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【解説】ハイパーオートメーションについて

業務プロセスの効率化・高度化は、従来のRPAに代表されるような個別最適の自動化から、より広範囲な業務の自動化を実現するハイパーオートメーションの実現に移行しています。

今回はハイパーオートメーションについて解説したいと思います。


ハイパーオートメーションとは

RPA、ローコード/ノーコード、AI等のデジタル技術を結合し、より広範囲な業務自動化を実現することをハイパーオートメーションと呼びます。

ハイパーオートメーションの実現には、SaaSやオンプレミスのシステムを相互に連けする必要があるため、iPaaSというクラウドベースの連携プラットフォームを使用します。

IPaaSを使用することでオンプレミスとSaaS、またはSaaS同士の連携を可能とします。

ハイパーオートメーションにより何が実現できるのか

RPA、ローコード/ノーコード、AI等のデジタル技術はそれぞれが独立したシステムであり、個別に作業を自動化・効率化することはできても、システム間の作業は人間が介在しないと実行できませんでした。ハイパーオートメーションを実現することにより、人間が極力介在せずとも全自動で複数のシステムを実行できるようになり、より高レベルの業務効率化・省力化が達成できます。

ハイパーオートメーションを実現するために必要なもの

ハイパーオートメーションを実現するためには、システム同士のデータ連携を実現するiPaaSの導入が必要です。また、業務プロセスに沿った複数システムの自動実行(オーケストレーション)の設計図を作成する必要があります。

一般的に、業務プロセスの設計図はBPMN2.0で作成します。BPMN2.0には業務プロセスに沿ってシステムを自動実行できる仕様が組み込まれているため、BPMN2.0で業務プロセスフローを作成することでハイパーオートメーションの設計図を作成することができます。

BPMN2.0についての解説はこちらの記事で行っています。

ハイパーオートメーションを実現数機能がすべて搭載されている、iGrafx Process360 Liveはこちら記事をご覧ください。

技術の進化により、従来とは比較にならないほど広範囲・高度な自動化が実現できるようになりました。このためより全体を俯瞰的捉えて最適化を目指す必要性が高まって来たと言えます。全体最適のためには自分たちの事業がどのように運営されているかを把握することが必要です。これまで以上に業務プロセス可視化の重要性が高まっていると言えるでしょう。

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