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剣盾シーズン振り返り①(ICトップカット進出等)

剣盾は2020年からだが、TPCiシーズンが2019年秋から始まっているため、2019年ウルトラルールより記載。
ただし2022年は長くなるので、一旦記事を分けます。

世代全体雑感


たまたま結果は残せたものの、他世代と比べると、試合組み立ての事前想定が複雑になりやすく、細かい立ち回りで劣勢を返しづらいこともあったので、ダイマシステムは嫌いでした。
とはいえ、キャリア当初からの強みである「柔軟性」で何とか今世代も乗り切り、3世代連続で世界Day2に進出しました。
また、海外遠征していたことで特にBO3での実力はかなり上げられたかなと思います。
次世代はZシステムやメガシンカに近いものになりそうなので、正直今よりは勝ちやすくなるかなあと思ってます。プール的にも特に14・17の経験がある人が積み重ねを持っていて有利だと思います。
(ダイマ時代の経験は、普遍的なものを除くと全く活かされ無いと思った方がいいです。)
ただ、正直老化も感じており、第9世代が終わるまでしかギリギリ誤魔化せそうにもないので、いい加減に死に場所(トロフィー)が欲しいです。

構築


2019


・レックゼルネ(原案・調整: YT)
(MSS・PC用の亜種: ネクロゼルネ)
実績: LAIC8位(250CP)、LAICMSS優勝(50CP)、シンガポールPC優勝(30CP)、シンガポールMSS準優勝(40CP)、クアラルンプールRegionalベスト4*(130CP)
=計500CP
*飛行機の都合で準決勝ドロップ

公式での紹介ページ

レックゼルネ解説記事

Yuya Tada vs Ashton Cox (2020LAIC R4)
https://www.youtube.com/watch?v=c9LGIiGrh-c

ネクロゼルネ テキスト
https://pokepast.es/eec67c9b81e3ec5d

2019年シーズンに引き続きオーストラリア在籍として猫ひろし活動。練度に自信があり、ゲンガーグラゼルネ以外には不利を取りづらいレックゼルネを結論として用意。
S83水Zハイポンレヒレ+S84ガエン、

LAICでの2敗はどちらもゲンガーグラゼルネでしたが、どっちもサドンデスまで持ち込めたので後悔は全くありません。
環境に合わせて適宜ネクロゼルネに変えましたが、こちらの構築はレヒレバレルがいないため、厳しい構築も少し増えてしまい、サブ構築にとどまりました。
結果的にブラジルに行っただけでロンドンDay1の権利(300CP)、このルールだけでオセアニアのDay2ライン(450CP以上)を突破できたのが良かったです。(オセアニアICへのTAも獲得)

2020 シーズン2


バンドリキッスドラパロトムニンフィア(原案: さしす、調整: YT)
実績: OCIC5位(スイス12-2, 250CP)
*EUIC TAも獲得

公式での紹介ページ

Yuya Tada vs Gabrial Agati(Day2 R10)

Yuya Tada vs Nihal Noor(QF)

構築テキスト

現在でも日本人唯一のICトップカット進出を達成した構築。

【軸】
従来のバンドリドラパキッスで苦手はジュラルドンを、特殊保険バンギで解決。構築全体が特殊寄りになったこともあり、ミラーにおける対ウインディ(対鬼火や威嚇)に対して、特殊ダイアーク連打やダイアースの味方バフに持ち込める点が差異となりました。
これに加え、当時少数派の手助け採用型キッスにより、手助けダイサンダーでキッス(当時HBのため)を飛ばせるようにしており、ミラーにおいての重要な差異でした。

【YTチューニング】
ミラーにおいて非常に協力なのが、ドラパ、襷ドリュウズ、水ロトムであり、また当時バンドリ対策としてブシンが流行していたため、HBせっかニンフィアを最後のポケモンとしてピック。
狙いは成功し、BO3におけるミラーの選出パターンが
先発: キッス+ドリュorドラパ
後発: 水ロトム、ドラパ、ドリュ、ニンフィアから2
と多様化し、選出次第で最低でも五分、最高でかなり有利になると、対戦相手にとって多大な負担になりました。
地方ダブルはこのように強いアーキタイプを使いつつ、1体・1つの技・1つの持ち物だけで、強大な差異を産み出すルールと認識しております。

