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推しジャンル「自室」のリストづくり

最近ひたすら自室にあるモノの見直しをしている。毎週末今日はどこに手をつけようかと手を付けたい場所リストと手帳のバーチカルページを見る(気を抜くと一日ぼけっとすぎるので週末だけバーチカルを使っている。ぼんやりな週末もいいが今はやりたいことがたくさんある)。そんな週末を送っている。週末にやりきれずどこかで有給とれないかなんて考える始末だ。基本有給は推してる何かに費やすのでこれはもう推しジャンル「自室」状態。

前々から所有数がちょっと多すぎるのでは?とか好みが変わったのでは?と薄々気がついていたものの、今日しか行けない催し、封切りになった映画、公開の始まった美術展を優先させていた結果、毎年のやりたいことリストに「お気に入りのものに囲まれて暮らす」と書いては何年も持ち越している(この前整理してたときに見つけた10年くらい前の手帳にもそう書いてあって未だできてないことに自分でもちょっと引いた)。

昨年2019年は劇的に前進した『「ちゃんとしなきゃ!」をやめて二度と散らからない部屋になりました』に出会い、片付けの最中に途方に暮れることがなくなった。

引っ越しというどうにもならない期限もあった。

なので、昔に比べたらかなりお気に入りの物が多い。しかし厳選して持ってきたはずが半年たって見返してみると使う見込みだったのに使わなかったもの、この半年で気持ちが変わったものなどある。もちろん変わらず大好きで取り出して眺めたり使ったりしては幸せになっているものもある。

時間があればこのあたり見直したいと年明けくらいに書き留めておいたリストやこういう分類で箱にいれよう、棚にいれようと書き出していたメモを見ながら文具だけを入れてる箱を開け見直し、本棚を見直し、今自分の好きなものは何か書き出し、よし、今週の休みはここに手をつけるぞと作業を始める。作業中に気づいた自分の傾向もメモしてたり、なんで持っていたいかの理由を言語化してみるのも面白い。そうすると次の見直しのときの参考や基準になることもある。思考のショートカットみたいなものだ。手放すのはしんどいときもあるけれど、残ったものを見ると好きを煮詰めたもので、見るだけでも楽しいし、後日使うたびにごきげんになる。

この現象について、探すストレスがないからか、本のおかげで片付け中に途方にくれることがなくなったからか、はたまた出かけられないとか自粛とか考えると気が滅入るけど、今こそ積年の「お気に入りのもので暮らすを実践してる」と思うと興奮するからだろうかなんて考えていた。

そんな折ふと本棚にあった&Premiumのひとり時間特集を読み返すとすっかり記憶から抜けてたことが載っていた。

精神科医の春日武彦さんのインタビュー中にあった

人間の一番の楽しみは、ものごとを分類いすることなのだという説があります。
分類するためには、いろいろと心にひかかってくるものを集めなければならない。それがリスト化であり、その集めたものを分類することで、自分が見えてくるのだ。

そうかこれはそもそも楽しい行為だったのか。今までは量が多すぎたり、軸がなくて分類するにも困っていたけれど自分が把握できる量になってくるとそれはこんなに楽しいことなのか。

ちなみにインタビューの中ではひとり時間の過ごし方でリスト作りもすすめていた。

特にやることがなければ、リスト作りがお勧め。
リストを作るためには、自分の生活をいろいろと振り返らなければならない。そういう意味で、ひとりになって静かに自分の生活を見つめ直すことで、これ、やってみようかな、という事柄と出会いやすくなる。一度にリストアップする必要はなくて、ふとおもいついたときに書き足していくのでもいいと思います

確かにリスト作りは面白い。TODOだけでなく、気になる本のリスト、目的別のカバンの中身リストなんてのもよく作っているけれど心弾む。今のモノの見直しもいきなり手を付けるのではなく、自分の基準、作戦などをリスト化してから取り組んでいる。これが準備運動みたいなものになっているのかもしれない。

リストといえばこの本を思い出す。久しぶりに読み返したい。

そんなわけで最近せっせと自室にあるモノの見直しをしているわけだけど、総量変わってなくても置き方変えたら自室を見た家族から「モノ減らした?すっきりしてる」と言われたり、日々の出し入れを通して使いやすい収納を考えたり、そのうち全自分の持ち物リストも作ってみたい。考えただけでわくわくする。ジャンル「自室」楽しいなぁ。

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