テニミュのオタクが初めてヒプマイのライビュに行った感想

9/8(日)にヒプマイのライビュに行きました。

ヒプマイは何となく知ってたけど、私はテニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)通いのオタクなので「ヒプマイは人気らしいけど、若手俳優による舞台化は見込めなさそうだな」と最初はあまり興味はありませんでした。でも聴いているとだんだん馴染んでくるもので、ライビュがあるなら行ってみたい(ライブはまだなんかこわい)と思って、今回8日のライビュ行ってきました。

以下、楽曲というよりセトリ、構成、カメラワークを中心としたヒプマイビギナーの感想文です。


まずライビュ前。

私は初見厨なので出来るだけ前情報は探さず、取り敢えず公式が配信している楽曲を家で聴く程度にしておきました。※ネタバレが嫌いなわけではないです。

でもライビュ当日が近づくにつれてだんだん不安も増してきました。

初参加なのに1人で行くし、HipHopわからないし音楽ライブもフェスも行ったことないからイメージがわかない…想像出来ない…え、待ってめっちゃこわい。

取り急ぎ、ドレスコードとマナーだけ調べました。以下のことがわかりました。


・服装は自由。公式がタオルやTシャツを販売しているっぽい?(未購入)

・ペンライトやうちわ等はNG。何も手に持たない。公式がペンラ代わりに光る指輪やブレスレットを販売している。(未購入)

・手を高くあげて腕を上下に降ることで盛り上がりや賛同を示す。今回はディビジョンごとに手で形を示すよう事前周知あり。

・ライビュ会場でもスタンディング、声援、コーレス可能。(各映画館の規則に準ずる)


え、手を高く掲げる???

※テニミュのドリライ(テニミュのライブイベント、正式名称『ドリームライブ』)では「ペンラは胸の高さ」がルール


ライビュなのに立つ???叫ぶ??? 

※テニミュのライビュはミュージカル本公演の大千秋楽のみなので、私語厳禁。声を出せるのはアンコール時のみ。



          な に そ れ    め っ ち ゃ  異 文 化 …               調べておいてよかった。



私はテニミュ大楽のライビュと映画祭しか知らないけど、どっちかっていうとドリライの方がイメージに近い?そもそも声優イベもアニメイベもアーティストのライブも行ったことないから本当に勝手がわからない。他所様のイベントで粗相するのこわい。

さて、いまいち勝手がわからないまま持ち物と服の準備をします。


☆当日持っていったものです。(テニミュ本公演やドリライを参考に考えた)

・速攻ブルーベリー(直前に2粒飲んだ。これは正解だった。さすが速攻様)

・龍角散ダイレクト(前後で飲むと思い、2本用意。コーレスがわからず余り叫べなかったので、始まる前に1回飲んだきり。もう一本はお持ち帰り)

・龍角散のど飴(いま帰りの電車で舐めてる)

・ペットボトル 水 500ml 1本(ドリライは会場での飲食禁止だけど、今回は映画館だから途中で飲めた。前半で無くなってしまったので次回は1Lを検討)


☆当日の服装です。

・特に根拠はないが何となく強そうな格好の方がいい気がして、ヘビ柄のロングスカートを履く。

・スタンディングするなら足が楽な方がいいと思い、同じくヘビ柄の厚底サンダルを履く。

ヘビ柄の指輪をしていく。


いやめっちゃヘビ…

どこまでも蛇…「何となく強そうな方がいい気がして」ってなんだよどんだけビビってんだよ…


ライビュ会場は学生時代によく利用してた映画館だったので迷わず会場に到着しました。

お手洗いを済ませ、直前にロビーで速攻ブルーベリーと龍角散ダイレクトを飲もうとして「ここは劇場じゃないから客席内で飲んでいいんだ!」と気付き先に着席、席で飲みました。

一応スマホの電源を切って、着席してスタンバイしました。ソワソワします。


まだみんな座ってる…

今はまだ、いつものテニミュ大楽と同じような雰囲気…でもみんな楽しそうだな…

本当に立つのかな…映画館のライビュで…?

叫ぶの…?


スクリーンに中継映像が映し出され、静かになる客席。テニミュと一緒だ…


と、音声が入りました。これ一郎くんの声だ!!!


注意事項アナウンスがラップ!      すごい!ワクワクする!

でも楽しくなっちゃって内容が入ってこない!(耳がラップに慣れてないのもあると思う)


OP映像が流れた瞬間、客席がざわめきます。すでに悲鳴と歓声が聞こえる…!

