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写真撮影アドバイスの実例

LINE、友達から写真が送られて来ました。

最初に送られてきた写真達

上の3枚の写真の後に、上手く撮れない、とメッセージが来たので、「もう半歩前に出て、前のめりの姿勢で撮ってみればどうかな?」とメッセージを返したら、

半歩前に出て、前のめりで撮った写真

上の写真が送られてきたので、今度は「背を伸ばして撮ってみたらどうかな?」とメッセージを返しました。

背伸びした写真2枚

どうして半歩前なのか、写真の四隅が決まっていなかったからです。送られてきた写真を見て、これだったら半歩程度だな、と(ロバート・キャパ的写真術)。
前のめり=猫背で撮ってみれば、というのは、写真の重心を下げて、見ることに注力するのと、画面上の空の入り方が中途半端だったからです。一度、空を画面から切ってみる、すると、画面は安定したけれど、暗くなったので、次は背伸びして撮ってみたら、と提案しました。

前のめりの暗めと、背伸びした明るめ、どちらの写真が良いのか、友達に聞いてみたら、明るめが良い、と言うので、背伸びして撮る時にカメラを少しだけ下に傾けて、白い空の入れ方を気にした方がいい、とだけ付け加えました。

アドバイス後の写真達

その後、立て続けに5枚の写真。明るくなって、構図も立っていて、尚且つ、引きも効いています。現状、これ以上の写真は撮れないだろう、と感じたので、完璧。

森なだけにモリモリで、天気良く、日に浴びて、深呼吸をすれば良いのです。まず、自然を体内に入れて、森を感じる。森という全体環境に自身を馴染ませる。
目で見るのと、目に入るのと、同時に写真で写す、目に写り込む森羅万象を、もう一度、自身の目で見る、写真フィードバック。
写真を撮るのは、姿勢、そこからの態度と入射角(入り方)、呼吸の吐き方(出し方)、また、身長や脚の力の入れ具合、脚の裏、肩の力は抜いて、直感で射抜けば良いのです。

ベストショット2枚

今回の友達の11枚の写真、ベストチョイスをするならば、この2枚で、友達的には下の写真を選ぶと思われます。上の茶色い土の写真は、私的に岸田劉生さんの風景絵画を彷彿とさせて、渋い。
下の写真は上向きで撮っていて、空が青く、緑とピンク色の花びらの映え方が気分上々、幸福感があります。

久しぶりに写真撮影のアドバイスを人様に行って、勘が良ければ、3つぐらいの簡単なアドバイスで事足りるな、と改めて感じました。

モリモリ。

※今回の写真引用など、当人に許可を得ています。

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