全国ダブル


・指ガエン水ロトム(原案・調整: YT)
結果: Players Cup ll Global Final 進出

構築動画

打開ダイマックスを具現化したと行っても過言でない構築。
ガエン・ロトムのタイプ相性を活かして相手のダイマを凌ぎ、最も刺さってポケモンでダイマして2-3体破壊し、最後にエレキ・ニンフィアといったスイーパーでクローズするのが基本的な流れ。
この構築は、指+ガエン+ロトムで基本的な軸が完成していることもあり、
確定: ガエン+水ロトム
指役: ピッピ(サイチェンあり)orキッス
アタッカー: 玉エレキorドラパ
その他: ニンフィア、眼鏡エレキ、マンムーorチョッキブリザ、悪ウーラ、ブシン
というように、環境に合わせて色々なポケモンを投入することができた。
実際、Global Finalは以下構築を使用予定だった(オーストラリアにいないため出場できず)。
https://pokepast.es/042075bb48fc3606

・ブリザレヒレ(原案: YT )
(※改良したものをリンヤが使用し、JCS本戦オンライン1位通過)
【YT型】

元はバナコーを確実にしばくためのアーキタイプとして、当時川西さんが使っていたレヒレブリザから、そもそもトリルをする必要性も感じていたため、ポリ2をクビにしたものを使用。
※たまにランド⇒ピッピのエレキを玉ダイマ型にしたものや、火ロトム採用型も使用。
やっているうちに、そもそもレヒレにバフをかけまくって詰め展開に持っていくのが強いことを、上記テキストを共有しながらリンヤさんに伝えたところ、気付いたら改良の上、以下のような結果を残してくれました。

【リンヤ型】
以下記事参照。

とはいえ、Players Cupで除外されて以降、CPによるDay2出場も確定(この時点では没収の気配がなかったため)してたため、お休み期間であることも多かった。

竜王戦ダイマあり


・グラバナリザエレキ(原案・調整: YT)
結果: てるチャレチーム戦優勝(個人10-2, チーム11-1)
構築テキスト

見た目からしてパワーがヤバい構築。
ー軸の4体が全員最速
ー鉢巻DS守るグラ(スタンプでASランド確1)
ーサイチェン怪電波ロトム
などの差異で多くの対戦で優位を取った。

全試合私のYoutubeチャンネルにあるが、てるチャレ決勝・準決勝だけ掲載する。
準決勝(vsじーん)
BO3特有の1本取った後の思い切った行動がメリットになった。

決勝

ちなみにこの大会、チーム全員が水ロトムを採用しており、当時では珍しかったのだが、冗談半分で「この水ロトムとバレル・ガエン合わせたらこのルールでもヤバくねえ~?」って言っちゃったため。あっちは構築が構築なので流石に怪電波ではなく悪巧みだけど
僕の構築じゃないので詳しく書きませんが、一緒に相談はしていたので、ザシアンの方も普通に使ってました。

・ギガスドガストルネオーガ(原案: あたりめ 調整: YT)
構築動画

当時流行していたザシアン・トルネオーガ・エルフ黒バド・エレキミミ白バドあたりを見るために考案しました。
後発ギガスによる情報差異や、手助け鬼火火ロトムという一発芸でバカ勝ち。
パワーが高い構築においても、自身の特徴である「柔軟性」が活かされた構築となりました。
試合に関しては全試合配信していましたが、リバティの解説にべた褒めされたみたいなので、その様子(Full&Short)を掲載しておきます。


竜王戦 ダイマ無し


・サイクルオーガ(原案&調整: YT)
結果: てるチャレトップ8とか?
構築テキスト

当時トップメタだったザシアンを粉砕するために考案。
ガエン+オーガ+バレル+サンダーの4体で無限にサイクルし、こちらの回復手段が非常に豊富なことで、ザシアンだけには全く負けることがありませんでした。
ミミッキュ+メタモンは有象無象を無理やりなんとかするために入れましたが、ゴミルールなのでまずどうにもなりません。
このルールですが、特にまともな公式大会もないのでちゃんとやってはいないルールです。ダイマがないせいで禁止伝説のじゃんけんを一般枠で解決することが困難だったことで、今世代で一番嫌いなルールだったのでこれが大会ルールにならなくてよかったと本当に思っています。
GSルールは禁伝が2体いることで、相性ゲーを回避しています。まあダイマありの方も含めて大欠陥ルールだったので二度と無いと思います。

2022年分は別記事に掲載します。
2021年末時点では、まさかDay2の権利を格下げさせられてまたDay2の権利を取らされるとは思わず…

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