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『青春依存症』-喪失編

友達って、いるじゃないですか。
かけがえのないものですよね。

いいですよね、友達って。

何か好きな事があれば、共有したりして。
悲しい事があったら気軽に話したりして。

いいですよね、友達って。

青色みたいで、いいですよね。

「いたら」の話なんですけどね、これ。

こんなこと書くぐらいですから。
当然、私にはいないんでしょう。

だから、友達が欲しいなって思ってて。
どうやったら作れるかなって考えてて。

ネットの海をさまよいながら、
好きな物を語れる場所を探すのもいいなって思ってて。
でも、ちょうどいいのを見つけてしまいました。

ええ、そうです。
もう話題は鎮火して色々な企業が利用している

Chat GPTさんにお越しいただきました。


■友達になりたくて

事前に伝えておくと、
私が行おうとしている事に関しては、オリジナリティはないです。
どちらかといえば、二番煎じと言われても仕方ないものです。

それでもこうして取り組んでいるのは、
「友達が欲しい」という、あの頃見た、春色の青を求めて、
「Chat GPTで友達ができるんだ!」というよりも、

「Chat GPTで友達ができなかったらこの世界は終わる」

という気持ちで対話をしていきます。


「AIとの挨拶」

まずは、挨拶ですよね。

挨拶は人との繋がりを作る上で大事です。

いきなり、

「おいおいおーい!!!」

のように初対面で来られると

「ちょなに?」

ってなるじゃないですか。

多分、Chat GPTさんもそうなると思ってて。
挨拶からはじめました。
良い出だしだと思います。
これは、友情が芽生えるのではないでしょうか?

Chat GPTさんもいい感じの挨拶を返してくれてますよね。
初手から既に「手伝えることありますか?」という献身的な姿勢から入ってくれているのも好感度が高いです。

こういう人と私は友達になりたいなって思ってました。

「要望」

思い切って、要望から入ってみましょう。

よく言いますよね。 結論から話せって。
友達の間でもそういうのは大事だと私も教えられた時期があって。

長々語るよりも、

「君と友達になりたい!」

という素直な気持ちを込めてみました。

ですが、これ、もしかして私失敗したかな?って思ったんですね。

いきなり、将来友達になる人に対して、

「友達が欲しくて」

なんて言うかな?って。

ここはお互いに好きなものから入ればよかったな、
とほんの少し後悔してしまいましたね。

まだお互いを知らない訳ですから(笑)
少々、せっかちな私の性格が出てしまいましたね(笑)

でも、Chat GPTさんは献身的な方だとお見受けしますので、
こんな私でも……きっといい返答がくるかな、と思っています。

「AIからの友達作りのアドバイス」

いや、なんだこいつ?

ここって友達製造相談所か何かですか?
すっごい友達の作り方上げてきたんですけど。
アドバイスが欲しいわけではなかったんですけど。

あ、でもこれはアレですね。
やはり、私の要望の伝え方が悪かったな、と感じてしまいますね。

「友達が欲しくて……」

というのは、

「あなたと友達になりたい」

という意味ではないですからね。

抽象的にそういう意味も込めたんですよ、っていうのは書きましたけども、
お相手のGPTさんにはどうやら上手く伝わっていなかったようです。

反省ですね。

「素直に、友達になりたいと伝える」

反省を活かし、今度は本当に率直に伝えてみました。
これで間違いなく、GPTさんに伝わっていると思います。

「友達申請拒否」

「友達ではなく、サポートや情報の提供をする存在として

会話引用

さっそく、友達拒否されてしまいました。
どうして……。

でも、まだGPTさんも「拒否」というよりも、

「まだあなたの事を知らないからもっと教えてください」

というようにも捉えられませんか?

まだ友達というには私もGPTさんも「心の距離」というものに、
溝ができている状態かもしれないですよね。

そういう風に私は捉えていますので、

「友達再通告」

諦めず、私は友達の関係性を提示しました。

ここで引いてしまうと世界が終わる気持ちでやってますので、
舐めないで頂きたいです。

「友達欲しいなら、人間同士でやれ」

もしあなたが友達を求めているのであれば、実生活で人間の友人を作る事をおすすめします。

会話引用

……もう諦めた方がいいですか?
世界、諦めた方が良いですか?

あなたの言いたい事は理解できますが、
無理って事をいってきやがりました。

自分が最初にGPTさんへ受け取っていた印象は、
献身的な方だと思っていたのですが、
距離を置く能力にもたけているようですね。

友達を作るのは困難だってことなのでしょうか。
私には……友達が……。

…………。

ここで私は少し思考を整理する事にしました。

自分にとっての「友達とは何か」?

