ママへ私からの精一杯の愛情だよ

私は母親が大好きだった
母親に精一杯大好きを伝えてるつもりだった
でも母親には届かなかった

母にとっての私はお金でしか無かった
小さい頃はそんなに思わなかったけれど、私に多額の保険をかけ、病気にならないかとずっと言われていた
母にとっての愛情表現は『お金』という歪な形だった

だからこそ、私には分からなかったし、伝わらなかった

母はヒステリックな人だった
仕事の鬱憤を食器や瓶を投げて暴言を吐き、私に全てを押し付けた
それでも、私は母が好きだった

母は悲しい人だった
気持ちが元々強い分、泣くことが難しかった
私が母が泣いてるのを見たのは、私が病気になって入院した時だけだった

母は寂しがり屋さんだった
ただ、その気持ちを表現するためなら手段を選ばなかった
自分の機嫌がよくて、都合がいい時だけしか私に『好きだよ』とも、『大事だよ』とも言わなかった

だからこそ、機嫌が悪くなるとものを投げつけた
暴言を吐いた
包丁を突き立てた
まな板で父親を叩く姿をわざとみせた

何度でも言う。私は母が好きだった。ただそれは過去分詞系の好き『だった』だ。

私は、これから先も母の呪いにかけられて呪縛から解き放たれずに生きていかなければいけないだろう

だけど、それでも私は母に負ける訳にはいけない
この文章を見てくれる人がいる限り、生きていくことは辞めない
母のことは今でも寂しい気持ちになるけれど、私の人生に母は苦しすぎた
私の人生に母を大事にするのは無理があった

だから、私はこれからは自分の人生を歩むんだ。
これからは、自分のすきな人と自分の大事なお友達と自分のすきなことをして生きるんだ。

もう、邪魔なんかされない。されないじゃない、させない。
母親の呪縛に悩まされる時間はきっとこれからも長いけれどそれを乗り越えて行ける人生を歩みたい。

私は私を生きる。今日を生きた私えらいね。そして、あなたも沢山えらいね。私たち、今日も生きれたの偉すぎない?

10/18 (水) あかね

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