坂戸 優侑 *yu_sakado

ひとりでもいい。少しでもいい。 読んだ人の心に、何かが残ればいいな。 と思いながら書いてます。

良いもの、好きなもの、売れるもの。

良いもの、好きなもの、売れるもの。
全部イコールだったら、もっと仕事は簡単に進むのだろう。

①良いもの
何を「良い」とするのかはっきりとは分からないけれど、「コストがかかっている」「時間がかかっている」「手間がかかっている」など、何かがかかっているものは、「良いもの」と見なされる気がする。

②好きなもの
シンプルに、自分の「好み」の問題。
これは非常に判断が楽である。私ひとりの問題。

③売れ

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牛乳、キライ

カフェオレは好き。生クリームも好んで食べる。
ソフトクリームもミルクプリンも好きだし、チーズも好き。

でも、牛乳は嫌い。口に近づけたくない。

給食も憂鬱だった。残してもいいというスタンスだった6年生のときの担任、大好きでしたありがとう。

単体では大嫌いなあの液体が、混ざったり、発酵すると食べられるというのは不思議。

最近、いちばん不思議なのはヨーグルト。

市販のヨーグルトではなく、市販の

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絨毯の上のカブトムシ、探しています。

このタイトルで、ピンと来る人がいたら嬉しい。
歳が近いか、国語の先生か、教材関係のお仕事の人だろう。

中学生のときに、「絨毯の上のカブトムシ」に出会った。
「このページをめくった次の日から、あなたは通学途中にこのページのことを必ず思い出す」
みたいな内容のことが、見開きのページに、大きなゴシック体で書かれていた。
次の日から、魔法にかかったようにそのページを思い出した。
言葉の力はすごい、と思っ

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【短編小説】楓恋とタケシさん(10)

-秋、タケシさんとタケシさん-

「……何で言わなかったんですか」
楓恋は出会って半年が過ぎた彼を見て、そう言った。
彼は笑った。

遡ること3日前。
「楓恋」
教室を出たところで、彼に呼び止められた。
「タケシさん、こんにちは」
ひょんなことから知り合いになった、ふたつ上の先輩である。
「今週の土曜日、空いてるかな?お願いがあって」
「18:00までなら空いてますけど…どうされました?」
「実は

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【短編小説】楓恋とタケシさん(9)

-冬、使い方いろいろ-

12月に入り、入口や貸し出しカウンターにクリスマスツリーが飾られ、本来静かな場所であるはずだとういことを考慮してなのか、かなり控えめにジングルベルが流れている。

「タケシさん家には、サンタさん来てました?」

楓恋は、自動販売機で購入した甘ったるいミルクセーキを、ニットの袖を伸ばして両手で包み込む彼に話しかけた。

「来てたよ。煙突からじゃないけれど」
「日本で煙突から

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『【短編小説】楓恋とタケシさん』の補足②

こんにちは坂戸です。

ひっさしぶりに『楓恋とタケシさん』を更新しましたので、補足第2段と言い訳です。

まず、時系列の整理が以下でございます。
補足①以降に更新したものは、“new!”がついております。

↓(2) -春、心を開いたのはどっち?-
↓(5) -春、照れるからcall my name- ←new!
↓(4) -夏、きっかけは星占い-
↓(3) -秋、帰省するか否か-
↓(7) -秋

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