【130スキ突破】業界最大手レベルのガクチカを"0から創作”する方法【特典あり】
ご挨拶
NNTの就活弱者だった私が、就活留年を経て業界最大手SIerに早期内定した私が、ガクチカを0から創作する方法をまとめました。
「ゆうが何者か」はコチラを読めばわかります。
「どうすれば大手企業の内定を取れる強いガクチカが作れますか?」
という問いに対して、私の答えは常に決まっています。
それは、
「創作。創作しなさい。0から創り上げなさい」
と。
多くの就活生が頭を悩ませる、
・自己分析
・強いエピソード
・強者の就活理論
・ありのままを伝える正直就活
・差別化された独自性のあるガクチカ
などなど、申し訳ございませんが、私は全否定します。
確かにすべて一理あるとは思いますが、内定に直結するかといえばNOです。
モテようと思えば、今や皆モテるファッションやメイク、身体づくりを学び、髪の毛から足の指の毛にまで気を配ります。
自分のこだわりではなく、女子ウケ、男子ウケから逆算して、自分を改造するはずです。
しかし、就活となるとどうでしょうか。
ほとんどの人は、自己分析だの、今から自己研鑽だの、強者になれだの、差別化しろだの、聞こえのいい自己啓発に振り回され、考えているふりをして思考停止し、何も進展がないまま。
そして、終いにはSNSの独りよがりな発信者の発言を鵜呑みにし、どこにでもありふれた有象無象のガクチカができあがる。
せっかく頑張ってるのに、せっかく10時間もかけたのに、せっかく…
「プレゼントは、自分があげたいものよりも相手の欲しいものをあげるべき」
とよく言いますが、それはガクチカも同じ。
就活無双したい、内定が欲しい、選考に通過したいなら、
「企業が欲しがる人材像を創り上げる」
まず話はここからです。
そのために、本教材では
「業界最大手に内定した私が、2年かけて身に着けたガクチカの創作メソッド」
をお教えします。
この教材内には、私が「NNT→就活無双」という飛躍的成長をする過程で、
・就活ノウハウを叩き込んでくれた先輩の教え
・1年以上かけて身に着けたノウハウ知見
・それを後輩の指導向けに言語化したテキスト
ガクチカを創作するためのメソッドを「これでもか」というほどギュッと詰め込みました。
あなたがやることは以下です。
第一章:ガクチカについて理解する
第二章:ガクチカに必要な要素を理解する
第三章:「ガクチカ創作」の具体的手法を理解する
第四章: 11の文章術でガクチカのクオリティを飛躍的に上げる
たったこれだけ。
ガクチカを作るときには、本教材をそばにおいて、常に参照しながら作っていきましょう。
・何のためにガクチカ作るんだっけ
・どうやってガクチカ作るんだっけ
・どうやってクオリティ上げるんだっけ
添削を受ける、面接を受ける、フィードバックをする時など、随時本教材に立ち戻って、何度も読み返してください。
これは実際に私がよくやっていたことで、先輩の発言や自分の反省、良い書籍の記述は、手帳やスマホのメモ帳に記録して何度も何度も見返していました。
脳の隅々に染み込むまで、何度も見返していたのは、
「実践できないならば読まないのと同じ」
だと考えているからです。
だからこそ、100冊の本を読んだり、色々な人にアドバイスを乞うたりするよりも、「コレ!」と決めた人の教えを実践し続けることで、指数関数的に実力が上がっていきます。
冷蔵庫にある残り物の食材でも、料理人の手によって高級料理よりも美味しくなる。
弱いエピソードも組み合わせや演出次第で、魅力が生まれ、次第に輝き出す。
私はそう考えています。
とはいえ、本教材は「就活弱者」に向けたものなので、華やかではなく一切のキレイゴトを排除したノウハウが大量に語られています。
本気で現状を変えたい人向けの教材なので、面白くもないし、読むだけでも大変です。
「サクッと読んで強くなった気になりたい」というタイプの人は、手に入れるべきではありませんので、今すぐどこかの就活塾に入門してください。
「僕の考えた最強の就活理論」をひけらかしてマウントを取りたいタイプの人もお断り。
根本的に考え方が違うので。
「結果につながるならば、どんなことでも泥臭くやる」
そういう結果至上主義の方こそ、ひたすら教材を読み返すべきです。
丸暗記するありません。
問題集を解くとき隣に置いておく参考書のように、ガクチカを作るときに常に開いてご覧ください。
読んですぐに効果が出るようなものではありませんので、
・既にある程度選考に通過している人
・既に就活強者から指導を受けられる人
・全ての情報に正確性や再現性を求める人
・読めば結果が出ると思ってる人
・成果の保証を求める人
・ちゃんと文章を読めない人
・日本語が理解できない人
・言葉の裏まで理解しようとしない人
上記のような人は読まないでください。
「ガクチカ創作」とは?
私は「ガクチカ創作」を、
「複数の弱いエピソードや拾い集めたネタを組み合わせて、一つの強いガクチカを創り出すこと」
と定義しています。
本教材を読んでいただければ、手持ちのカードをうまく組み合わせて就活強者たちと張り合えるガクチカを創り出せるようになります。
本教材では、このノウハウをエピソードの創り方からロジックの通し方、深みの出し方まで余すことなく解説しています。
加えて、具体例も多く記載しました。
本教材を読み込んで実践すれば、間違いなくあなたのガクチカのクオリティは飛躍的に上がるはずです。
ガクチカにおける3つの誤解
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①強いエピソードはいらない
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文章や取組みの過程でのあなたの思考、価値観などを見ているので、エピソード自体で評価されるとは限らないということです。
逆に1億稼ぎ増したみたいな人がいたら「起業すればいいやん何でうちなの」というツッコミが入りかねません。
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②エピソードは事実でなくてもいい
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選考でガクチカを聞くときには、「あなたの過去の事実そのもの」でなく、“ガクチカ”を聞いています。
・ガクチカの内容自体から、
・ガクチカを深堀する過程の会話から、
あなたの人材としての有効性を評価する目的でガクチカを聞きます。
つまり企業側は、ガクチカが事実かどうかにはこだわっていません。
本当の問題点は「嘘をつくこと」ではなく「嘘を見抜かれる程度のガクチカしか作れていないこと」にあるのです。
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③ロジック<<<ストーリー
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「ロジックが通っている」ことは前提条件です。
だって事実であるという前提で話すわけですから。
とはいえ、選考はロジックを評価する場ではなく、あなたの人材としての有効性を評価する場です。
パッションの部分や、あなたの人間性など、様々な角度を見られます。
例えば、
「なぜ取り組もうと思ったのか」
という問いに対しては、あなたの価値観や情熱の部分を色濃く反映させ、アピールする必要があります。
そこで代わりに通すべきは「ストーリーライン」です。
ガクチカはあなたのエピソードなのですから、理詰めではなく、「ストーリー」で語る必要があるのです。
本教材の使い方
第一章:
「そもそも企業はガクチカを何のために聞くのか?」を理解し、企業から内定をもらうための「戦略的なガクチカづくり」を学びましょう。
第二章:
第一章を踏まえ、ガクチカにはどんな要素を組み込めばよいのか、どんな内容に仕立ててれば面接官がうなるガクチカに仕上がるのかを理解します。
第三章:
具体的なガクチカの創作プロセスを学びます。ネタ集めから始まり、アウトライン作成、執筆など各工程をどう進めていくのかを学び、実際にガクチカの書き方を身につけます。
第四章:
ガクチカのクオリティを上げるための文章術を学びます。読みやすくロジックの通った文章にするためのスキルはもちろん、より面接官を引き込み感動させるための表現スキルまで広く身につけ、内定を取れるだけの文章力を身につけていただきます。
上記の順でガクチカ創作をマスターし、トップ企業通過を達成しちゃってください。
第一章:ガクチカについて理解する
そもそも就活とは何か?~あなたから見た「就活」~
ガクチカ創作を学ぶ前に、まずはあなたから見た就活を改めて考えてみましょう(緊急の場合は二章から読み始めても結構です)。
私は就活を
「第一志望の企業から内定をもぎ取るために、志望企業が提示する選考フローを突破するための諸活動」
