ホテル確定デート

変わらず頻繁にメッセージのやりとりをしていた
前回のデートで距離が縮まった 2 人

次はホテルへと行くことになるだろう

当初から身体のスキンシップを
大切にしているというところは一致していた
マナトはかなり性欲が強いらしい
お手並み拝見といきますか

今回は海沿いにあるコスパのいい
お寿司屋さんでランチをすることになった

マナトが予約をしてくれた

まずは近くのアウトレットで待ち合わせをし
マナトのかっこいいSUVに乗り換える

今度会ったらハグをしたい

そういっていたのにハグはしてくれなかった

お寿司屋さんでの珍事件

平日の昼間にもかかわらず
店内は混み合っていた
マナトの予約のおかげで
スムーズに入ることができた

さてなにを頼もうか
話し合った結果
いろいろなネタをシェアすることにした

かわりネタや鉄板ネタをたくさん選び
それを紙に書きオーダーしようとしたそのとき
事件は起こった

マナトが店員さんを呼んだ
がっつり店員さんを見つめ
オーダーの紙をペラペラと振るのだ
声は一切出さないスタイル

かなり独特である
少し、いやかなり私は引いてしまった

マナトは「美味しそう！」と丼物も追加していた

彼が満足ならそれでいい

寿司屋をでた 2 人はホテルへ

本日のメインイベントは寿司ではなく
ホテルだということは間違いなかった

性欲が強い 2 人

さてどうなるのだろうか

港近くのおしゃれなデザインホテルへと向かった

まずはベットで話をした
少しずつ距離を縮めてくるマナト

そしてついに私の身体を触れキスをした

私はプロフに
好きな人のタイプはお腹が出ていない人と記載している
別にマッチョでなければいけないわけではない

このことについてずっと気にしていたマナト

彼の身体は全く問題ないのだが
このことを気にしすぎて
一緒にお風呂にも
ベットで服を脱ぐことも躊躇していた

服を脱いだ彼は気にするほどの体型ではなかった
完璧主義なのかもしれない

「そういえば事前に
マスク有りの写真しかせてくれなかったよね
そんな人と会うのは初めてなんだからね」

と 体感 100 回くらい言われていた

少しずつ彼との距離ができていたのかもしれない

ベットでの彼の様子はまずまず
確かに性欲が強いというくらいの
ガツガツ感は出ていた

「ヤバイよ」

なんども口にしていたマナト

喜んでくれたならそれでいい

賢者タイムのすぐ後、彼はすぐに服を着ていた

さすがに事後なのでお風呂に入ろうと誘った
お風呂で髪を洗い、
その後セットまでってしてほしかった
そう彼の職業は美容師
しかし彼は
「髪を洗うためのシャンプー台はないからなぁ」

いやいや

タダで完璧を求めてないから
プロに髪を触ってほしいだけだよ

なんとかお願いをし髪を洗ってもらった

そして最後は・・・

この日のデートはマナトの気になる部分が垣間みれたが

ホテルでも無事に致すこともでき
次のデートもするだろうと思っていた

お決まりの娘へのお土産ももらった
今回は彼の地元の特産品でつくった
ジュースとグミ
ありがたいけどなんていって渡そうか
この愛の形になかなか慣れない

致した後なのにお別れのキスはなかった
次のデートの約束もしない
あれ、おかしいぞ

その予感は的中
別れた後、彼からLINEがきた

「ゆうかさんにはもっといい人がいると思うので
もう会うのはやめます」

私にいい人がいるかどうかは私が決める

理由はわからないが
私が嫌ならそうはっきりいってくれればいいのに

完璧主義でプライドが高い男だったのかもしれない

いろいろな気持ちが込み上げていたが

「マナトにもいい人見つかるといいね」

そう返信をして
彼とのやりとりは終わった