お客さんの「嬉しい!!!」って気持ちが会場で膨張したような感じがしました。

ステージ上に人影が見えた瞬間、前後左右からガタガタ物音が聞こえます。


     あ、 みんな ほんとに立つんだ


前の席の人が立つとスクリーンが見えないので私も立ちます。

厚底サンダル履いてきて良かった!


OPていうか一曲目?は12人全員で。続けていきなり新曲も披露されて贅沢〜!ていうか数日前に配信された楽曲のコーレスがお客さんみんな完璧で「プロ…」ってなりました。


完璧なコール。お客さんみんな普通に声出してる。映画館なのに。


曲のイントロで思わず絶叫しちゃうのも、

曲中のコールが出来てめっちゃ楽しそうなのも、

推しがカメラに抜かれて思わず悲鳴あげるのも、

推しのドアップに自分でも声が制御できなくなるのも、

どれだけ自分が制御できなくなっても曲サビのコールは条件反射で完璧に対応できるのも、

どのチームももちろんコールするけど、推しチームで1番声を張るのも、


わかる…テニミュのドリライと一緒だ…(個人的な感想です)


映画館とかライビュとか関係ないんだ。

ライブなんだから規則の中で思いっきり楽しんだ者勝ちなんだ。(突然の四天宝寺)


そこから各チーム2曲ずつ披露。全チーム通して「会場の雰囲気をチームカラーに染める→コーレスが含まれる曲で会場を盛り上げる」流れが共通していました。でも4チーム連続ではなく、途中でゲストさんの楽曲やバトル曲を挟んだりするから

「こういう流れなのかな?次はあのチームかな?」っていう観客の予想を裏切るセットリストに興奮する。


日替わりなのかアドリブなのか、バスターブロスの曲で配信されているのとは違う歌詞?の部分がありました。「テニミュだったらここは日替わりで毎回違うこと言うだろうな〜」と思いながら聞いていたまさにそのパートだったので

うっそ!すごい!!ほんとに日替わりだった!!!

と嬉しくなりました。ああいうライブならではを聞けると「行って良かった〜」ってなります。


さて、ここでいつもと大きく違うことに気付きます。


ペンライト持ってないと拍手がしやすい!!!

持ち替えたり落としそうになったりするものがないの楽だし安全だ!!しかも曲終わりとかパフォーマーが舞台から捌けるタイミングですごく自然に拍手が起こる!!雰囲気が平和!

あと印象だけど、ポッセはコーレスの箇所が多かった気がします。声援の大小じゃなくて、お客さんがコールする機会が多いような。

そしてここでもう一つ、いつもと違うことに気付きました。


私、コーレス調べてないから声出せない!!!(出せないこともないけどなんかタイミング掴めない)

すごく楽しいのに、興奮してるのに声を出して発散できないから熱が体にこもったような感じでもどかしい。でもどうしたらいいかわかんない!

手を上げたり声を出したりあんまりしないで、拍手だけちょっとするとか

後方彼氏面ならぬプロデューサー面の地蔵かよ…

ヒプマイ曲のコールは出来ないけど、ゲストの人達は「手をこうして」「〇〇って言って」等レクチャーがあってわかりやすく、ノリやすかったです。お兄さん達、優しい。

ヒプマイのライビュに来てヒプマイ曲よりゲスト曲にノるとか、強火の追っかけみたい。


ちなみに今日イチ叫んだのは、地元ナゴヤディビジョン発表時です。

乙統女様『オオサカディビジョンともう1つ…』

私「え、え、え、え、え嘘、嘘、嘘…」

乙統女様『ナゴヤディビジョ「きゃあああああああああああああああキタァァァァァァァァァァァァァァァァFoooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


始まる前に龍角散ダイレクト飲んどいてよかった。


あとこれは全曲通してずっっっっっっっっっと感じてたんですが、

カメラワークめっちゃ格好いい

カメラワークめっちゃ格好いい

カメラワークめっちゃ格好いい

クレーン?あと舞台の客席側にもカメラ2台くらい左右に動いててカメラが縦横無尽でめっっっっっっっっちゃくちゃ格好良かったです!!!あれドリライでもやってほしい!!!