と定義しています。
ここであなたに意識してほしいことが2つあります。
1つ目は、「内定獲得のために必要なことなら何でもする」という強い目的意識を持つこと。
ただ何となく就活に取り組むのではなく、
「1%でも内定獲得の確率を上げるためには何が出来るか?」
と考え抜いてあらゆる選考に臨んでください。
ガクチカにおいても、「内定」というゴールから逆算して必要な要素を盛り込むことが大事です(二章で解説)。
2つ目は、「内定獲得のために必要なこと以外は一切やらない」というゴール意識を持つこと。
上記のような1ミリの得もない時間を過ごすのは止めましょう。
「本当に内定獲得のためになっているか?」
と自分に問いかけ、無駄なことはカットしてください。
必要なのは選択と集中です。
そもそも就活とは何か?~企業側から見た「就活」~
ガクチカ創作のためには、「企業側の視点」をよくよく理解している必要があります。
企業にとっての就活は
「有能な人材を囲い込み、自社に入社してもらうための諸活動」
と定義することが出来ます。
ですから当然、企業は採用活動にかかっているコストに見合う人材に内定を出します。
あなたは、それに見合うだけの価値のある人材だ!ということを全ての選考フローにおいて全力でアピールしなければいけません。
具体的に何をアピールすればよいかは第二章にて詳しく解説します。
ここでは「企業視点で就活をすることが重要」ということを押さえておきましょう。
企業はガクチカを通じてココを見ている
企業側の視点が理解できたところで、「企業はガクチカのどこを見ているのか?」を把握しておきましょう。
企業は以下3つを見ています。
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①ガクチカの内容
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こちらは言うまでもないですね。
ガクチカに書いてあるエピソードやその過程にあるあなたの思考過程などを見て、あなたがどの程度有能な人材かを評価します。
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②ガクチカの文章自体
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こちらは、ガクチカの文章から、あなたの論理的思考力を測ります。
まともに話は通じそうか、考えて仕事が出来そうか、という部分を文章から推測するわけです。
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③企業が求めるものもってこれるか
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①②までは知っとるわ、と思ったかもしれません。
しかしそれだけではなく、③も実は大切です。
・企業が知りたい情報をわかりやすく記載してくれているか
・親切な文章を書いてくれているか
・イレギュラーな設問の場合、設問に合わせて調整してくれているか
といったところを見ています。
以上を読んで、ガクチカを作るときにはどういうところに目を向けて作ればいいのかが少しずつ理解できて来たのではないでしょうか。
第二章からはより具体的に、ガクチカに盛り込むべき要素を解説していきます。
第二章:ガクチカに必要な要素を理解する
この章では、ガクチカに盛り込むべき要素を学んでいきましょう。
実は企業の評価観点はたった3つしかない!
企業はあなたを大きく3つの点で評価しています。
評価観点とは、
⑴有能さ
⑵人間性
⑶志望度の高さ
です。
前述の通り、企業の欲しい人材は、「⑴仕事が出来そう」かつ「⑵他の社員とうまくやっていけそう」な人に決まっていますね。
加えて、内定を出しても辞退されてしまってはコストをかけて面接やインターンを行う意味がありませんから、「⑶内定辞退せず入社してくれそう」な人にできる限り内定を出したいというのが企業の本音なのです。
選考では、あなたはこれら3つの要素を全力でアピールしなくてはいけません。
もう少し具体的に解説します。
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⑴有能さ
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①論理的思考力があるか
企業は仕事をするうえで会話が通じるか、資料作成等のドキュメントコミュニケーションに不都合がないか、という点を見ます。
ESの文章やGDでのロジックの立て方、面接での話し方から推察します。
ガクチカでは、言葉やてにをは、接続詞などの正しい使い方などを徹底してください。
②問題解決能力があるか
業務を効率的にこなせるか、お客様の課題を解決する頭がありそうかというところを見ます。
ガクチカの場合、エピソードの中での課題解決のプロセスから推察されます。
現状を深く分析して、効果のある施策を講じる過程を説明し、問題解決能力の高さをアピールしましょう。
━━━━━━━━━━
⑵人間性
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③情熱をもって仕事をしてくれそうか
ダラダラとサボったりすぐに心が折れたりせずに、やる気を持って粘り強く働いてくれそうかを見ています。
ガクチカでは、自ら主体的に行動を起こし、困難に直面してもあきらめずに乗り越えたというストーリーを盛り込むことでこの要素をアピールすることが出来ます。
④周囲の人間とうまくやっていけそうか
仕事では周囲の人間とのコミュニケーションが不可欠ですから、お客様や他の社員とうまくコミュニケーションを取ることが出来るかどうかを企業は重要視します。
ガクチカでは、周囲の人間に積極的に働きかけて、チームで困難を乗り越えたというストーリーを語ることでコミュ力の高さをアピールすることが出来ます。
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⑶志望度の高さ
━━━━━━━━━━
⑤内定辞退せず入社してくれそうか
せっかくコストをかけて選考を行い、限られた枠を使って内定を出したのに、辞退されてしまっては企業側からしたらたまったものではありません。
ですから「御社が第一志望感」の強い人に内定を出します。
ガクチカでは、課題施策のプロセスを志望企業の業務内容に寄せたり、学びを御社に入社後にどう活かすかを具体的に描いたりすることで、「入社後の事まで明確にイメージできるくらい志望度が高い」ということを伝えましょう。
ガクチカではどんなエピソードを話すべき?
ガクチカで評価されるポイントが分かったところで、どんなエピソードがガクチカにふさわしいかを学びましょう。
ガクチカでは以下の4つの条件を押さえているエピソードが好ましいです。
解説します。
━━━━━━━━━━
①大学時代の経験
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当然ですが、より新しい経験であればあるほど、
信頼性が高いと判断されます。
大昔の成功体験より、
ここ最近の成功体験の方が再現性が高いと評価されます。
よって大学時代の経験をエピソードとして語りましょう。
「高校時代じゃダメなの?」
いいですよ。
それを大学時代の経験として創作すればいいのです。
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②チーム、周囲を巻き込んだ経験
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一人孤独に何かに取り組んだ経験よりも、
周囲の人間と共に何かを成し遂げた経験であることで、
前段の人間性をアピールすることが出来ます。
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③主体的に動いた経験
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やむを得ず取り組んだ経験よりも、
思いをもって自ら考え行動を起こした経験を話すことで、
あなたの「情熱」をアピールすることが出来ます。
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④何かしらの困難を乗り越えた経験
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あなたの「問題解決能力」をアピールするため、
ただ「○○を頑張った」ではなく、
そこになにか困難があり、
乗り越えるために工夫や努力をしたエピソードである必要があります。
ガクチカはストーリーで語れ!
