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デザイン部隊のマネージメントを2年やって気づいたこと

はじめに

デザインチームのマネージメントをするようになって約2年が経過しました。たった2年ではありますが、自分なりに気づいたことなどをここにまとめることで、これから同じ立場になられる方の予習になることを期待しています。

以下はこの2年で気づいたTipsです。

なぜマネージメントをするのか明確にする

いつだってうまくいかないことは起こります。問題が起こったときは自分の足元をしっかり見えるようにしましょう。

・自分はなぜこのチームをマネージメントするのか
・このチームにどんな変化をもたらしたいのか
・みんなは自分の何を知りたがっているのか
・スキルや知識をどのように共有していくか
・役割における責任はなにか
・立場的に競合することはあるか
・「仕事を完了した」と呼べるタイミングはあるか
・サポートしてくれる人はいるか

上記の内容などを整理しておくとある程度自分がすべきことなどが明確になるのではないかと思います。
大事なのは状況を知っておくことです。

言葉に気をつける

チームのリーダーの言葉は重いです。
そして評価されています。誰だって自分が認めた人のために尽力したいのです。

話すとき「絶対に」「だめ」「間違っている」など強い言葉は使わないように意識しましょう。これはリーダーだからというよりは社会人として、わざわざ角が立つ言葉は使わないほうがいいでしょう。

何かを伝えるときも、肯定的過ぎず、否定的になりすぎず、単なる情報として伝えてあげるのが好ましいとされています。

誤:
「テストコードは絶対書かないとだめだね。TDDも知らないのはまずいでしょ」
正:
「以前に所属していたチームではテストコードを先に書いていたみたいだよ。TDDだっけ?」

紹介してもらう

「あー、地味になんだかんだでマネージメントとかしてます、はい」みたいなのは避けたほうがいいです。これはそれまで同じチームであったとしてもやったほうがいいです。

明確にmm月dd日から自分がリーダーになって、こういった権限が与えられていて、こうしていきたいと今は思っているけれど、チームメンバーの話を聞いて最適なビジョンを一度考えたい。

のように挨拶しましょう。
チームメンバーはいつから誰がリーダーで、何をもたらしてくれるのかや、どんな権限を持っているのかわかっていたほうが接しやすいです。そもそもの信頼関係を築くためにも明言しておく必要があるでしょう。

この例に漏れず他の様々な要因が重なると、役職やリーダー職が軽視されるようにななります。こうなるとキャリアへの不安、モチベーションの低下を併発し、最悪チームの崩壊に繋がります。

一度崩れた信頼関係は修復困難なことが多いです。そのため一度正式にわざわざ挨拶することは大事です。

問題が起きたら少し考えよう

通常の業務や、ふりかえり、PDCA、1on1など業務では問題に直面します。主観で即答するのも大事なのですが、一度選択肢を頭で整理したほうがいいです。主に以下のような選択肢はどのような問題でも考えられるはずです。

様子を見る:
状態をあえて悪化させます。チームにわざと気づかせる方法です。
小学校の「はい静かになるまでn分かかりました!」的なあれです。
課題を共有する:
課題についてチームで話し合います。
当事者意識を持ってほしいときに使うとよいかもしれませんが、信頼関係がないと投げっぱなしになるため気をつけましょう。
教育する:
話して聞かせて、解決策を教育します。
難しい内容の場合や、本人が知り得ないことは手っ取り早くこうするべきです。
任せる:
チームやその中の誰かに解決までを任せます。

解決することが容易なことだとつい説明したくなってしまいます。しかし、チームの状況や個人の性格など判断した上でどうすべきか考えてあげるといいかと思います。
説明することで自分のスキルを見せることもできるため、信頼関係の構築段階であれば敢えて技術を理解してもらうために行うのはありだと思います。

こう書くと難しくなりますが、一生懸命考えて選択するだけでいいと思います。たとえ少しずれていてもメンバーはその振る舞いをしっかり見てくれています。

傾聴する

傾聴とはアクティブリスニングです。1on1や面談ではしっかり相手の目を見て、頷いて聞いてあげましょう。
敬意を持って耳を傾けることで、今度はこちらの話すことにもしっかりと耳を傾けてくれるようになります。

傾聴には以下のポイントがあります。

空白の時間を作る
話に割り込んだりするのはご法度です。
相手が考えているのなら空白を時間を埋めることもしないでください。
表情はオープンに
しかめっ面は評価しているように見えてしまいます。にやけていると真面目に聞いていないように見えます。リラックスした表情にしましょう。
興味を示す
アイコンタクトやうなづきでいいと思います。正しく聞いていることを示すようにしましょう。PCモニタとにらめっこは落胆させる原因になります。
理解を示す
「なるほど」「うんうん」など合いの手をいれましょう。
これだけで相手は聞いてくれていることが伝わります

「なぜこうしたの?」は言い方に気をつける

デザインなどを話しているとついこんな質疑応答が繰り広げられます。

A「なぜこうしたの?」
B「黄色で元気な印象を与えたかったからです」
A「元気な印象が伝わると何がいいの?」
B「商品のイメージが黄色をモチーフで...購買意欲が...上がるかなと」
A「黄色だと購買意欲が上がるの?なんで?」
B「うーん他の色がいいですかね」
A「いや理由を聞きたいんだけど」
B「...」

圧迫面接ですね...。
「なぜこうしたの?」という質問はどうしても角が立つのです。これは単純に「これは何を伝えようとしたのかな?」でいいと思います。

A「この色には何を期待しているのかな?」
B「黄色で元気な印象を与えたかったからです」
A「元気な印象は何かにかかっているのかな?」
B「商品のイメージが黄色をモチーフなんです。テーマカラーは黄色にしてブランディングに貢献したいと考えています」
A「なるほど。クライアントに説明するときは黄色だけでいいかな」
B「そうですね、ブランディングの優先度高で聞いてましたが、補色を使ったカラバリも作成しておきますね」
A「ありがとう!」

こんな理想的に進むかはわかりませんが、円滑にコミュニケーションしたいですね。

相談を受けたら考えさせる質問をする

相談を受けると解決したくなってしまいます。助けたくてなんとか元気になってほしいからです。しかし、なんでも助言して解決することは正しいとは言えません。本人が成長しないからです。

相談を受けたら考えてもらうようにしましょう。一緒に乗り越えるのをサポートするのです。

・いつから考えていたの?
・どのぐらいの頻度で考えているの?
・自分の中ではもう十分考えたのかな?
・うまくいっていないことの原因に見当はつく?
・ここまでで気づきはある?
・僕に手伝えることはある?

終わりに

ここまで読んでいただいてありがとうございました。
本当はもっといろいろなことがあるのですが、長くなりそうなのでいったんここまでにします!

どれも当たり前のことばかりなのですが、自分の意見を否定されたりするとどうしても抑制することが難しくなったりします。
どんな状況でもただの情報として処理できるようになりたいものです。

自分への戒めとして簡単ながらまとめてみました。
誰かの役に立ちますように。

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社内カースト最下層のフロントエンドエンジニアです
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