【お礼とご報告】PR Tableが「エピソード2」に突入するというので、ここらでクランクアップすることにしました

みなさん、『スターウォーズ』という映画をご存知でしょうか。宇宙でいろんな人が平和のために戦うお話です。

申し訳ないのだけど、わたしは全然、SF・宇宙ものに興味がありません。そんなわたしが30代にしてはじめてこの映画を見たのは、「PR Table」という会社が原因……いや、きっかけでした。

こんな人たちです。

▲注:スリーピース・ロックバンドじゃありませんよ

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なにしろ、経営メンバーとのミーティングで出てくるたとえ話が、けっこうな確率でスターウォーズ。

どうも暗黒面とやらに落ちると危険だ、ということはなんとなくわかったのですが、イマイチ、いつもそれ以上の理解に至りません。

仕方なくエピソード1から順番に、シリーズを粛々と追いました。とても長かったです。


エピソード1-1:新たなる出会い

そのスターウォーズ……ではなく、PR Table社としての「エピソード1」が幕を開けてまだ間もない2015年の夏。わたしは創業メンバーのひとり、大堀航さんと出会いました。

当時のわたしは、独立して3年目のフリーライターでした。イケてるWebメディアでばんばん記事をバズらせたり、ブックライターとして書籍をがんがん作ったりしている同業者を横目で見ながら、「いやー、企業の中でライターが役に立てること、もっとあるはずなんだけど……」という思いを抱えて、ひとり悶々と仕事をしていた時期ですね。

▲詳しい経緯は、このストーリーを読んでね

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「企業の中には、語るべきストーリーが眠っている」——その、たった一点に向かう共感。

PRが “ Public Relations(=社会との関係構築)”という意味だったことすら知らなかったし、「PR業界?  なんかキラキラしててすごい! 怖い!」程度の認識しかなかったけれど、同じ課題意識をもった人と出会えて、すごくうれしかったことを今でも覚えています。

だからその年の9月、「企業や団体のストーリーを掘り起こしてカタチにする、新サービスやるぜ!」というコミュニティへの投稿を目にしたときも、一切迷うことなく参加を決めました。

▲実際のコミュニティ掲示板でのやり取り。募集告知の投稿から30分後、挙手第一号ライターでした(2015/9/15)


▲関わりはじめたばかりの頃のつぶやき。まだどこか、他人行儀ですね(2015/10/26)

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エピソード1-2:しがないライターの逆襲

企業がストーリーを発信できるしくみをつくる。しかも事業化し、スケールさせることを目指している。

創業メンバーの目に宿る本気をみて、わたしがPR Tableに深入りするようになるまで、それほど時間はかかりませんでした。

▲2016年以降は、ライターではなく編集者として活動するように(2016/10/26)


当初のPR Tableの事業モデルは編プロ的な側面が大きく、わたしはいろいろな企業のストーリーをつくる、制作代行(編集)をメインで担当。

さらには編集ガイドラインを作成したり、制作フローを整えたり。ストーリーづくり以外の部分にも、どんどん携わるようになっていきました。

▲いや本当、このプロダクトにはメンバーの思いが詰まってるんです。ちなみに2018年現在、これまでずっとメンバー同士で話していた機能が続々と実装されています。初期サービス試行錯誤時代を知っている身としてはマジで感慨深い。企業のみなさん、ぜひ使ってみてください!


▲社員ではないにもかかわらず、PR Table社のストーリールームにもちゃっかり登場(2017/5/2)

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そういえば、「そんなに共感してるなら、なんで社員にならなかったの?」と、これまで、何度も聞かれてきました。

どんなに関係性が深くなっても、あえてずっと「フリーランスとしての契約」を選択してきたんですよね。

ひとつには自分の性格的な問題がありましたが、もうひとつには、「フリーランスのライターとして、何かしらの結果、爪痕を残したい」という、半ば意地のようなものもあったかもしれません。今思えば、なのですが。


エピソード1-3:エディター・メナス

大きな節目がおとずれたのは、2017年の夏。

ストーリー制作を任せられるメンバーが増えたため、わたしは事業から離れ、今度はブランディング関連の仕事へと移行することになりました。

それが「PR Table Community」の活動です。

しかしわたしにとって、本当に大変だったのはここからでした。

わたしは「冷蔵庫の中に今あるものをうまく調理する」ことは得意だったけれど、「さぁ、素材を探して新しい料理をつくっていこう!」という性質の仕事はあまり経験がなかったからです。

▲新たな自分のミッションに戸惑い、走る方向を見失いつつも、さまざまなPRパーソンのみなさんへインタビューし、記事づくりを開始(2017/12/4)


さらにはチームのマネジメント的なことや、ボランティアコミュニティの運営、イベントの企画運営など、はじめて足を踏み入れたことも多々ありました。完全なる暗中模索の時期。

イベントのひとコマ。もう「エディター」の肩書きをまったく意識しなくなっていた頃(2018/7/13)

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PR Tableの事業にコミットしていきたい気持ちはずっと変わらなかったけれど、正直、もう私はもう役に立たないかもと、途中離脱を考えたことも数知れず……。

