陽キャとパーソナライズとnote
港区在住、女性メディア編集者、肩書きだけはキラキラ、くたびれた会社員Yです。
この週末はキャンプに行ってきて、現在、帰りの車中です。
noteは苦手意識があったけど、やってみようと思った理由が、このキャンプとシンクロしていたので、くたびれた会社員のキャンプ事情をもって、初回noteを。
陽キャとのキャンプ
今回は職場の仲間たち3人とキャンプ。
キャンプは興味があったので、二つ返事でOKしたものの、大きな不安がひとつ…。
今回キャンプをする3人は、職場じゃなければ、仲良くならなかったであろう属性の人たち。
簡単に言ってしまえば「陽キャ」だった。
対して、完全なる「陰キャ」の私。
彼らがクラブで踊っている間、私は一人でストカンを飲みながらオモコロを読んでいるし、彼らが仲間とリゾートに行っている間、私は一人で田舎のB級スポットに行っている。
職場で付き合ううちに仲良くなったものの、全く違う属性の彼らと、プライベートで2日間も一緒にいられるのか…?
六本木のクラブな車内
その不安は、レンタカーで出発して5分後に的中。
車内でかかる音楽は、案の定、六本木のクラブでかかっているようなダンスミュージックだった。
なんとかわかる邦楽がかかった!と思ったらWANIMAやKEYTALK。
彼らは完全に「陽」の人間だった。
普段、暗い部屋で一人、大森靖子を聴いてシクシクしている私とは相容れないことがビシビシ伝わってくる音楽チョイス。
WANIMAを口ずさむ彼らを見ながら、張り付いた笑顔で「ソロキャン」をググった。この調子で、2日間か…。
……最高に楽しかった
と、無事2日間を終え、現在、帰りの車内でnoteを書いている。
(車内では相変わらずWANIMAが流れていて、隣の人はtiktokを見て笑っている。)
結論、めちゃくちゃに楽しい2日間で、また8月に同じメンバーでキャンプに行くことになった。
そして悔しいかな、多くの楽しかったことは、彼らがいなければ、私はきっと経験しなかったことだった。
例えば…
・焚き火を囲んでラテン系の音楽で踊る。
・道中にあったトランポリンで飛び跳ねる。
・絶景温泉(混浴)に入る。
・公園の滑り台を全力で滑る。
・tiktokの面白動画で爆笑する。
・WANIMAの「やってみよう」を合唱する。
私と似たような仲間たちと、キャンプに行っていたら、きっとこれらは起きなかった。
陽キャとのキャンプはレコメンドされない
情報がパーソナライズされていく時代。私が欲しいもの、みたいもの、知りたいものは、スマホが教えてくれる。
インスタでおすすめされた場所に行き、ツイッターでフォローしている人のRTから記事を読み、アマゾンでおすすめされたものを買う。
それで満足していていいの…?
まだまだ小さな私の世界を種にして集めた情報で本当に十分なのか…?
いずれにせよ、陽キャたちとのキャンプは、私のスマホはレコメンドしてくれない。
note = 陽キャたちとのキャンプ
これまで、嫌なこと、苦手なことは避けて生きようと思っていた。
でも、そうして確実に自分にピッタリの合うことばかり選ぶことは、陽キャたちとのキャンプのような、最高に楽しいことに出会える可能性を低くしているかもしれない。
だから、今はパーソナライズの外にあるもの(嫌いなこと、苦手なこと、興味のないこと)を実験的にしていく期間にしたい。
noteはまさにその一つ。
自分のことを話すのは苦手だし、それでスベるのも嫌だから、これまでnoteはやらない選択をしていた。
でも、やってみたら意外な楽しさがあるかもしれないから、チャレンジしてみる。
陽キャたちとのキャンプみたいに。