前述の通り、実はガクチカに欠かせない要素が「ストーリー」です。
採用担当、面接官をグッと引き込むには、ガクチカの中身だけではなく、ガクチカ自体に引き込まれるようなストーリー性があることが重要です。
人気が出るアニメや漫画、ドラマなどには必ずストーリーがありますよね。
ストーリーが持たせることで「続きが読みたい」と思わせることが出来るんです。
ストーリー性を持たせる3つのメリット
上記に加えて、ストーリー性のあるガクチカには3つのメリットがあります。
━━━━━━━━━━
①面接で丸暗記感なくスラスラ話せる
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ストーリーを作り込んでおくことで、
あなたが面接で話す際にも丸暗記感がなく、
まるで過去を思い出しているかのように
自然に話すことが出来るようになります。
ストーリー構成がしっかりしているため、
話し方を訓練する必要もなく、
あなたの言葉で話せるようになります。
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②相手を感動させられる
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ストーリーには相手の感情を引き込む力があります。
選考はwebテストを除けば
採用担当がいかに魅力を感じたか
で合否が決まります。
ですから、”相手を感動させることが出来る”
というのは内定を狙う上で大きなメリットになります。
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③差別化できる
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ガクチカにおいて尽きない悩みは、
「月並みなエピソードになってしまうこと」です。
とはいえ変わった経験や成果を出した経験なんて
そうそうありませんし、
話を盛ってしまうとウソ感が出ます。
そこで私は、「ストーリー」で
同じようなエピソードと
差別化することをおすすめします。
同じ居酒屋バイトでも、
その背景には一つ一つのドラマが存在するはずです。
この部分を鮮明に描くことで、
月並みなエピソードでも
面接官を「ほう」と唸らせることが出来るのです。
ストーリーに必要な5つの構成要素
ストーリーを作り上げるには大きく5つの構成要素を押さえましょう。
⑴コンテキスト(背景説明)
⑵困難
⑶アクション
⑷結果
⑸教訓
の5つです。
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⑴コンテキスト(背景説明)
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いつ・どこで・誰が・なぜ・どういう立場で、
といったエピソードの前提となる情報の設定です。
空間と時間をハッキリさせることで、
読み手が頭のなかにイメージを作りやすくなる効果があります。
「むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました」
という部分です。
━━━━━━━━━━
⑵困難
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アニメやゲームで言う「ボス」にあたります。
ガクチカの場合は解決したい問題、
またその過程で生じた課題が、
大ボス中ボスと言えるでしょう。
マリオにとってのクッパ、桃太郎にとっての鬼です。
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⑶アクション
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ストーリー内での主人公の行動です。
ストーリーは主人公の周りで何が起きて、
それに対して主人公がどういう行動を起こしたのか
を軸に話が進みます。
ガクチカの場合はあなた自身の行動を
詳細にイメージできるように説明しましょう。
━━━━━━━━━━
⑷結果
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主人公の行動の結果、どうなったかという部分です。
多くの場合、主人公はボスをやっつけて、
何らかの報酬を手にします。
マリオがクッパをやっつけて、ピーチ姫を助け出す!
という流れですね。
桃太郎で言えば金銀財宝がこれにあたります。
━━━━━━━━━━
⑸教訓
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・ストーリー全体を通して何を言いたいのか、
・困難を乗り越える中で主人公は何を学んだのか
という部分です。
これがないと、
「要するにどういうこと?」
となってしまいます。
相手の記憶に残すストーリーにするには、
メッセ―ジをしっかりと設定しておきましょう。
ストーリーテリング、聞き手の心を打つ物語の作り方は「志望動機のレシピ」の方で手厚く解説しています。
セットで読めば、ES、面接において
「何もかもわからない」
という状態からは抜け出せるでしょう。
第三章:「ガクチカ創作」の具体的手法を理解する
二章まででガクチカにどういう要素を盛り込めばよいのか、どういう流れにすればよいのかは理解できたかと思います。
次はガクチカ創作のプロセスを一つ一つ解説していきます。
そのまえに、ガクチカ創作に向けた下準備を済ませておきましょう。
ガクチカ創作の下準備
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①経験の棚卸(自己分析)
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ガクチカの作成にはネタが必要です。
そのままガクチカに転用できるネタである必要はありませんが、0から想像だけでガクチカを創作するのも難易度が高い。
なので、過去の経験をネタとして使い、
組み合わせて一つのエピソードとすることで、
「100%事実とは言えないが、行動や考え、その背景にあるあなたの価値観などはウソではない」
という状態を作ります。
そうすることで、
「あなた自身を反映したガクチカ」
と言えるものに仕上げ、
使用に耐えるレベルにします。
そしてこれらの経験から、
あなたの価値観や決まった行動パターン、
強み弱みも導出できるので、
自己分析も兼ねています。
1日時間を取って、
3,4時間程度使ってやってしまいましょう。
具体的なやり方:
自分の経験を洗い出しましょう。
紙でもPCでもスマホでも好きな媒体で構いません。
生まれたときから幼稚園→小学校1年生・2年生・3年生……→今までと、と思いつく限りありったけ全て書き出してください。
おすすめは大学時代から遡ることです。
そうすることで寄り道がなくなり、
自然となぜなぜ分析もできます。
書き出すときの観点としてこれらを書き出すとよいでしょう。
・当時の状況
・あなたが直面した困難
・あなたが求めていたもの
・あなたの取った行動(とりたかった行動)
・行動の結果
・その当時あなたの考えたこと
・その経験から学んだ教訓
例として私の指導していた後輩の自己分析を拝借してきました(本人許可済み)
たくさんある中でも良さげなものを
チョイスしてもらったので、
すべてここまで書く必要はないです。
また、この例のように、
必ずしも業務改善などの
経験である必要はありません。
そんな経験がある人はほとんどいませんから安心してください。
こういった経験をネタに、
「もし当時に戻って問題を解決するとしたらどうするかなー」
などと考えてみる、
といった形でガクチカを創作していきます。
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下準備②:読み手の明確化
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こちらも下準備として重要です。
「このガクチカを誰が読むのか?」
という視点を持たずに作り始めてしまうと、
評価観点が抜け落ちてしまい、
求める人材と違うという印象を与えてしまいます。
前述の通り、
ガクチカは内定をもらうために
作成するものですから、
志望している業界企業くらいは押さえておきましょう。
そうすることで、
・志望業界の業務内容に寄せる
・志望企業の社風に寄せる
といった芸当が出来るようになり、
より内定に向けた
貫通力の高いガクチカになります。
基本は、
「面接官や採用担当は忙しいので、めちゃくちゃ親切に書いてあげたほうがいい」
というところだけ覚えておいてください。
もし志望業界が絞れていないということであれば
第一章、第二章までに記載している
評価観点を押さえておけばよいでしょう。
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下準備③:ペルソナの明確化
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ガクチカにおける「主人公」はあなたです。
ガクチカをストーリーとして語っていくうえで、
相手がイメージしやすいよう
主人公であるあなたのペルソナを
明確にしておくのは非常に重要です。
主人公の存在しないアニメはありませんよね?
