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2024年3月 甲府盆地異常温泉巡り2024春②【フカサワ温泉・国母温泉・新遊亀温泉】

前回

3/12 山梨県昭和町~山梨県笛吹市

この日のファーストダイブは昭和町「フカサワ温泉」。甲府昭和ビジネスホテルからほんの2kmほどの距離

470円の湯銭を支払い脱衣所へ。

脱衣所の窓から浴室が見える

浴室の照明をつけ忘れていたようで、受付の女性が後から入ってきた。
一番風呂だね。ごゆっくり」とのこと。開店突撃して大正解。俄然湯への期待が高まった

鼈甲色の香り高い優湯(すぐれゆ)と対面。沈没すると41℃ほどの適温で、誰も居ないのをいいことに大変な表情で至福を味わってしまいました。

小さい浴槽はピリッと熱め。浴感を確認する程度に留めた

露天風呂は2人も入れば窮屈なサイズ。外気で程良く湯温が下がっており、非常に自分好みのぬるさになっていた

清掃の行き届いたシャワー・カラン。身体を洗っているとお湯から金気の香がしたので、こちらも源泉が使用されていると思われる

退店間際に受付の女性と暫し談笑。車のナンバーを見て福島の人間と気づいたらしく、「こんなところに来るなんて温泉好きなんだね」との言葉を頂いた。温泉フリークにとっていかに甲府盆地が垂涎の地であるかを説明しようとしたが、早口の大演説になってしまいそうだったのでやめた

道中「イトーヨーカドー 甲府昭和店」へ立ち寄り、この日発売日だった「ゆるキャン△ 16巻」を購入。山梨が舞台のコミックスを発売日に当地で購入することは、その筋の御宅にとって無上の悦びに他なりません。ヒッヒッヒ……

一度訪問してその湯の良さを知っている草津温泉を苦悶の表情でパスし、甲府市上石田の「ずんちゃんパン」に立ち寄り。キレッキレのファサードとフォントの圧に危うく卒倒しそうになったが事無きを得た

前々から気になっていたのだがどうも最近テレビジョンで紹介されたらしく、遠方のナンバーの車も見受けられた

こちらでは湯巡りの食糧として チリソーセージ、ハッシュ玉子、昭和のハムカツ(出来たて)、コロネショコラを購入。
近ごろは特に早い時間で売り切れてしまうそうで、11時前の訪問にもかかわらず多段ケースにはこれしか残っていなかった

ハッシュ玉子
昭和のハムカツ

購入後車に戻って即2品喰らった。次回はもっと早い時間に訪問したい

2湯めは甲府市「国母温泉」。昨年・一昨年の甲府盆地出現時もこちらを訪問しようと思っていたのだが、いずれも多湯気味の身体を考慮してパスした経緯があり、満を持しての初訪問

脱衣所はほとんど自然光のみで薄暗く、独特の趣。雨音が屋根に当たる音と、入浴者がかけ湯をする音だけが響いていた

こちらより引用

浴槽は3つあり、源泉が注がれる浴槽から2方向の浴槽に湯が分配されている形式。その一方はぬる湯になっている上にジャグジー付きでこれが大変に心地良く、1時間の長湯となった。共同浴場の色合いが強いが、露天風呂もあります

湯治目的に特化した注意事項
浴室入口上部に掲示された温泉分析書
温泉分析書と湯使いについての掲示

総合的に味のある施設だった。自分も比較的温泉の豊富な地に住んでいるので”隣の芝生は何とやら…”だが、近所にこんな優れた温泉銭湯があるのは羨ましい

ずんちゃんパンの余波があった為がっつり昼餉を摂ることはせず、甲府市「珈琲 カムイ」にて軽食兼小休憩とした

マスターが手際よく作ってくれた「カムイ特製ピラフ」を頂く。ざっくり大きくカットされたほうれん草が心地良い食感。「男の料理」といった感じの塩味しっかりな味付けもまた良い

食後のブレンド

朴訥ながら人当たりの良いマスター。山小屋のような落ち着く狭さの店内で暫し時間を過ごしました

3湯めは甲府市太田町「新遊亀温泉」。営業開始が14:00なのでタイミングが合わず、これまで訪問できずじまいだった為、これまた満を持しての訪問

こちらより引用

入口の時点で男女別に分かれており、中央の番台に湯銭を支払う方式。甲府駅北側の「喜久乃湯」にも似た趣を感じた

こちらより引用

国母温泉と同様に奥の源泉層から湯が分配され、それぞれ異なる湯温になっている。肌によく残る、品のあるとろみを有したモール泉がすばらしい

こちらより引用

事前情報では相当熱いと聞いていたのだが、源泉が直接落されている浴槽以外は良い塩梅に湯温が下がっていて快適であった。
なお、引用した写真では鮮明に浴室が映っていますが、実際は凄まじい湯気で視界が幾分制限されていました。

もう1湯くらい巡ろうかと思っていたのだが、この日の宿も素晴らしい自家源泉を持つ旅館だったので、ここで切り上げて宿へ向かいました。

続く

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