私のライティング学習

先日Xで少し書いた、私のライティング学習のまとめを書きます🪴

大前提として、私が個人的にそう思っているだけであり効果的な学習方法はその人のレベルや目的に応じてそれぞれ。
基本的に私が note で書くことは「持論」ベースです。
note 内で文脈上断定的な書き方があったとしても、あくまで「私が」強くそう思っているだけです🙆‍♀️

また別の前提情報として、

  • ここで書くのは「自分の実力を試験で効果的に発揮させること」が主な目的のトレーニング

  • 根本的なライティング力向上には豊富な単語・文法知識の獲得が絶対不可欠

  • より自然で洗練された英文を書けるようになるには、ネイティブやプロの指導が最も効果的

上記踏まえた上で、ここから書くのは今から初めても今週末の英検で効果を発揮するかなーとは考えてます🙆‍♀️では始まり始まり。

STEP 1

まずトピックに対して、(特に英検の場合は)3つの鍵となるアイデアを淡々と出していきます。
基本的に英語試験では(またはディベートなどでも)異なる観点から理由を説明できた方が得点が高いため、似ている観点ではなく別の視点から考えることがポイント。

下記、トピックは著作権を考慮しぼかしてありますが英検の過去問の一例です。

30秒ほど考えアイデアが出ない場合は知識が不足しているので、日本語で良いのでそのトピックについて調べてみましょう🙆‍♀️
もちろん長期的な学習としては、英語でさまざまな記事を読むのが効果的です。

これは「各トピック1回やったら終わりだよ」ではなく、フラッシュカードで淡々と学習する時のように、何度も繰り返し瞬発的に3つ出てくる、状態を繰り返すことが重要です。
その意味では単調にもなりがちなので、機会があれば他人と行ったり、オンライン英会話などでこの部分だけを切り取ってゲーム感覚で行ってもいいですね。

このトレーニングを20-30くらいのトピックで実施しておくと、ライティングの試験で意見が出てこないということは無くなるはずです、よほどトリッキーなお題でなければ🙆‍♀️

若干話がそれますが、日頃から「特定の話題に対して常にメリット・デメリットを複数考える」という視点を持っておくと、このアイデア出しがほぼ無敵になります。
英語よりは思考法のお話しかもですが、スピーキングでも大いに役に立ちますので慣れておくと損はないです。

私はここを学生時代に結構やったので、それなりに得意です。
是非今度私に会った方はどんな些細なトピックでも良いのでメリット・デメリット問いてみてください、try me!

STEP 2

STEP 2はアイデアの深掘りです。上記で考えたアイデアを「英作文の形式に沿って」「論理的に」「かつシンプルに」深掘りしていきます。

まずは例をお見せします。
トピック:インターネットの利点の方が多い? → no

  • fake news

    • ネットのせいで、fakes news がより広がる

    • fakes news の広がりは、社会のメディアの信頼度なども下げる

    • 周りへの不信感の高さは、社会的分断などにも繋がる

  • damage to creativity

    • ネットの過剰利用は、creativity によくない

    • 日々触れる情報が多すぎるせいで、考える力が不足している

    • より情報が抑えられれば、人々の creativity はより高くなっていただろう

  • mental health

    • ネットの利用は精神面にも影響を与える

    • 悲惨なニュースに触れることで起きる〜病はその典型例である

    • そうしたひどい精神病は最悪の場合、死につながる場合もある

基本的には3行でまとめるのが書きやすい・まとめやすいかと思います。
ここでのポイント①は各項目を必要以上に詳細に書かないことです。
英語にする際にその細かい表現が気になる、本線から脱してしまうことがよくあります。

ポイント②は、この時点で自身で曖昧箇所は全て省く・考え直すこと。
ここで迷いがあると、その後良いエッセイは書けません。

基本的には、下記のようなフォーマットで頭の中で考えています。

  • A、つまりB

  • A、その理由はB

  • A、その結果Bになる

  • A、その例がB

時制や程度の違いはあれど、基本的には各センテンスが上記のどれかに属しているかと思います。*トピックセンテンスは A = 主張のみの場合もあり

また、この STEP 2 の時点で「比較級」「仮定法」のような文法を使うことを意識してアイデアを考えておくことも非常に🙆‍♀️

「過去一点の話」「ここまで/これからの話」と時制にも幅を設けることで文法ポイントアップです。

はい、一旦ここまでが STEP 2です。
私はライティングを教える際には、受講生の方のレベルや目標に応じてこのトレーニングをよく使います。

もちろんこれだけでは単なる論理力 (?) トレーニングなので、英語圏の文化的な側面や日本文化・思考との対比を加えますが🙆‍♀️

STEP 3

こちらは STEP 2 の各理由の1つ目を、英語にしていくトレーニングです。
ここではまずはさくっと自分なりに書いてみた後、辞書や最近ではChatGPTなど、さまざまな手段を使って英語を洗練させていきます。*洗練のさせ方は割愛

ではこちらもまずは例をどうぞ。

  • fake news

    • In this digitally-connected world, the internet has enabled fake news and lies to proliferate rapidly and widely on an unprecedented scale.