主人公の性格や価値観が
語られずに進んでいくアニメなど存在しません。
ワンピース、進撃の巨人、ディズニー映画など、
すべてストーリーの主人公には
明確なペルソナがあります。
具体的な作り方をご説明します。
既に下準備①にてネタは揃っていますので、
これらをもとに決まった行動パターン、価値観を抽出します。
そして、それらを下準備②で明確化した、
ペルソナに少し寄せてあげれば、
就活中に使用するあなたのペルソナの完成。
具体的なやり方:
※解説
当時教えていた後輩とは、
「就活では主体的に問題解決に臨むことが望ましいため、“どんどん自分から環境を変える”というところはあまり強調せずに他の部分をチョイスするかたちでいこう」
と話しました。
あまり強調しすぎると、企業側が
「すぐに転職するんじゃ?」
と勘繰る可能性がありますからね。
そういう意味でも読み手を明確化しておくことは重要です。
ガクチカ創作の6つのプロセス
ようやくガクチカの作成に入ります。
ガクチカは以下のプロセスで作っていきます。詳細は後述します。
各プロセスについて詳細解説
1.アウトライン作成
この工程では、まずガクチカの大枠を作成してしまいます。
ガクチカには型がありますので、こちらを使ってください。
この工程では
「大体どんなエピソードで作成しようか」
とあたりを付けましょう。
「コンビニで業務改善した経験で書こうかな~」
「サークルでイベント企画した経験で書こうかな~」
などなど、
下準備の段階で洗い出したネタのうち、
「ガクチカに昇華できないかな?」
と考えてみてください。
2.背景設定で一気に詰めます。
構成は以下のようになっています。
全体のサマリ。いつどこでどんな立場で何を成し遂げたのかを端的に述べます。
取り組みの背景。
ここで
「こういう問題があったんだよ~」
「こういうことに挑戦したんだよ~」
ということを先に説明します。
背景としてある“問題”と、後に書く“課題“は区別してください。”課題“とは、”問題を解決するうえで生じる障害“のことです。
あなたがどんな思いでこの問題の解決に乗り出したのかを述べます。
あなたの
・モチベーションの源泉
・価値観
・人となり
が出る重要な場所です。
面接でも深堀されます。
問題解決に取り組む上で直面した課題を述べます。
この「課題→施策」部分で論理的思考力が測られますので、最重要箇所です。
課題に対する施策を述べます。
こちらも最重要箇所です。
課題との対応関係や、ちゃんと効果があるかどうかなど
よくよく検討しましょうね。
施策の結果、どんな効果があったのかを述べます。できる限り定量的な表現、客観的に変化が分かるような具体的な表現を心がけてください。
取り組みを通して学んだことを述べます。この一文があることで「この子はちゃんと経験から学んで次に活かせる子なんだな」という印象を与えることが出来ます。
御社に入社した際に、どう御社に貢献するつもりかを述べます。メリットが2つあります。
1つ目に、有能さを示すことができること
2つ目に、志望度の高さをアピールできることです。
特に2つ目については、
志望企業の業務内容を具体的にあげて、
その中でどう活躍するかまで言えると、
他の就活生と一線を画したガクチカとなるでしょう。
「入社後に学びをどう活かすか」部分は、
最初のうちから考えるのは難しい上、
ESの字数制限的に入りきらない場合もあるので、
状況に応じてカットしてください。
ガクチカの構成が、前述のストーリーテリングの構成要素に近い構成をしているのがお分かりいただけるでしょうか。
●解説:
⑴コンテキストがガクチカでは「背景」にあたります。
⑵困難がガクチカでは問題→課題の部分です。
⑶アクションがあなたの講じた施策になります。
⑷で困難を乗り越え、結果を得ます。
⑸の教訓がガクチカでは経験から学んだこと、にあたります。
以下のメモをプロット作成の際にご利用ください。
2.背景設定
アウトラインが作成出来たら、
次はストーリーの設定を練る工程に入ります。
ガクチカのストーリー設計では、
背景設定がめちゃくちゃ大切です。
この設定をいかに詰めておくかで、
ロジックの通ったガクチカになるかどうかが決まります。
ここの設定が甘いと、ストーリーが矛盾したり、そもそもストーリーを描けなかったりしてしまいます。
設定厨になってください。
背景の設定に具体的なフレームワークなどはありませんが、
・時間軸
・ストーリーの舞台
・登場人物
あたりは意識して詰めておきましょう。
具体的には、以下のようなところを詰めていきます。
このような設定をしっかりと固めておくことで、
ロジックの破綻を防ぐことが出来ます。
背景設定を怠るとどういった矛盾が生まれてしまうのか、実際に私の後輩のガクチカを例にあげてみましょう。
特にわかりやすいものをあげましたが、
添削をしていると細かい矛盾やツッコミどころは
数え切れないほどあります。
ガクチカ創作では背景設定を怠ると
矛盾だらけのストーリーになり、
「6.校正・添削」で
大幅手直しをするハメになります。
完璧主義になる必要はありませんが、
ある程度は固めてくださいね。
3.素材集め
こちらはこれまでの工程でネタが集まりきらず、
ストーリーが作れない場合、
追加で素材集めを行います。
基本的にネット、書籍から集めることが多いです。
友達にインタビューしても良いでしょう。
こちらは後述するストーリー作成と並行して随時行なってください。
あまりこの工程に時間をかけないこと。
具体的なコツを挙げておきます。
4.全体ストーリー作成
ここからいざ、ガクチカの創作に本格的に取り組んでいきます。
ここまでの工程を丁寧に行なってきたあなたは、
ある程度頭の中に構想が出来てきているのではないでしょうか。
集めてきたネタをうまく組み合わせ、
さらにそこから自分なりの工夫やエッセンスを
入れてみるなどして、
あなただけのストーリーを作りましょう。
ここからは、全力で脳に汗をかいてストーリーを描いてはロジックを詰め、難しければ前工程に戻りつつ何度も検討を進めるプロセスを繰り返します。
ストーリー作成に必要な4つの能力
━━━━━━━━━━
①根気
━━━━━━━━━━
何度も作り直しになりますし、添削で大幅修正が入ることも多々あります。
一発でできるとは考えず、根気よくブラッシュアップしていく意識を持ちましょう。
━━━━━━━━━━
②ロジカルシンキング
━━━━━━━━━━
論理破綻を起こす時点でガクチカの真偽問わず一発アウトです。
採用されません。
━━━━━━━━━━
③推論力
━━━━━━━━━━
③はあえて②と分けています。この能力が重要です。
この能力は言うなれば、
「ある仮定を置いたときに、どう論理が展開されていくだろうか?」
と考える力です。
ガクチカでウソがばれるのは一発退場確定なので、
創作する以上、矛盾は最も避けなければいけません。
なので2.背景設定で置いた前提から
ブレずにストーリーを考えていく必要があります。
例えば、
こういったところに注意を払う能力を養う必要があります。
もちろん最初からできるわけがありませんので、
メンターを雇って添削をしてもらうか
面接を数多くこなして
何度もつっこまれながら修正していくか
のどっちかです。
後者はメンタルかなりやられるので、
可能ならばまともなメンターを
探すことをおすすめします。
━━━━━━━━━━
④シミュレーション力
━━━━━━━━━━
③と同様に大切です。
こちらは論理的整合性よりも、
頭の中で状況を具体的にイメージする能力
といいましょうか。
業務改善について考えるときには、業務内容を頭の中で視覚的にシミュレートして改善ポイントを探したり、ストーリーを考えるときには、頭の中でまるで自分が体験したかのようにシーンを作ったりします。
ここでちゃんとシミュレーションしておくことで、
思わぬ落とし穴を見つけることができますし、
ストーリーの深み・厚みがグッと増すので、
怠らずにちゃんとやりましょう。
ここまでくれば他の人と同じガクチカにはならないはずです。
要約すれば同じようなものでも、
その中身には、
・あなたの人生
・思考回路
・価値観
などがが反映されたものになっています。
ガクチカを「ストーリー化」する方法~全文をストーリーにする~
創作したガクチカをESや面接で
「あなた自身の体験・エピソード」
として語るには、
ガクチカを構成する情報全てが小さなエピソードになっている必要があります。
この作業を怠ると、ツギハギ感・創作感が出てしまい、
「嘘」とみなされる可能性が高くなりますから、
集中して取り組んでください。
具体的なやり方を解説します。
ガクチカの文章の型に含まれる
以下の構成要素を
全てストーリーにしましょう。