半分フリーランスの仕事をしながら、ハーフコミットで成長フェーズど真ん中のスタートアップに関わる限界も感じていました。

まさか10年以上のキャリアを積んだこの歳で、人前で悔し涙を流すことになるなんて思わなかったからな。ほんとに。


エピソード1-4:チームの覚醒

しかし、時が経つのは早いものです。

どうにかこうにかゴールを目指して息も絶え絶え漂っていると、ふと気づけば「PR Table:エピソード1」も、終盤のクライマックスに突入しかけていました。

2018年、「PR Table Community」の集大成と位置付けられていたのは、PR領域では日本初となる大規模カンファレンスの開催。

そんなカンファレンスが間近にせまりつつあった2018年夏ごろから、一気に、社内の空気が変わりはじめました。

優秀なメンバーが続々と増え、会社のモードが完全にギアチェンジ。それはもう、「あ、スタートアップのステージってこういう風に変化していくのか」と驚くほどに。


そして……。


▲「PR3.0 Conference」当日のようす。創業メンバーが壇上に立っている姿をみて、ちょっと泣きそうになっていたのは内緒です(2018/11/27)


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エピソード1が終盤にむかう日々の中で、わたしは自問自答を繰り返していました。

「お前は次回作でも、さらに猛ダッシュができるんか? うん?」

初期から事業に携わってきた身としては、まさに「エピソード2」に突入していかんとするこの新しいチームの勢いを、一瞬でも止めたくありませんでした。

今までの関係性のうえにあぐらをかいて居座ったり、無意識にエピソード1をひきずって足を引っ張ったりするのは、本当にイヤだった。

何より、わたしが「伴走」なんてしなくても、完全フルコミットで全力疾走できるメンバーが集いはじめていたから。

▲ いやあ、本当に増えたよね! 人!


「エピソード2」以降は、彼・彼女らが主役となって、どんどん斬新で新しいストーリーを描き、実現していってくれるはず。

▲「我こそは!」という方、今からでも遅くないですよ。むしろオーディションの本番はきっとこれから


だから……勝手ながら、わたしはここらで一足先に、「PR Table」というストーリーからクランクアップすることにしました。

2018年12月をもって、わたくし大島は、PR Tableのすべてのプロジェクトから離れます。お世話になったみなさま、本当にありがとうございました!

今後はいちオーディエンスとして、PR Tableのつむぐストーリーを、ハラハラドキドキしながら見守っていこうと思います。



「で、半分仕事がなくなったお前は何をやるんだ?」

と、いいますと。実は今年の夏、彼らに触発されてうっかり自分の会社なぞを立ち上げてしまったため、当面はこちらに専念する予定です。

同じく“PR(Public Relations)をアップデートする”をひそかなテーマにしつつも、わたしはマイペースに、またちがう舞台をつくっていこうと思います。

ちなみに、新しく考えている長期伴走型の広報サポートサービスへと移行すべく、収入の大半を占めていたライター仕事の受付をすべて停止してしまったため、まあまあ切実に営業活動中です。(仕事ください)

▲「あ、それうちのことじゃね?」と思われた企業の方、 お問い合わせお待ちしております


PR Tableに出会わなかったら、わたしは3年前と変わらず、普通にいまもフリーライターやってたと思います。法人化なんて頭をよぎることすらなかったでしょう。だから大変なこともあったけど、振り返ってみれば感謝しかない。

▲この新しいチャレンジも、そもそものきっかけはPR Table Communityを通した出会いなんです。ほんとに感謝しかない(2018/12/27)


Special Thanks!

さて、いろいろ振り返っていたらすっかり長くなりました。

最後になりますが、PR Tableの仕事を通して出会い、いろいろとお世話になった関係者のみなさま、本当にありがとうございました!

ストーリー制作やCommunityの活動でずーっとご一緒してきた、ライターさんやカメラマンさん、書き起こしスタッフのみなさん。編集者としては至らない点が多すぎて反省しかないのですが、みなさんを抜きにしてわたしの仕事は1ミリだって成り立ちませんでした。今までたくさん、たくさんお世話になりました。これからもPR Tableをよろしくお願いします!

PR Table Communityの活動にご協力いただいた方々。PRパーソンとして第一線で活躍しているみなさまとの出会い、そして交わした言葉の数々が、わたしに次のステージへ進む勇気をくれました。心から感謝しています。

PR Tableメンバーのみんな。わたしは長いことフリーランスでひとりぽつんと仕事するのが当たり前だったので、仲間ができ、チームで仕事できてうれしかった。高い理想に向かって全力疾走していくからには、今まで以上に困難なハードルにぶつかることもあると思います。ガムシャラに走りつつも、健康にだけは気をつけて……!  これからも、引き続き仲良くしてね。あとは頼んだ!

大堀航さんと海さん。どんなに壁にぶつかっても志を貫きつづける姿勢、いつも尊敬していました。掲げたビジョンのもとにこうして仲間が集い、大きなうねりが生まれていくのを間近で体感できたのは本当に貴重な経験になりました。創業者として、きっとこれまで誰よりも苦しい場面をたくさん経験してきたと思います。でも、「PR Table」をずっとあきらめないでいてくれてありがとう。これからも変わらず、応援しています。

そして最後に、長らくいちばん近くで仕事してきた菅原さん。振り返ってみると、本当に、ほんとーーーにいろんなことがありましたね。なんちゅう濃い3年だったんだ、と思います。コトに向かうため、大義のためとわかっていても、その剛腕ぶりをもろに受けて「こんにゃろう」と思った回数もぶっちゃけ数知れませんでしたが(笑)、その並外れた実行力と推進力、Public Relationsのセンスにはいつも舌を巻いていました。いろいろと力及ばずでごめんね。今までありがとう。


これから別々の道を行くとはいえ志は変わらず、いつかまたお互いの道が交差することもあるでしょう。

そうだなぁ。願わくば「エピソード7」くらいでちゃっかりレアキャラとして再登場し、若手メンバーに「PR Tableにはこんな歴史があってだね」などと語り出してうざがられたいです。

では、いつかまた、どこかで。


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最後まで読んでくださってありがとうございます!

o(^▽^)o わーい
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大島 悠

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