  • damage to creativity

    • Excessive use of the internet has also had pernicious effects on users’ creativity.

  • mental health

    • Finally, the internet is undermining citizens’ mental health, especially among young people who are most susceptible and vulnerable to surrounding environments.

ここで初めて (?) 詳細情報が入っていきます。最初とか、シンプルに書けば
The internet has enabled fakes news to proliferate. だけですが、in this digitally-connected world とか, rapidly and widely で速さ・広さを示したり、 on an unprecedented scale で規模を加えたりしてますね。citizens って書いておいて後から young people と具体的にしたり。

このように「詳細に書くことを後回し」にしておくことで、本筋がぶれにくくなります。まずは STEP 2 のように「骨格」を完成させてからその後を書いていくようにしましょう。

えーと、大変恐縮ですが書くのに疲れてきました😇
本日はここまで!と言いたいところですが、今回は珍しく良いところまで来ているので書き切ります。

というのもここまでの STEP が非常に大事で、その後は強いてあげるのであれば
STEP 4 理由の残りも英語にする
STEP 5 イントロ・コンクルージョンを考える
とかだけなのです。

ただ何故ここを浅く書いたかというと、個人的には「時間を書けて丸々1本のエッセイを完成させる」よりも、「同じ時間で上記のトレーニングを数トピック分」やった方が汎用性高い英語を集中的に取り入れられるから。

最後に例をお見せする上記の英作文では Mean World Syndrome っている症候群を例で使っているんです。
こんな限定的な症状(とその説明)、直近の試験で使うかと言われたら多分使わないなって私は思っちゃいます😇

一方で、〜が精神的健康に悪影響だとか、creativity が下がるとか、いろんなトピックで使えるんですよね。そんなこともあり最後は控えめでした、ちゃんちゃん。

はい、一旦ここまでで終了なのですが、これを読んでいただいたことで読者のかたが「自分のやり方間違ったな」と感じてしまうのは絶対に避けたいため、改めて書いておきますが、こちらはあくまで「私が私のために実践している」「状況に応じて人に伝えている」トレーニングです。

これ以外の方法が間違っている・非効率だ、などという含意は一切ございませんのでご理解ください🙏

上記 STEP 1-3 までありますが、基本的に私は新しいライティングの参考書を買ったときはまず STEP 1 を全トピックやります。

そこから時間を見つけて STEP 2-3 をやり、時折全エッセイを書いてみよう!といった具合です。めでたしめでたし。

一応最後おまけで、例で見せたエッセイを全て載せておきます🙆‍♀️

自身での添削は行なっていますが、ネイティブチェックなどはしていないこと予めご理解ください。

トピック:インターネットって長所の方が多いの?

It cannot be argued that the advantages of the Internet outweigh its drawbacks because it has greatly facilitated the spread of misinformation and disinformation, diminished creative thinking among users, and posed a serious threat to mental well-being, all of which can lead to dire consequences for humanity.

In this digitally-connected world, the internet has enabled fake news and lies to proliferate rapidly and widely on an unprecedented scale. Such a proliferation of unreliable information on various channels is detrimental to the public’s trust in the media, potentially leading to societal divisions and misinformed public opinions.

Excessive use of the internet has also had pernicious effects on users’ creativity. Inundated with constant information, users are losing quality time to ruminate on their own ideas, the foundation for nurturing creativity and original thinking. Without this constant influx of unwanted thoughts, people could have been more creatively and artistically inspired, which has far-reaching positive implications on society as a whole.

Finally, the internet is undermining citizens’ mental health, especially among young people who are most susceptible and vulnerable to surrounding environments. Mean World Syndrome, with which individuals unreasonably consider the world as more dangerous than it is, is a case in point. Those who are constantly exposed to tragic events through media are likely to sustain such a degenerative mental condition, which can result in life-threatening consequences.

In conclusion, although it is true that the internet has brought numerous benefits, exemplified by heightened accessibility to information, the dissemination of erroneous information, undermined creativity, and the grave psychological implications strongly suggest that the disadvantages of the internet far outweigh its advantages.



おまけ:機会があれば、上記をもとにしたライティング勉強会とかやりたいですね☺️
アイデア出しは1人より大勢の方が楽しいので

気になる方はどこかでいつかコメントください🙆‍♀️

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