上から時系列順に羅列しています。これらの時系列がおかしなことにならないように注意してください。
上から順に解説します。
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①原体験ストーリー
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あなたのモチベーションの源泉を作るきっかけとなるエピソードです。
ガクチカで人助けをした、周囲の人間のために行動を起こしたというエピソードを語るならば、そのエピソード以前にそのような行動を起こすようになったきっかけとなるエピソードがあれば納得感が出ます。
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②取り組みの背景ストーリー
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「なぜそれに取り組もうと思ったんですか?」
という問いに対する答えとなるエピソードです。
例えば
「居酒屋で店の業務効率化により人手不足を解消した」
というガクチカならば、
「店が人手不足でめちゃくちゃ忙しい、手が回らない」
といった経験、そこから
「あなたが業務効率化しようと決意するまでの過程」
をあなたの体験したストーリーとして語ります。
━━━━━━━━━━
③課題特定のストーリー
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「課題が2つありました。」とガクチカで言うために、
「あなたが課題を探し、特定するまでの過程」
をストーリーとして語れる必要があります。
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④施策立案のストーリー
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課題特定と同様、
「課題を特定してから、それに対してあなたがあれこれと悩み、施策を考え出すまでの過程」
をストーリーとして語れるようになっておくと、
ちゃんとあなたが体験した感を出すことが出来ます。
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⑤施策実行ストーリー
━━━━━━━━━━
「施策が実行し、結果が出るまでの過程」
のエピソードです。
考えてみれば当たり前の話ですが、
施策を実行しました、
結果が出ました、
はいめでたし、
とはいきませんね。
その施策を講じるまでに準備をしたり、
途中でトラブルが起きたり、
なかなか結果が出ず試行錯誤したりなど、
それなりに時間と労力をかけているはずです。
それらを「実体験」として言語化し、
ガクチカに反映することで深み・厚みのある
エピソードトークにすることが出来ます。
━━━━━━━━━━
⑥結果学んだことストーリー
━━━━━━━━━━
こちらは少々難解ですが、
重要ですので押さえておきましょう。
「ガクチカを通して学んだこと」
をただの
「ガクチカ全体から学べる教訓」
で終わらせてはいけません。
あなた自身が問題解決に取り組む過程で、
「様々な困難に見舞われ、試行錯誤する中でいろいろと学んでいく過程」
というものが必ず存在するはずで、
そこをストーリーとして語らなければなりません。
例えば、
「居酒屋の業務効率化の過程で新人向けにマニュアルを作成した」
というガクチカを創作する場合、
ただ全体を要約して
「作業を標準化することの大切さを学んだ」
とまとめるだけでは不十分です。
実際にあなたがマニュアル作成に取り組んでいれば
(取り組んでいないならば想像で)、
・マニュアル作成のために各作業に詳しい人に業務を聞いて回った
・わかりやすいマニュアルを作成するために、あれこれ調べたり工夫したりした
・マニュアルを作る過程で、そもそも業務のやり方が人によって異なることに気が付いた
・マニュアルを作成したのに全然使ってもらえなかった
などなど、色々と経験しているはずですね。
この過程での気づきや学びをガクチカでの学びとして語りましょう。
語る際も、あくまで主語は「あなた」であり、
「あなたが体験してあなたが考え、学び取った」
という言い方が出来なければ、
深堀に耐えるものにはなりません。
━━━━━━━━━━
⑦学んだことを御社でどう生かすかストーリー
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こちらも難易度は高めですが、
重要ですので頑張ってください。
こちらは過去ではなく未来の話です。
ガクチカからあなたが学んだことを、
入社後にフル活用して志望企業に貢献していきます。
もちろんこの過程も、
ただ「~~活かしていきます」では不十分です。
入社後の業務をしっかりと動的にイメージし、
どんな業務をこなしているだろうか、
どんな困難に見舞われるだろうか、
どんなことで周囲の人は困るだろうか、
どんなことで未来の自分は困るだろうか、
と考え、
その時にあなたがガクチカで得た学びを活かして、
どういった行動をとるのか、
というストーリーを描きましょう。
企業研究が出来ていない場合は
中々難しいかもしれませんので、
こちらは企業研究と並行してブラッシュアップしてください。
もちろん企業ごとに作成すること。
ストーリーのクオリティを上げてガクチカを周りと差別化するテクニック4選
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⑴志望業種の業務内容っぽい施策を入れる
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志望業界の業務内容に寄せることで、業務適性や志望度の高さをアピールすることが出来ます。
コンサルタントを志望しているのであれば、
コンサル流の問題解決のアプローチを入れ込んでみましょう。
システムエンジニアを目指すのであれば、
バイト先の業務フローを分析し、
効率化できそうな個所を特定して、
「自動化・省コスト化・仕組み化」
といったアプローチでの問題解決を
したことにすると良いかもしれません。
広告業界ならば、
SNSの活用など周囲に情報を発信するような
施策を講じたことにすると良いかもしれません。
━━━━━━━━━━
⑵経営者視点と現場視点を両立する
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ガクチカの評価観点の一つである「有能さ」をアピールする方法の一つとして、「高い視座を持っていること」を示すのは有用です。
その意味で、
「バイト先の業務改善に取り組む際に経営者側・雇用主側の視点から考えて行動した」
という話や、
「サークル活動において組織のリーダー視点を持って行動した」
という話をガクチカに盛り込むとよいでしょう。
具体的には、人ではなく仕組み・構造に焦点を当てて改善したストーリーを描いてみてください。
居酒屋の業務改善ならば、
一バイト視点ではなく、
店長視点で職場全体の動きや、客の流れ、
人件費やシフト構成などを
俯瞰して考える必要があります。
ここで注意点です。
経営者視点、高い視座で考えると、
しばしば「現場視点を失う」という
現象が起こります。
そこで、
「自分にできる範囲で工夫する」
ということを意識してください。
より高い視座、上流の思考で問題の解決策を考えてみて、
それを一バイトで実現するために工夫して実行に移す、
という行動をガクチカに反映できれば、
組織内で大活躍しそうな人材である
印象を与えることが出来ます。
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⑶リアルさにこだわる
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通らないガクチカの問題は
「ありきたり感」と「ウソ感」
です。
就活の時期になるとバイトリーダーと幹事長が急増し、皆が皆「業務改善~売上向上~」などという様になります。
採用担当は
「はいはいまたそのパターンね」
と冷めた目で就活生を見るわけです。
この対策としては、
「実際に経験していないとわからない要素を入れる」
とよいでしょう。具体例を示します。
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⑷「あなたならでは」の着眼点を入れる
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ありきたりなガクチカではなく
周囲と差別化して