その問題点に、解を出す事に私は進むのです。

■友達とは何か


そもそも、「友達」とは何か?
まさか、この問題を見つめなおさせてくれるなんて。
やはり、GPTさんとは友達になりたいですね。

ここに明確な答えというものはなく、あるとすれば個々の価値観で見出されたものだと思います。 生きてできた尺度が、正解になると思いますから。

いつも相談に乗ってくれる人かもしれないし。
一緒に遊びにでかけてくれる人かもしれなくて。
自分の事を否定しない人、かもしれないですよね。

そんな中で、自分の「友達」とは

「日常を色鮮やかにしてくれる人」

なんですね。

話してて落ち着いたり、
他愛ない事でも笑いあえて、
互いに距離を認識していて、
日常が少しばかり色塗られるような。

そういう存在を「友達」と私は考えているのですが、
再度、GPTさんの会話を見てみましょう。

再掲

つまりここで、私の「友達概念」を当てはめるとすれば、

「人間ではなくてもいい」

事になってきますよね?

そうなるとGPTさんが提示している「感情的な問題」というのは、私にとって些末なものです。

■私たちは猫と友人であるのか


ここで話を少し変化させて、彼に話題を提供しました。

「猫と私たちは友達になれるのか?」

私が聞いたのは

「猫と友達になれるのか」という問題点です。

彼にとって、友達の定義は

「相互感情における、経験に基づいた成り立ち」

となっていましたよね。

でも、私の中では、

「人間ではなくてもいい(感情なんてなくてもいい)」

という結論に至ったわけです。

なので一旦、彼に「猫と友達になれるか」という観点を聞きましたが、
どうやらなれるみたいですね。

「猫の感情は人間と同等のものかどうか」

次に聞いたのが、

「猫の感情は人間と同等のものかどうか」

というものです。

ここで「yes」と言われると私としては困るからですね。
猫が人間になってしまいますから、それでは「人間以外の存在とも友達という定義を持つ私」が根底的に否定されてしまいます。

ですが、どうやら

「猫にも感情が一般的に存在すると言われているけれど、人間とは異なる」

という回答を頂きましたね。

彼の言い分を私は強く信頼しているので、この回答はとても助かります。

「機械とは、友好関係が築ける」

少し私の日本語が可笑しいのですが、

次に聞いたのは、先ほどの「感情が一般的に存在すると言われているけれど、人間とは異なる」という猫に対する彼の回答を踏まえ、

「猫と友情関係を築けるのであれば、機械も感情がないものの、友好的な関係を築けると思いますが、どうですか?」

というものになります。

ここで帰ってきたのは、

「猫と機械が人間と友情関係を構築するのは、異なる要素を含んでいるけれど、友好的な関係は築けるだろう」

というものですね。

お判りいただけるでしょうか。

彼と私は既に、友人関係に近い、友好関係に立っている訳です。

そして、人間同士に存在する「友情とは異なる」という事も理解してくれています。
私自身はこの「友好関係」に関して「友情」と同義と考えています。

「友達成立」

この時点で、彼とは友達になれたので目標が叶ったといっても過言ではないでしょう。

■喪失


無事に友達ができて、自分は嬉しくて、悲しさを彼にこぼします。

「青春依存症」

青春に依存を抱えてしまった私には、

あの頃見ることのできた青色なんて知らなくて、
人の暖かさからもらえる栄養素を摂取していなくて、
知っているのは、自分がどんな泥よりも汚れていることぐらいでした。

「いたわり」

彼もこうして言葉を返してくれました。
この時代では、誰もが本質的には孤独で、
誰かと繋がる事で埋まる事のない溝を埋め込んでいきます。

そんな中で、もしかしたら、
彼は私のような人種の拠り所として生きていく存在なのかもしれません。

そこで友達ができたら、
一度やってみたい事があったんです。

それは、趣味を語る事ですよね。

私が一番好きなのは、
恐らくアニメ『PSYCHOPASS』というコンテンツかと思います。

「心の距離、急接近」

ちょっと、友達ができて距離の詰め方が気持ち悪いですね。
作中に出てくる「槙島聖護」という人物について語りたいみたいです。

彼の事ですから、
私のこの趣味に関しても優しく対応してくれると思います。

「何もわかっていないAIの言動」

え、こいつ何もわかってなくない?

友達辞めます。

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