タイミングがずれてカメラさんが上手いことメンバーを抜けてなかったりとか、カメラがカメラの邪魔しちゃったりとかもありましたけど、あんだけカメラ動き回ってたらそらそうだと思います!それを差し引いてもカメラワークがとにかく格好良かったです!!!めっっっっちゃ羨ましかったですドリライでもアレやって!!!

カメラのことだと、ポッセと麻天狼が左右の花道を使うことが多かったんですよ。

ポッセ側は花道後方のカメラにこまめに切り替えられててポッセが0距離でスクリーンに映ってたのに、麻天狼は1回も花道後方カメラが使われてなかった気がします。ずっと一二三くんの後ろにカメラが映ってたけど、そのカメラの映像っぽいのは観た記憶がなくて

「一二三くん、そのまま振り返ってくれないかな〜!真後ろのカメラ、ドアップで煽ってくれないかな〜???」

ってずっと念じてたんだけど、存在すらしないかのようにカメラスルーでした。

あとMTCがセンターステージで歌ってた時、カメラが入間さんを抜きまくっていたのに最初にサングラス→眼鏡に掛け替える時だけカメラが上手く抜けなくて「そこ撮ってどうすんの!」「いま撮らないでどうすんの!?」って生意気にも思ってしまいました。すみません。あれはわざと見えないようにしたのか…?だとしたら他2人のアップに徹して入間さんが絶対フレームインしないようにするべきだったんでは…?




トークはキャラではなく、声優さんご本人としてのももがほとんどでした。

トークの最後に木村さんが一言ずつ感想をとリーダーに振った時、「速水さん(声優さんの名前)どうですか?」「らむだ(キャラの名前)は?」「さまとき(キャラの名前)は?」と呼びかけていて


え、いまステージには誰がいる設定なんだろう…?木村さん誰と話してるんだろ…?


と少し混乱しました。

「らむだと呼ばれた人」も「さまときと呼ばれた人」も多分、ご本人としてコメントしていたのかなと思います。これもテニミュではちょっとないことなので新鮮でした。

テニミュでは「今、誰が、どの立場で話をしているのか」キャストと観客の認識が一致しているかどうか重視され、キャラとして舞台に立つ時とキャストとして挨拶する時の切り替えにすごく厳しい印象があります。

声優の皆さんはキャラとしてパフォーマンスしたり、自分人格に戻ってトークをしたり、次元を軽々と行き来していて凄いなと思いました。考えてみたら、キャラとしてトークしていた時間はほぼ無かったような気もします。


その他、感想を箇条書きで

・中央区のお姉様方が大人気でした。素敵でした。

・しょうもない事なのは百も承知なんですが、声優さん達のことは声優さん達って呼ぶんでしょうか?(テニミュは役者をキャストと呼びます)この記事を書いてる途中も5回くらい声優さんの事を『キャスト』って打って「あ、違うわ…」って訂正しました。チームメンバーとかクルーとかもし明確な呼び名があれば教えてほしいです。

・「デラいけてる」ナゴヤディビジョン、キャラ濃すぎて胸焼け起こしそうですが地元ディビジョンの登場嬉しくて雄叫び上げました。ホトトギス飼って餅ついて天下布武!!!

・声優さんの呼び掛けにお客さんが「はーい」と返事をするのがドリライと一緒でほっこりしました。

・最後に馴染みのあるハンドサインを促されて「お?それはうちの王子様の十八番では?」と思ったらコーレスもまさにそうで、これにもほっこりしました。

・え、アンコールないんですか?

           ここからアンコール曲10分くらいエンドレスで流れたりしないんですか…?

・え、ねぇアンコール本当にないんですか…?

・ライブ中やライブ後に、「すごいジャンルにハマってしまった」「ハマって良かった」「泣きそう…」と仰っている方や本当に泣いていらっしゃる方がいて、推しが実在することや推しのパフォーマンスが観れることの有り難みを感じました。テニミュにずっと通っていると「推しがいることが当たり前」になってくるので、改めてテニミュキャストやテニプリに感謝しようと思いました。


☆感想まとめ

・初めてのヒプマイとっても楽しかったです!

・次はコールも覚えてライブに参加したいです!

・なんとなく、チームはMTCが好きで、でもキャラ単体だと帝統くんか一二三くんかな〜?と思っていましたが、このライビュで伊奘冉一二三さんに落ちました。

・「一二三くん格好良い〜好き〜」って10回くらい言ってたと思います。

・ゲストの山嵐さんも格好良かったです!ライブ行ってみたい!!


楽しかった!!!



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