「あなた」のガクチカにするためには、
「あなただから気づけた」
「あなただから実行できた」
というストーリーを入れるとよいでしょう。
具体的には、以下の2つがおすすめです。
以上4つのテクニックを使い、
ありきたりなガクチカを卒業しましょう。
上記のの差別化テクニックは、
志望動機の作成でも同じことが言えます。
「ありきたりで有象無象と同じ内容になってしまう…」
という方はこちらも合わせてお読みいただければ。
5.文章作り込み
ストーリー作成まで頑張ったあなたは、
ストーリーが出来上がっているはずです。
あとはこれを文章に書き起こすのみ。
非常にスキルのいる工程ですが、
ストーリーがちゃんと出来ていれば、
あとは日本語力の問題なので
必ず書き上げることができます。
諦めずに頑張ってください。
日本語力の部分や表現力の部分の詳細は、第四章にて解説します。
ロジックの通し方
本項では、ストーリーの全体のロジックの通し方を学びましょう。
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⑴ストーリーに一貫性を持たせる
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ロジックを通す=一貫性を持たせる
ということです。
一貫性を持たせるには、
「前の情報と後の情報がつながっていること」
が絶対条件です。
この前後関係の矛盾を防ぐには、
「情報を先出し」しましょう。
具体的には、
・前提条件
・制約条件
を先出しすることです。
━━━━━━━━━━
⑵漏れなく挙げて、絞る
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ガクチカの「課題」と「施策」を考えるときには、
まず出せる限り全て洗い出してから、
絞るという手順を踏みましょう。
課題を2つあげる前に、
・まず課題を思いつく限りブレインストーミング
・2つ筋の良いものをチョイス
・残った課題に「それが課題でないと考えた理由」を用意
上記手順で先回りして可能性を潰しておくのです。
この手順を挟むことで、
「これが課題だった可能性もあるのでは?」
「こういう施策もできたよね?」
というツッコミに対して、
「それも考えたんですが、~~~という理由からこちらの方が重要な課題(効果のある施策)だと考えました。」
というロジックを先回りして作っておくことが出来ます。
━━━━━━━━━━
⑶粒度をそろえる
━━━━━━━━━━
こちらは課題1と課題2のレイヤーを揃えます。
例えば、
「お金がない」への解決策として、
施策1. 節約をする
施策2. 副業をする
というのは粒度が揃っていません。
施策1.は、
「支出を減らす」
という大まかな方針を挙げているのに対し、
施策2.は具体的なお金の稼ぎ方を挙げています。
粒度を揃えるならば、
施策1.を具体的な節約方法を挙げる
施策2.の粒度を一段上げて「収入を増やす」
とするべきでしょう。
ガクチカの場合は、
前者のように具体化していく方で
粒度をそろえることをおすすめします。
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⑷字数のバランスを揃える
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意識していない人は多いですが、
字数を揃えるのは実は結構大切です。
課題1や施策1は長文で語っているのに
課題2や施策2は短文で語られていると、
面接官は
「施策1の方がメインなのかな?」
という印象を受けてしまいます。
引っかかるポイントがある時点で
書類選考では即アウト、
面接では激詰めの対象となりますので、
この辺には注意を払っておきましょう。
6.校正・添削
誤字脱字や、不自然な表現、内容の矛盾などを確認します。
必ず、
・ファクトチェックをする
・声に出して読み上げる
・第三者の目を挟む
・添削を受ける
これらを行なってください。
4つ目ができないならば、
・とにかく面接を受けまくる
・OB訪問をしまくって添削を受ける
というのも手段としてはありますが、
非効率的なので正直おすすめはしません。
就活弱者は人より遅れている、
さらに時間も限られているという状況です。
そこから
「自分なりに頑張ろう」
なんて甘い考えでは100%結果は出ません。
・結果を出した先輩に教わる
・結果を出した先輩の添削を受ける
正直これが一番手っ取り早いので、
迷っている人は今すぐに行動を起こし、
ドーピングして強者への階段を駆け上がりましょう。
第四章: 11の文章術でガクチカのクオリティを飛躍的に上げる
ここからは日本語力や、表現力を鍛える工程です。
ぶっちゃけますが、この辺に関しては専門の書籍に譲ります。
ちゃんと力をつけたい!自信がない!
という方は、
・添削を受けるか
・文章力についての書籍を読む
・ビジネス文書の書き方を調べる
などしてインプットする方がよいでしょう。
ただ
「そこまで時間をかける余裕なんてないわ!」
というのも元就活生としては
めちゃくちゃわかるので、
就活に必要な文章術のみここでは解説します。
おすすめ書籍はこちらに追加していきますので、
気になる方はこちらから飛んでください(未記載。乞うご期待)。
また、志望動機のレシピの方でも、ESのロジックの通し方やライティングについてはより丁寧に解説していますので、こちらもご参照ください。
論理的な文章の書き方
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⑴単語を明確に定義する
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こちら以外とできていない人多いです。
・問題と課題
・要因と原因
・相関関係と因果関係
・マニュアル化とルール化
・マーケティングとブランディング
・戦略と戦術
・Etc…
自分が思っている以上に
単語の意味を明確にせず
使っているものです。
ちゃんと意味を調べるか、
自分で定義付けを行い、
厳格に使ってください。
特に、専門用語やビジネス用語を使う場合は
意味はよくよく把握しておいてくださいね。
相手はプロですから、
雑にカタカナ用語を使う就活生=雑魚扱いされますよ。
━━━━━━━━━━
⑵主体を明記する
━━━━━━━━━━
こちらもすごく重要です。
誰が、誰の、誰に
といった情報はちゃんと明記すること。
口語だと主体がよく省略されるため
普段文章を読まない人は、
ガクチカでも抜け落ちてしまう人はよくいます。
これがあると稚拙な文章になります。
明記することはもちろん、
てにをはのミスはゼロにすることを徹底。
━━━━━━━━━━
⑶具体的に書く
━━━━━━━━━━
①具象化する
具象化とは「ハッキリとした姿形が分かるように表現する」ことです。
要するに、読んだ人がパッと頭に情景をイメージできるくらい詳細に言語化するということです。
例を挙げます。
「物を運ぶ」と表現するよりも「2つの段ボールを積み重ねて、両手で持ち上げ、部屋の端から端に動かす」と表現する方が、実際の行為を想像しやすいでしょう。
これ極端な例ですが、文字数の制限などを加味しつつできる限り具象化してください。
このような文章を書くためにも「第三章 4.全体ストーリー作成」で解説した「シミュレーション能力」が重要になってきます。
採用担当が読む時にわざわざ頭を使わなくても状況がパッと理解できるよう、親切な文章を心がけましょう。
②具体例を挙げる
具体的に書きたいならば、手っ取り早く例を上げてしまうのもいいでしょう。
「具体的には、」「例として、」といった枕詞を置いて、具体例を挙げると読む人がイメージしやすくなります。
③定量化する
形容詞や副詞は可能な限り数字で表しましょう。
また、数えられる名詞があるならば、個数を明記してあげるとよいでしょう。
正直ES段階ではbeforeくらいの具体感でも
通ることもあります。
しかしここから面接の深堀を想定して
ロジックを詰めていくことを考えると、
こういった数字は全て押さえておきたいところです。
わかりやすい文章の書き方
━━━━━━━━━━
⑷ラベリング
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これは、
「背景として」
「一つ目の課題への施策として」
「結果として」
といった文言が該当します。
先に「背景として」というと、
「ああ背景について話すんだな」
と準備できるので
ノンストレスで読み進めることが出来るのです。
また、長めの一文を書くときには、
敢えて先に要約した一文を入れてあげるのも
