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読書感想

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読んだ本の読書感想文です。 評価は読んでわかるようにガンバなので、点数評価かとかはしないんだ。
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『呪われた町(上下)』読みました。

『呪われた町(上下)』読みました。

『呪われた町(上下)』
著者:スティーブン・キング
翻訳:永井淳
内容紹介
執筆活動のためにセイラムズ・ロットにやってきた作家のベン。
そこはかつて彼が幼い頃に4年間ほど住んだことのある町だった。
そこで偶然出会ったスーザンといい仲に。
映画の帰り、丘の上に建つマーステン館の話になる。
そこはかつて殺人があった館で、それ以来ずっと空き家となっていて、子供が肝試しに忍び込んだりするようなところであっ

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『華氏451度』読みました。

『華氏451度』読みました。

華氏451度
著者:レイ・ブラッドベリ
翻訳:伊藤典夫
内容紹介
カブトムシのように黒光りするヘルメットを被り、防火服を身に包み、昇火器片手に今日も愉快にモンターグは本を燃やす。
ヘルメットに刻印された『451』、それは書物が引火し燃える温度をしめしている。
隠し持つ本を見つけ、燃やす。
忌むべき本を持つこと自体が犯罪な世界。
昇火士のモンターグはその仕事に疑問すらもったことがなかった。
だがある

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『残穢』読みました。

『残穢』読みました。

『残穢』著者:小野不由美

内容紹介
作家である私はかつて中学生向けの文庫レーベルにホラーシリーズを持っていた。
新版では削ってもらったものの、古本などで手に入れたのか、かつて載せていた「あとがき」を見て手紙を送ってきてくれる読書が時折ある。
その中の一人、仮に久保さんが送ってきた手紙には、越してきたばかりの賃貸マンション、そこで持ち帰った仕事をリビングでしていると、隣の寝室から何かを擦るような音

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『トランキーロ 内藤哲也自伝 EPISODIO3』読みました

『トランキーロ 内藤哲也自伝 EPISODIO3』読みました

トランキーロ 内藤哲也自伝 EPISODIO3
著者:内藤哲也

内容紹介
L・I・J(ロス・インゴベルナブレス・デ・ ハポン)始動からIWGP初戴冠、そして史上初の二冠まで。

本書は内藤哲也自伝、の三冊目だ。
内藤哲也と言えばロス・インゴベルナブレス・デ・ ハポンだし、そのロス・インゴベルナブレス・デ・ ハポンの歴史が三冊目にしてようやく語られた。

内藤哲也についてはAmazonプライ

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『デルモンテ平山の「ゴミビデオ」大全』読みました。

『デルモンテ平山の「ゴミビデオ」大全』読みました。

デルモンテ平山の「ゴミビデオ」大全著者:平山夢明

内容紹介
デルモンテ平山による、モラル無し・センス無し・ヤル気なし!の三無しゴミビデオ批評集。

週間プレイボーイで、ジャック・ニコルソンやスピルバーグのきちんとした映画のビデオ紹介をしていたデルモンテ平山こと平山夢明。
ある日、『殺人豚』というヒドイ映画を紹介したら受けてしまい、編集の人から、
「平山。おまえはもうマトモなビデオは観なくて

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『ジャイアント馬場 王道十六文』読みました

『ジャイアント馬場 王道十六文』読みました

『ジャイアント馬場 王道十六文』
著者:ジャイアント馬場

内容紹介
ジャイアント馬場自伝。

ジャンボ鶴田の本を読んだので、だったらジャイアント馬場の本を読もう。
で購入しました。

ジャイアント馬場と言えば、クイズ番組『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』で早押しクイズに参加しない人、という認識がある。
全日本プロレスも観ていたけれど、ジャイアント馬場の次の、次の世代ぐらいの試合

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『ドキュメント 単独行遭難』読みました。

『ドキュメント 単独行遭難』読みました。

『ドキュメント 単独行遭難』著者:羽根田治

内容
単独、たった1人で山に向かい遭難してしまった7つの事例を元に、何が原因だったのか検証するドキュメント。

山には興味がある。
いつ頃からか、興味が湧いていた。

だからといって山登りに興味があるわけでもないので、登山を始めたいとかってわけではない。

単に山の中はどんな世界なのかということに興味があるのだ。

と、いうわけで、ついに山本(『やまも

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『平成維震軍「覇」道に生きた男たち 』読みました。

『平成維震軍「覇」道に生きた男たち 』読みました。

『平成維震軍「覇」道に生きた男たち 』
共者:越中詩郎。小林邦昭。木村健悟。ザ・グレート・カブキ。青柳政司。齋藤彰俊。AKIRA。

内容紹介
“本隊”とは真逆の視点から90年代の新日本プロレスを紐解く。(帯より)

 
平成維震軍、知ってますか?
などと言っている俺もそれほど詳しいわけではない。
ありがたいことに本書の冒頭数ページにわたって平成維震軍とはなんだったのか、結成から解散までの起動を

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『永遠の最強王者  ジャンボ鶴田
            』読みました。

『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田 』読みました。

『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』
著者:小佐野景浩

内容紹介
日本人レスラー最強説がいまだに名高い、ジャンボ鶴田評伝。

 

小学校の頃からプロレスは見ていた。

特に新日本プロレス派だった、と、いうこともないし、熱心なプロレスファンということもなかった。
新日本プロレスも全日本プロレスも見ていた。
見ていたはずなのに、ジャンボ鶴田の印象はほとんど無い。

記憶にあるのは、四天王プロレス

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『リングの記憶 第三世代 天山広吉×小島聡×永田裕志×中西学』読みました。

『リングの記憶 第三世代 天山広吉×小島聡×永田裕志×中西学』読みました。

『リングの記憶 第三世代 天山広吉×小島聡×永田裕志×中西学』

内容紹介
新日本プロレス、天山広吉、小島聡、永田裕志、中西学の4人のプロレス人生をインタビュー形式で振り返る。

第三世代――まずはこれの説明からしなくてはなるまい。
ちょうどいいことに、冒頭で説明があったので引用してみる。

 プロレス界におけ“第三世代”、それは新日本プロレスで1990年代初頭にデビューしたプロレスラーの総称であ

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『ダーク・ハーフ(上)』読みました。

『ダーク・ハーフ(上)』読みました。

『ダーク・ゾーン(上)』

著者:スティーブン・キング
翻訳:村松潔

内容
純文学作家のサドには別の顔があった。
それは暴力的な小説で人気のベストセラー作家ジョージ・スターク。
サドはスタークとしての活動に嫌気がさしていて全ていた。
本業としては売れず、教師をして食いつないでいる。
意にそぐわぬジャンル、作品ではベストセラーで人気もあり、お金も稼げている。
そこで雑誌『ピープル』にサドとスターク

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『スタンド・バイ・ミー』読みました。

『スタンド・バイ・ミー』読みました。

『スタンド・バイ・ミー』
著者:スティーブン・キング
翻訳:永井淳
内容紹介
作家のゴーディーはもうすぐ13歳になる12歳の時の、ある夏の2日間のことを振り返る。
木の上に立てた小屋にいつものように集まる仲間がいた。
その日も、クリスとテディの三人でトランプ遊びを興じていた。
そこに息を切らせて飛び込んできたバーンが言った。
「おまえたち、死体を見に行きたくないか?」
バーンは、ブルーベリー

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