はじめての有馬記念講座!」 初回は競馬初心者の方向けに基礎知識編をお送りいたします! …ちなみに僕はJRAの回し者でも何でもない、只のしがない競馬ファンですので、ご了承ください笑 目次1.有馬記念の概要 ―名前の由来は? ―ど

        読めたスクイズ、防げなかった残酷な未来(2022年7月31日【日大三-東海大菅生】試合回顧)

          自信が生んだ落ち着きと余裕。「勝てば甲子園」の一戦を制したのは―(2019年度秋季近畿大会準々決勝【明石商-大阪桐蔭】試合回顧)

          こんにちは、じーやまです! 今回は10月27日(日)に佐藤薬品スタジアム(奈良)で行われた、2019年度近畿地区高校野球大会・準々決勝の明石商-大阪桐蔭戦について、試合レポートを書いてみようと思います! 近畿地区に与えられたセンバツ出場枠は6つ。 勝つのは春夏連続甲子園4強、悲願達成にむけて負けられない明石商か。 それとも、夏の覇者・履正社を倒し、覇権奪還を狙う大阪桐蔭か。 勝てばセンバツ当確の一戦を制するのは―。 …ということで、今回も長文かつ拙文になりますが、

          自信が生んだ落ち着きと余裕。「勝てば甲子園」の一戦を制したのは―(2019年度秋季近畿大会準々決勝【明石商-大阪桐蔭】試合回顧)

          現王者か、前王者か-。大阪を制したその先の頂を見据えて(2019年度秋季大阪府大会決勝【大阪桐蔭-履正社】試合回顧)

          こんにちは、じーやまです! 本日は10月13日(日)に大阪シティ信用金庫スタジアム(舞洲)で行われた、2019年度秋季近畿地区高校野球大会大阪府予選・決勝の大阪桐蔭-履正社戦について、試合レポートを書いてみようと思います。 片や、昨年の秋、今年の夏の大阪大会を制し、さらには夏の甲子園を制した現王者の履正社。 片や、この1年は履正社に覇権を譲ったものの、2018年に史上初となる2度目の春夏連覇を達成した前王者の大阪桐蔭。 現王者か、前王者か。 白熱の激戦を制したのは-。

          現王者か、前王者か-。大阪を制したその先の頂を見据えて(2019年度秋季大阪府大会決勝【大阪桐蔭-履正社】試合回顧)

          高校野球×競馬〜甲子園の名チームを名馬で例えてみた〜

          こんにちは、じーやまと申します! 前回の高校野球×行動経済学に関する記事を読んでくださった方、本当にありがとうございました! 人生で初めて書いた長文記事ということもあり、内容が伝わったか不安でしたが、思った以上に様々な反応をいただいて嬉しい限りです。 さて今回ですが、前回とは打って変わって 「高校野球を新しい視点で楽しめるような記事を書いてみたい!」 と思ったので、僕の第二の趣味である競馬と繋ぎ合わせてみました。 前回と同様、拙文かつ長い文章になりますが、最後まで

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          習志野の"究極のギャンブル"を行動経済学で考える

          はじめまして、じーやまと申します! 今回初めてnoteを書かせていただきます。 拙文&超長文ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです! それでは本題に移ります〜 はじめに本日の第3試合である習志野-沖縄尚学の一戦は本当に面白かったですね! 習志野に流れが傾きそうな局面でことごとく光った、沖縄尚学の二遊間の攻守。 苦しい雰囲気を吹き飛ばす習志野・飯塚投手の快投。 本当に見応えのある攻防で、終始鳥肌が立ちっぱなしでした! そんな中でも、僕が考えるこの試合の勝敗

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