ラベリングの1つのテクニックです。
このような一文を挟むだけでも、読み手の理解しやすさが段違いに上がるのでおすすめです。
━━━━━━━━━━
⑸ナンバリング
━━━━━━━━━━
こちらは言うまでもないほど有名かと思います。
・課題がいくつあったのか
・論点はいくつあるのか
などを伝えてあげることで、
読み手側の頭の中にパッと構造が浮かび、
理解しやすくなります。
就活中は飲み会中でもナンバリングをしてしまい、周囲にウザがられるくらい習慣化してください。
━━━━━━━━━━
⑹結論ファースト
━━━━━━━━━━
こちらも言わずもがな、ですね。
「結論どうなったのか」
「要するにどういうことなのか」
というところを先に伝えてあげることで、
ノンストレスで読み進めることが出来ます。
結論が先に述べられていないと
最後まで集中しないといけないため、
読み手が疲れてしまうのです。
━━━━━━━━━━
⑺単語の統一・簡単化
━━━━━━━━━━
論述では同じ言葉を二度使ってはならないなどと言われますが、就活においては逆です。
採用担当はとにかく頭を使いたくないので、
単語は統一されていた方が
負荷が少なくありがたいのです。
同様に、難しい単語や専門用語も
採用担当の労力を割いてしまうので
避けましょう。
ESを
「とにかく固い文章にすればいい」
と考えて、
小難しい漢字ばかり並べてしまう就活生
を結構見かけます。
しかしこれは逆効果。
読み手の事を考えて簡単な単語を
使ってあげることを意識してください。
採用担当の心をグッとつかむ表現方法
こちらは小技です。
⑺までを徹底し、余裕があれば使ってみましょう。
就活のゴールは第一志望の企業から内定を取ることでしたね。
内定獲得のためには、
ガクチカを通じて
「あなたを採用したいと思ってもらう」
ことが重要です。
あくまで小技としてですが、
読み手の好感度を上げるテクニック
を入れ込むことも考えてみましょう。
━━━━━━━━━━
⑻感情を込める、五感に訴える
━━━━━━━━━━
ロジックの通ったガクチカにすることを意識すると、
無機質でお堅い文章になりがちです。
・五感に訴えかけるような動詞を使う。
・「何としてでも」と気持ちを強調する表現を入れ込む
などして、ガクチカ全体にパッションを加えてあげるとよいでしょう。
━━━━━━━━━━
⑼あるあるを使う、共感をねらう
━━━━━━━━━━
好感度を上がる一番の条件は
「共通点があること」です。
文を読む・話を聞くときに
「わかるわ~」
と共感できる内容があると、
無意識に相手に好感を抱きます。
例えば、居酒屋なら理不尽に怒りをぶつける店長の話は、社会人にとっては理不尽な上司や面倒くさい顧客と重なって共感できそうですね。
読み手が共感できそうなポイントはないか?
と考えてガクチカに反映できないか
考えてみてください。
━━━━━━━━━━
⑽権威を引用する
━━━━━━━━━━
人間は無意識に権威に従ってしまう生き物です。
ガクチカにおいても、
権威性のあるものを引用することで
説得力を高めるのはおすすめです。
具体的には、
といった工夫です。
あくまでエッセンス程度に捉えていただきたいですが、
飛び道具として持っておくと
役に立つときがありますので
解説しておきます。
━━━━━━━━━━
⑾モラルに訴える
━━━━━━━━━━
人はモラルに弱い生き物です。
社会的に正義とされているものについては、
論理的に批判しにくくなるところがあります。
具体的には、ガクチカでストーリーを語る際に、
「誰かを助けたかった」
「皆が苦しむ状況を何とかしたかった」
という背景から入ると
ウケを良くすることが出来るでしょう。
こういった心理テクニックは
GD、インターン、面接でも
重宝することがあります。
優先度は高くありませんが、
覚えていて損はないです。
終章:さっさと就活を全クリしたい人へ
就活界隈を見ていると、
「たまたま強者側に回れた人が、強者の理論を振りかざす構図」
をよく見かけます。
こういった、たまたま機会や能力に恵まれた人達は「強者になるには強者になれ」という元も子もない理屈を披露しがちです。
例えば、
・今まで何も成し遂げていないわけがない
・コミュ力なんてあって当たり前
・モテる奴が就活でも有利
まあ、ある意味真理だと思います。
でも、こういうのが嫌だからサラリーマンとしてぬくぬくやるために就活してるところありません?
私自身、高学歴、平均以上のルックスやコミュ力、ネームバリューある就職先など、競争社会を勝ち抜くために努力してきました。
しかし振り返ってみると、
・スクールカーストが酷い環境から抜け出したい
・くだらないコンプレックスを持ちたくない
・周囲を気にせず、自分の人生を生きたい
といった、
「競争から抜け出したい」
という思いがずっとありました。
そのために「競争しないための競争戦略」をずっと模索してきました。
マッチョになるのではなく、テコを使う選択。
人によって価値観は違うと思いますが、私はそうでした。
まあ、普通に、強者になれたら気分いいと思いますよ。
優越感に浸って、偉そうにしたいですよ。
脳汁ドバドバ。
強者(笑)に媚び売って、強者側に回るのも一つの戦略。
でも、それが嫌なら無理に戦わなくていい。
そもそも世界は広いもんで、上には上がいます。
世の中には就活どころか起業して億稼いじゃうような人もいるわけでして。
でも金持ちの趣味が「サウナ」や「パパ活」だったり、バリバリのエリートが家庭では冷え切った関係に悩んでたりして。
あまり悩みは弱者と変わらなかったりするんですよ。
競争社会で勝ち抜くことにこだわってもゴールがない、要はラットレースなんですよね。
とはいえ、競争社会に生まれた以上、競争自体から逃げるのは難しいのも事実。
かつて世界一幸せな国と呼ばれたブータンが、ネットの普及で他国と比べられるようになったことで一気に幸福度が下がったという話が一時期トレンドになりましたね。
検索して引っ張ってくるの面倒なんで自分で調べてください。
一度そのモノサシを知ってしまったら、嫌でも意識してしまいます。
じゃあどうすればいいのか?
私が言いたいのは、
戦略的に競争社会で生き残りつつ、本当に自分のやりたいことに時間を使う
という生き方もあるんじゃないか?ってこと。
めちゃエリートになってそこで昇進して、可愛い女の子抱きまくって、高級料理をむさぼって、それをインスタで自慢する。
そんなんじゃなく、
コスパ良くエリートになってぬくぬく働きつつ、マジで好きな人といい関係を築いて、たまに贅沢をして、悪くない一日だったな、と思いながら寝る。
競争に勝ち抜くためにエネルギーを使うんじゃなく、喜びを味わうことにエネルギーを使う。
私の理想です。
しかしそのためには、下手なこだわりを捨てて、頭を使う必要があります。
事実私は、
・月4万支払って就活指導を受ける
・2千円でwebテストを理系の友達に依頼
・ガクチカは完全創作
・志望動機も完全創作
一切のこだわりやキレイゴトを捨てて、就活というゲームをクリアすることにフルベットしました。
つまらないゲームはさっさと全クリして、次のゲームをやればいい。
途中でゲームを止めちゃう方法もあります。
止められるならそれが一番。
病む必要もない、落ち込む必要もない。
探せば方法はたくさんあります。
でもみんながやってるゲームとか、流行ってるゲームとかだとそうもいかないですよね。
そのゲームを知らないだけで置いて行かれてしまうってこともあります。
「お前ポケモンやったことないの?」
みたいな。
就活ってそんな感じですよね。
それならまあ、攻略本とワザップをフル活用して、さっさと全クリして、既成事実だけ作っちゃえばいいと思うんですよ。
カセットと攻略本はメルカリかブックオフにでも売って、次のゲーム購入の足しにしてしまえば。
その意味では、就活のような超メジャーなゲームはいいですよね。
皆やってるから攻略法や裏技が必ず存在する。
ショートカットしようと思えば、出来てしまう。
ちょっと課金すれば、ほとんどの無課金プレーヤー相手に無双できる。
なんてシンプルでつまらないゲームでしょうか。
私は、つまらないものはどんどん楽にして、楽しいことに時間を使いたいと考えています。
この世に、
「血反吐を吐くような辛い努力をして、競争に勝たねばならない」
って謎ルールはないんです。
ドMやん、それ。
それが向いてる人はやればいいし、向いてない人は別の戦略で切り抜ければいい。
就活界隈を見てると、「視野狭すぎ」と思うことが多いです。
やたらと辛いことばかりやって、いつまでも成果が出ずに落ち込んだり、たまたまいい企業の内定を取れただけで無敵モードに入ったり。
ファストパスでそれ全部省略して、アトラクション乗っちゃいません?
