『3年は辛抱して働け！』
『とりあえず3年やってみて考えろ！』

　今では死語だって、先日転職のドラマで言ってました。

　昭和・平成と生きてきた私も3年神話派でしたね。
子供達にもそう言ってたと思います。
でも、末息子が大学3年で大手ＩＴ企業から内定を頂き、安心し、社会人として送り出しましたが、1年で退職してしまいました。
　詳しい理由は不明です。サラッとした理由しか知りません。
もちろん、当時はあたふたと心配はしました。
　今は、地方で毎日楽しんで仕事をしているそうなので、何も言いませんし、何より本人が決めたことならそれが1番良いんです。

　10年位い前なら、少しはアドバイスできたかもしれませんが、今は、私が生きてきた世界や社会と違っていて、話を聞くことしかできません。
　本当に今の若い方たちは、生きていくのも、子供を育てるのも難儀なことばかりで、大変そうです。
　その中にいても、工夫して自分の時間や場所を作って楽しんでる姿は、微笑ましいです。
すごいなぁって感心したり、応援したくなります。

　『とりあえず3年』は確かに死語かもしれません。
人生の先輩たちは自分の経験で発言します。
　もちろん、3年で自分のスキルも上がって見えてくる景色が変わったり、後輩を指導していく中で改めて学ぶこともあるので、続けることも才能の1つではないでしょうか？

　それでね、思い出したんです。

　20代の頃、当時上司だったSONYの元会長、盛田氏に、6月の終わり頃
「今年の新人さんたちも、もうすぐ3ヶ月の試庸期間が終わって正社員になれてほっとしますね」と言ったら、「おいおい、それは違うよ」
「試庸期間というのはですね、ここは自分の思ってた会社かどうか試す時間ですよ。20代の若い人たちが、１度しかない青春を満足する場所で過ごしてもらいたいですよ、自分の為に。だから、この会社は違うなと思ったら、早く辞めていいところを探すんです。不満のある場所で大事な青春時代を過ごすなんてダメですよ。そういうこと考える3ヶ月なんですよ。」と（多分こんな感じのようなこと）
　忘れてましたね～40年近く。あの時、とても心に響いた言葉だったのに、大事な大切なこと話してくださったのに…。

　末息子には、思い出したあと話しました。
何か、気づきがあると嬉しいです。

　誰かの言葉
歌詞でも、短歌でも、小説でも、漫画でもSNSでも
誰かの放つ言葉で心か軽くなるなら、それはステキなことです。
　

　周りの人は色々言うけど、言葉に苦しんだり、悩んだら、自分にとって背中をおしてくれる言葉だけ心に残して、あとはポイポイ捨てちゃいませんか。縛られる必要も傷つく必要も全然ないですよ！

　若い方たちが元気で楽しそうだと、こちらも見てて楽しくなります。
パワーもらえますね。嬉しいです。

　お付き合い、ありがとうございました