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Tinder 1 人目 外車好き シゲル

初めて Tinder で会ったのは
シゲルだった

怒涛のやり取りをした初日の夜に
マッチングした 1 人

彼はプロフの内容が充実していて
顔写真もはっきりとわかるものをあげていた

後から聞いた話だと彼はアプリを分析し
どうすれば多くマッチングするか
かなり研究をしたらしい

同性の動向をみるために
女性として登録も試したというから驚きだ

研究も含め非常に彼らしい

Tinder はプロフが適当な人が多いので
シゲルのすごさは際立っていた

初日はたくさんのメッセージをやり取りした
そして早々に LINE の交換をした

シゲルのメッセージは
まるで小説を読んでいるかのような
キレイで聡明なことばがならべられている

既婚者でないかの確認をしたときも
” 戸籍は真っ白 ”
そう表現していた

趣味は読書
さすがである

私は彼に興味津々だった

しかし彼は土日休みのサラリーマン
なかなか休みが合わない

そんな彼が
突然休みの日に連絡をしてきた

「今日って会えたりする余裕ってありますか? 」

これから?
これから会うとなると短時間になってしまう

彼は基本的に車移動だから
場所は合わせてくれるといってくれた
顔合わせ的な感じでいいのかなともいってくれた

嬉しかったので
彼の誘いにのることにした

彼にお願いをして
私の家の近くまで来てもらうことにした

当初はずっと敬語をつかう好青年のイメージ
しかしそのとき初めて
「 来いと言われれば、そりゃ行くさ 」
敬語でもない言葉が帰ってきた

彼は超高級スポーツカーに乗っているといっていた
ナンバーや色を聞かなくても
待ち合わせ場所で車がわかった

すぐに助手席に乗るわたし

「ゆうかさんですか?」
とシゲル

挨拶するのを忘れていた
これでは完全に不審者だ
ごめんなさい

彼はメッセージだけではなく
たたずまいや言動もスタイリッシュだった

シゲルは会って早々に
何をしたいか3 つ提案をしてくれた

・お茶をする
・ランチをする
・ドライブをする

待ち合わせにくる途中に
考えてくれたのだろう

なんて効率的なのだろう
しかも私に選ばせてくれるという紳士さ

私の休みを把握し予定を合わせ
私の住む町までわざわざ来てくれた
しかも会ったときに
デートの提案をしてくれる

この言動にかなり心が動かされた
口だけではなく行動で示してくれる人は
最高なのだ

Tinder を始めるにあたり
初回では致さないと心に決めたのに
私は彼とホテルに行きたくなってしまった

このタイミングを逃したくない

「もしよければホテルにいかない?」

単刀直入に気持ちを伝えた

「もちろん」

さすが頭のキレる男
余計な質問は一切しない
状況を把握してくれるのだ

そして、さすが Tinder 男子
私の住む町のホテルも把握していた

ホテルへの移動の車内でも
会話がすごく盛り上がる
なにを話したかは覚えていないが
それくらい自然に
そして無我夢中で彼と話していた


そんなシゲルとの出会い、
続きはマガジンに書こうと思う

シゲル とは現在進行形で
定期的に会っている

彼との日々はしっかりと残していきたい



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