私は何でもそうで、まずコスパ良く甘い蜜にありつく方法を考えます。
42.195㎞をいきなりフルマラソンするんではなく、最初にちょびっと働くか金を借りて、タクシーに乗っちゃいます。
そう決めています。
みんな勝手に
「勝つ=正面から戦う」
って思い込んでますよね。
でも冷静になりましょ。
私を含めて、みんな一般人。
未経験採用の学生なんて、クソ雑魚ですよ?
その中でたまたま成功した奴が
「成功したけりゃこうしろ!」
って偉そうに叫んでるだけで、大谷翔平や井上尚弥が言ってるわけじゃないんですよ。
あなたは凡人ですか?私と一緒ですね。
それなら「戦略」を練りましょう。
シンプルに考えましょう。
私が導き出した答えは、
「外注(効率化)×課金」
もうコレでした。
今後も私はコレで行きます。
てか、コレ以外やらないっす。
今では生成AIもガンガン使って、本業の仕事も効率化しています。
わざわざ努力したり、辛い思いしたりするのは、趣味や自分にとっての人生の目標に向かう時だけ。
成長過程を楽しめるものだけ。
それ以外は戦略と戦術で賢くクリア。
楽勝すぎ。
楽勝っていうと語弊はありますが、一喜一憂しなくていいライフスタイルは自分に合っています。
そして、空いた時間で趣味に没頭。
そこそこでいいって人、一緒にこの道極めましょう。
「もっと知りたい!」
「もっと楽したい!」
って人は、別noteをお読みいただくか、添削依頼をしにきてください。
58000字のnoteを2980円で出したり、
解説だけじゃなく私自身が実演して見せたりしています。
就活における戦略戦術、ノウハウの指導なら任せろって感じ。
それくらい、ノウハウ知見を蓄積してきました。
後輩2人を無双させることにも成功しています。
単発でアドバイスして優越感に浸ったり、Xでいいねやフォローをもらって脳汁を出すのもいいですが、やっぱり本当にやる気のある人に優先して労力を割きたい。
ぶっちゃけ、そのほうが有意義ですからね。
とりあえずガクチカについては、良いガクチカの作り方は8割方理解できたんじゃないでしょうか。
その段階にすら至れていない人がほとんどなんすよね。
そりゃどれだけ努力しても良いガクチカはできないですよ。
無価値な駄文が出来るだけ。
それくらい悲惨な状況の人が多いです。
「ガクチカの作り方はわかったけど、いざやるとなるとできない…」
って人は、添削依頼へ。
他のノウハウも知りたいって人は、別noteも貼っておくので目通しておいて下さい。
これらを読まないで「質問いいですか?」とか、やめてくださいね。
「読んだうえでここがわからないのでもっと教えてください」
これくらいやってもらわないと、時間を無駄にするだけなので。
丁寧に指導する分精鋭部隊を作っていきたいので、やる気ある人だけついてきてください。
では。
Q&A
Q. シミュレーション力ってどう鍛えればいいですか?
鍛えるというよりかは慣れていくイメージです。
例えば、
「いつも5分ほど待ち合わせに遅刻してしまう」
という問題を解決したいとしましょう。
この時、論理的に原因を考えるよりも、
「朝起きてから待ち合わせ場所に辿り着くまでの自分の動線」
を頭の中でシミュレートして、
どこに無駄があるかを考えるでしょう。
・必ず一回忘れ物を取りに家に戻ってるな
・このタイミングでスマホをいじってるな
・毎回電車をぎりぎりで逃してるな
といった行動に気づいて、
修正していくプロセスを踏むイメージ。
ガクチカの課題解決のプロセスでも同じことをやります。
鍛え方としては、普段からこのプロセスを習慣化していると、経験則で頭の中に事例が蓄積されていきます。
例えば、
「1時間と見積もった作業は大体2時間かかるな」
といった経験則です。
これをストックしておくと、ガクチカでも、
業務改善でタスクの見積もりが甘いところがあった→時間を記録して見える化した
というアイデアをひらめくことが出来るようになっていきます。
Q. 単語の定義を明確にする方法は?
・単語の意味を辞書で調べる
・学術、専門分野の定義を調べる
この2つを必ず行いましょう。
例えば、
「モチベーション向上を図った」
と言いたい場合、モチベーションの意味をちゃんと調べるわけです。
辞書:人が何かをする際の動機づけや目的意識。
あるいは、モチベーションは心理学の分野でよく研究されていますんで、そちらから調べます。
はい。調べてみると、
モチベーション=やる気
ではないことがわかりますね。
この意味を知ることで、
従業員の離職率を下げるために、従業員満足度を上げることにした
↓
調査の結果モチベーションがないことがわかった
↓
モチベーションを作ることでやりがい・士気を高める施策を考えた
という流れで単語を使用するなど、用語の使用を丁寧に行うことが出来るようになり、解像度が上がります。
ちなみに、今度は「満足度、やりがい、士気」などの意味も調べておかねばなりませんよ。
ひたすらこの作業は徹底しましょうね。
Q. ESや面接で、創作したガクチカを「ツギハギ感・創作感」なく自分の体験談として語るコツは?
以下の2つを実践しましょう。
①ストーリーテリングを習得する
②ひたすら壁に向かってしゃべりまくる
━━━━━━━━━━
①ストーリーテリングを習得する
━━━━━━━━━━
志望動機のレシピの方で詳細に解説していますが、自分の実体験として語るためには、
・何を見聞きしたのか
・どう感じたのか
・何を考えたのか
・どう行動したのか
こういったあなたの中で起こっていることを相手に伝え、追体験させる必要があります。
紙芝居を読み上げるのではなく、その物語の世界に自分が入り込む、相手も引き込むイメージです。
━━━━━━━━━━
②ひたすら壁に向かってしゃべりまくる
━━━━━━━━━━
そのためには、ひたすら自分でガクチカを壁に向かってしゃべりまくるしかありません。
動画にとるなどして振り返るのも良いでしょう。
・ここ棒読み感あるな
・ここもっと口語表現の方がいいな
・ここで身振り入れたり感情込めたりしたほうがいいな
などなど自分の喋りの上手さを向上させるしかないです。
私は1日30分~1時間この習慣を続けていました。
志望動機も同じです。
部屋が無理ならカラオケに行く、土手に行くなどして、騒音対策しましょう。
利用規約
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